西武鉄道とJR東日本は5日、鉄道技術分野で連携する覚書を9月28日にかわしたと発表した。新しい技術を取り入れる際に仕様を共通化するなど、車両やホームドアといった設備導入の効率化や開発コスト抑制に取り組むことで運行業務を効率化する。JR東は無線式列車制御システ
地方鉄道を中心に運転士の確保が難しくなっているとして、国土交通省は鉄道で自動運転を導入する際の指針を初めてまとめました。踏切のある一般的な路線も想定し、運転士ではない係員が車両先頭部に乗務する日本独自の規格や技術的要件を示しています。 国土交通省は、人口減少などを背景に運転士の確保が難しくなり、経営が厳しい地方鉄道で深刻な問題となっているとして、一般的な路線への自動運転の導入を視野に検討会で議論してきました。 その結果、運転士が乗務する時と同等以上の安全性の確保を基本とした上で、鉄道での自動運転の導入に必要な技術的な要件を盛り込んだ初めての指針をまとめ、13日に公表しました。 この中では、運転士が乗務しない自動運転のレベルの高いものから順に、 ▼係員が誰も乗らない段階、 ▼避難誘導などのための係員が乗務する段階、 ▼係員が列車の先頭部に乗務する段階の3つを示しています。 3つ目は日本独自の
――さまざまな分野でデジタル技術の活用が進んできた 「新型コロナウイルス禍による利用者の減少や生活様式の変化などが顕在化している。これに対し、東京地下鉄(東京メトロ)では『安心な空間』『パーソナライズド(一人一人に最適なサービス)』『デジタル』〟という3つのキーワードを軸に施策を進めている。デジタル技術の活用で、利用者サービスの向上や業務効率化を進めることは喫緊の課題だ」 ――施設の維持管理や保守の分野で積極的に導入している 「現場にタブレット端末を配備することでトンネルの点検データ入力を効率化し、補修の優先度把握や補修計画立案なども短期間で行えるようになった。既にドローン(小型無人機)を導入しているが、地下でも自動飛行できるタイプも開発し、点検業務の高度化、効率化を進めていく。将来的にはこうした技術を活用した外部へのソリューション事業なども考えていきたい。自社の技術者が独自に技術やノウハ
JR東海は、引退した新幹線の車両のアルミを再び新幹線に使える品質に再利用する技術を開発しました。鉄道業界では、資源を再利用して環境への負荷を抑えようという取り組みが広がっています。 JR東海は、去年3月に引退した新幹線「700系」の車両に使われているアルミを、再び新幹線に使える強度を保って再資源化する技術を開発しました。 これまでは塗料が付着していたりボルトなどの不純物が混ざっていたりするため、再利用の段階で品質が落ちることが課題でした。 そこで、アルミを細かく縦横20センチほどの四角形に裁断して、塗料やボルトを取り除いてから高温で溶かすことで品質を保つ技術を開発し、特許を取得したということです。 再生されたアルミは、当面、駅や店舗の建築資材として利用し、将来的には再び新幹線の車両に利用することを検討しています。 新幹線の車両1両からは、およそ4トンのアルミを再利用でき、同じ量のアルミを製
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報道関係の皆様からのお問い合わせはこちら掲載されている内容はすべて発表日当時のものです。その後予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。 島津製作所は、4月20日にかねてより開発を進めていた「新型コロナウイルス検出試薬キット」を発売いたします。当面は国内のみの販売となりますが、5月以降の海外輸出も視野に入れて準備を進めてまいります。 現状の遺伝子増幅法(PCR法)による新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検出では、鼻咽頭拭い液などの試料(検体)からRNAを抽出して精製する煩雑な作業が必要です。これが多数の試料を迅速に検査する際の妨げになってきました。本キットの使用によってRNAの抽出・精製工程が省けるため、検査に要する人手を大幅に削減でき、かつ2時間以上かかっていたPCR検査の全工程を従来の半分である約1時間に短縮できます。96検体用PCR装置を用いて、96検
JR東海は5日、新幹線の架線に氷や霜が付着する「着氷霜」を検知し、自動で加速を制限してパンタグラフの損傷を防ぐ技術を開発したと発表した。今月から東海道新幹線の一部列車で試行し、平成32年度の導入を目指す。 JR東海によると、東海道新幹線では冬季、米原-京都間を中心に架線に着氷霜が発生。通過時に架線の下部に付いた氷や霜により、パンタグラフが一時的に離れて放電や火花が生じ、パンタグラフが損傷する可能性があるという。 新技術では、パンタグラフ付近に電流センサーとカメラを設置し、着氷霜を検知すると車両が自動的に加速を制限。これまでは始発前に作業員が目視で着氷霜を確認し、運転士が手動でその区間の加速を制限していたが、新技術の導入で業務の効率化が期待される。 5日に大阪市内で記者会見した金子慎社長は「パンタグラフの損傷リスクを低減するとともに、列車遅延の短縮にもつながる」と話した。
Twitterに「愚痴」、ブログに「演説」というふうに任務分担して、書き分けることにしたら、ブログへの投稿が激減してしまった。 たしかにTwitterは身辺雑記(とくに身体的不調の泣訴や、パーソナルな伝言のやりとり)にはまことに便利なツールであるけれど、ある程度まとまりのある「オピニオン」を書くには字数が足りない。 わずかな字数でツイストの効いたコメントをするというのも、物書きに必要な技術のひとつではあろうが、「それだけ」が選択的に得手になるのは、あまりよいことではない。 というのは、「寸鉄人を刺す」という俚諺から知られるように、「寸鉄」的コメントは破壊においてその威力を発するからである(「寸鉄人をして手の舞い足の踏むところをしらざらしめる」というような言葉は存在しない)。 何より、一刀両断的コメントは、書いている人間を現物よりも150%ほど賢そうに見せる効能がある。 一刀両断的コメントの
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
震度5弱以上の地震が来る前に発表する気象庁の緊急地震速報が、東日本大震災後に多発する余震で、精度が落ちている。信頼が損なわれているが、それでも3回に1回ほどは的中しており、専門家らは「大きな余震が続く可能性が高い。誤報と思わず身構えてほしい」と呼びかけている。 緊急地震速報は、震源近くの地震計で最初の揺れをとらえ、瞬時に地震の規模や震度を計算、最大震度5弱以上と予測すると速報する。2007年から運用を始め、震災前までは17回のうち10回で確率は58%だった。 ところが、11日の東日本震災後から20日までに速報は36回出たが、実際に震度5弱以上の揺れがあったのは11回で、的中の確率は約30%となっている。システムが同時に複数の地震を想定していないことが原因で、地震の規模や発生場所を誤って計算して速報が出ることがあるという。すぐに改良する予定は無く、地震後の余震がおさまるまで誤報は続く見込
■時速300キロ支える新日鉄八幡製鉄所 来春、全線開通する九州新幹線。JRは新型車両N700系「みずほ」や「さくら」を導入する。最高速度はレールスターを15キロ上回る時速300キロ。この高速走行を陰で支えるのが、新日鉄八幡製鉄所(北九州市戸畑区)製のレールだ。現場を訪ねた。(羽賀和紀) 「高速走行する新幹線にとってレールの品質は安全を支えるカギなんです」。八幡製鉄所の鳥取秀郎・条鋼工場長は言う。 レールがゆがめば、列車が揺れて脱輪の危険性が生じる。車輪との摩擦が増し、レールに傷がついて破損する恐れもある。新幹線の建設を担当する「鉄道・運輸機構」(横浜)は、車輪と接するレール頂上部のゆがみを0・3ミリ以内と規定。米粒ほどの凹凸も許さない厳しさを課している。 そのため八幡製鉄所では、品質管理を請け負う「専門家集団」を工場内に配置。製品調整方(かた)と呼ばれるキャリア20年以上のベテラン
17兆円とされる世界の鉄道市場に技術を採用されるために必要な「国際規格」の取得を進めようと、JR系のシンクタンク、鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)が「鉄道国際規格センター準備室」を発足させた。国内の鉄道市場は飽和状態だが、海外では米オバマ政権が総額80億ドル(約7680億円)の高速鉄道網整備計画を打ち出すなど活況を呈する。日本は技術力が高いだけに、世界市場に乗り遅れないよう必死だ。(森本充) 「乗り心地はとても良かった」。12日に来日した米インディアナ州のダニエルズ知事は、東京−宇都宮間の東北新幹線に乗車した印象について、そう語った。 オバマ政権が掲げる景気対策と環境対策を両立させる「グリーンニューディール政策」の一環として打ち出された高速鉄道計画で、米国各地の関係者が新幹線を視察するために、続々と来日している。15日にはイリノイ州の商務長官が、16日にはウィスコンシン州の知事も来日し
スペースワン(東京都港区、豊田正和社長)は9日、小型ロケット「カイロス」初号機の打ち上げを中止した。警戒区域に船舶が侵入したため。同機には政府の情報収集衛星の一部を代替する「短期打... マイクリップ登録する
2008年12月03日23:30 カテゴリArt 瀬戸大橋と青函トンネルの隠れた価値 以下はよく目にする意見だし、私も反対ではないのだけど.... 「プロジェクトX」という錯覚 - 池田信夫 blog 歴代の視聴率ベストテンには、「瀬戸大橋」や「青函トンネル」が入っている。男たちの「不屈のドラマ」の結果は、本州四国連絡橋公団の4兆円を超える債務と、旅客の通らない長大なトンネルだ。 その一方で、金銭という「見える」部分だけ見て両プロジェクトを「失敗」と言い切ってしまうのには躊躇がある。 まず、どちらもはじめから「人命第一」のおかげで「採算度外視」プロジェクトではなかったか、という点。青函トンネルには洞爺丸事故が、瀬戸大橋には紫雲丸事故がそれぞれ背景としてあった。人命のためなら超法規的措置すら辞さないこの国にあっては、「いくら得した」だけではなく「何人死なずに済んだか」という指標も必要になるの
パンタグラフを下げ、架線から電気供給を受けずに電池だけで走るバッテリートラム=福井県越前市北府2丁目 第9回全国路面電車サミットが福井市などで開かれている。18日には、福井県越前市の福井鉄道西武生駅で、電池で走る「バッテリートラム」の公開実験があり、全国から集まった鉄道愛好家ら約110人が最新技術の乗り心地を体験した。 バッテリートラムは架線からの電気供給を受けずに、リチウムイオン電池などの充電池だけで走る電車。災害などで架線が切れても走行できるのが特徴だが、実用化には電池の改良とコストダウンが課題だ。この日は荻原隆・福井大大学院教授の研究室と企業が共同開発した重さ約150キロのリチウムイオン電池が使われた。試乗した東京都北区の会社員清水孝彰さん(36)は「普通の電車と変わらない。客室に積めるほど電池が小さいのに驚いた」と話した。 サミットは19日まで。
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