大学生活の記念品、卒業アルバムを購入する学生の割合が、女子大は高く、共学は低い傾向にあることが分かった。集合写真のほかスナップ写真を掲載したり、ゼミのページを設けたりと、内容はそれほど違わない。購入率に差が出る背景には、思い出に対する男女の“温度差”などがあるようだ。(小川 晶) 大学の卒業アルバムは希望者が注文する形式が多い。一冊一万-二万円が相場で、学生の実行委員会や大学生協などが発行している。 過去五年間で、平均約八割の学生がアルバムを購入している神戸女学院大。個人写真の撮影にふだん以上のおしゃれをする学生も多く、担当者は「思い出や友情の証しを大切にしているのでは」と話す。東京の聖心女子大は、卒業生全員にアルバムを配布する。「規模が小さいので学生同士の結びつきも強い。希望制にしても、買わない学生はほとんどいないでしょう」と言い切る。 女子大に対し、共学のアルバムへの関心は低調で、購入