地方行脚で小麦を食べ尽くす王侯貴族のように五輪開催国を食い物にすることから「ぼったくり男爵」と異名を取ったIOCのトーマス・バッハ会長。東京の次は札幌をぼったくりのターゲットにするつもりか…(写真:アフロ) 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事が受託収賄容疑で逮捕された汚職事件。その後も次々と明るみに出る五輪をめぐるカネと利権の実態を、「やはり出てきたか」と受け止めた人も少なくないだろう。 【画像】女子パシュート「悲劇の転倒現場」にいたバッハ会長のヒドい反応 髙橋元理事の逮捕は、札幌市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピック招致に対する札幌市民の賛否にも当然、影響を及ぼさないはずはない。 「影響は大きいと思います」 北海道新聞(道新)編集委員の土江富雄さんはそう話す。 「8月下旬に道内民放局の情報番組で、札幌市民に対して独自に行った五輪招致アンケートの結果を発表していたんで