8日午後7時50分ごろ、広島県庄原市本村町の中国自動車道上り線で、本村パーキングエリア付近から軽乗用車が山口方面に逆走し始めた。 広島県警高速隊や西日本高速道路によると、軽乗用車は途中、パトカーの制止を振り切って逆走を続けた。約30キロ西の三次インターチェンジ(IC、同県三次市)付近で警察がパトカーなどでつくったバリケードの前で停車した。衝突などのトラブルはなかった。 運転していたのは80代の男性。男性は2車線のうち追い越し車線を50~60キロの速度で逆走していた。認知症の可能性があるといい、高速隊は原因を慎重に調べる。 逆走に気付いた他の車の運転手が110番通報して発覚。中国道上り線は三次IC-東城IC間が一時通行止めになった。