岡山県倉敷市の小学5年の女児(11)が監禁された事件で、自称イラストレーター、藤原武容疑者(49)=岡山市北区=が「カッターナイフで『殺すぞ』と脅して、女児を連れ去った」と供述していることが21日、捜査関係者への取材で分かった。倉敷署捜査本部は、未成年者略取容疑などでの再逮捕を検討している。 捜査本部によると、19日夜に捜査員が自宅に踏み込み、洋間に女児と一緒にいた藤原容疑者を監禁容疑で現行犯逮捕。突入の際、藤原容疑者は女児のことを「妻です」と言い逃れようとしたという。 自宅からは女児のランドセルや靴が見つかったが、携帯電話は見つかっておらず、藤原容疑者が連れ込むまでに捨てたとみて、捜査本部は捜索を続ける。21日に藤原容疑者を送検した。【倉敷女児・無事保護】「まさかここで監禁とは」容疑者宅の周辺住民ら驚愕 女児の祖父らは安堵