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ブックマーク / fansvoice.jp (5)

  • 【ネタバレなし予習】『オッペンハイマー』を取り巻く9人の物理学者:交錯する理想が描いた未来 | Fan's Voice | ファンズボイス

    【ネタバレなし予習】『オッペンハイマー』を取り巻く9人の物理学者:交錯する理想が描いた未来 Joshua Connolly 多事多難な激動の時代に生を受けたロバート・オッペンハイマーという男について語ること、描くという行為一般は、それが如何なる媒体であったとしても結局は「何について語らないか」という制作上の選択の連続に集約される行為に他ならない。それが映画であれば、尚更のことであろう。クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』は上映時間にして180分と、映画作品としては相当に贅沢な構成を許されている作品として映ることだろうが、オッペンハイマーの半生を語る上では十分と判断するには程遠いくらい、彼の生涯は多体系の相互作用の極致と言えるほどに複雑で多岐に渡る出来事で満ちていた。 『オッペンハイマー』が我々観客に語りかける3時間の物語は、僅か一瞬のことでしかないが、逆に言えばそれは、オッペン

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  • 【ネタバレなし解説】「三体」入門:“再現性”が崩壊する世界で科学者たちは何を見るか? | Fan's Voice | ファンズボイス

    世界で爆発的なヒットを記録した劉慈欣によるSF小説「三体」(早川書房)。SF界のノーベル賞と呼ばれるヒューゴー賞(長編部門)をアジア圏作品として初めて受賞し、その累計発行部数は2,900万部に上る。「世界で最も売れたSF小説の1つ」と呼んでも過言ではないだろう。かくいう筆者も原作小説の大ファンの1人で、翻訳版が発売されたその日は直ちに徹夜が確約されてしまうくらいには夢中になって読んだ。当に尋常じゃないレベルで面白いのだ。 原作を読んだことのない人にこの面白さをどうにかして伝えたいとき、私はこんな喩え話をよくする。人類の行く末を、現代のテクノロジーが行き着く先を見たいと思ったことはないだろうか?仮にここに、人類が2024年以降に経験する出来事が記載された未来日記があるとする。その日記には10年後、100年後の人類が開発する新たなテクノロジーや、襲来する厄災について、全てが詳細に書かれている

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  • 【特別対談】是枝裕和 × 早川千絵 ─ 命の意味を問う『ベイビー・ブローカー』『PLAN 75』は呼応する映画 | Fan's Voice | ファンズボイス

    【特別対談】是枝裕和 × 早川千絵 ─ 命の意味を問う『ベイビー・ブローカー』『PLAN 75』は呼応する映画 Atsuko Tatsuta ※記事には映画『PLAN 75』の一部ネタバレが含まれます。 第75回カンヌ国際映画祭では、“命の重さ”という極めて今日的かつ質的なテーマに真摯に向き合う2の日人監督作品が選出され、高い評価を受けた。 “赤ちゃんポスト”に預けられた子どもを闇で養子縁組させるブローカーと子どもの母親、それを追う刑事たちのロードムービー『ベイビー・ブローカー』は、是枝裕和監督が韓国のキャスト、スタッフ、資で制作した最新作で、コンペティション部門に選出。ソン・ガンホが韓国人俳優として初の男優賞を受賞した。 一方、初監督作品ながら「ある視点」部門に選出された早川千絵監督の『PLAN 75』は、75歳以上が自らの生死を選択できる架空の制度〈プラン75〉に翻弄される人

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    naggg
    naggg 2022/09/07
    おお、すごい対談だっ!
  • 【徹底解説】『メッセージ』に隠された世界観の変容を物理学研究者が読み解く | Fan's Voice | ファンズボイス

    記事には映画『メッセージ』のネタバレが含まれます。 まずは簡単に『メッセージ』のあらすじを復習しておこう。 突如地球の各地に来訪した楕円状の黒い宇宙船。地球外生命体の訪問と人類は気づき、彼らとの意思疎通を図るため、世界的言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)が派遣された。始めは、地球外生命体「ヘプタポッド」が扱う異質な言語の難解さに気が滅入っていたルイーズだったが、学ぶにつれて言語が内包していたヘプタポッドの世界認識を理解していく。人間は「原因が結果を生み出す」というように因果論的に世界を認識しているが、ヘプタポッドの認識は過去・現在・未来を同一視する、いわゆる同時的認識様式に基づいていた。同時的認識様式を獲得したルイーズは、自分の娘の死が未来に待ち構えていることを知りながらも、後の夫となる物理学者のイアン・ドネリー(ジェレミー・レナー)と共に過ごしていくことを選択する。い

    【徹底解説】『メッセージ』に隠された世界観の変容を物理学研究者が読み解く | Fan's Voice | ファンズボイス
  • 【ネタバレなし予習】『TENET テネット』の背景にある物理学的概念を解説 ─ クリストファー・ノーランの科学〈完結編〉 | Fan's Voice | ファンズボイス

    【ネタバレなし予習】『TENET テネット』の背景にある物理学的概念を解説 ─ クリストファー・ノーランの科学〈完結編〉 Joshua クリストファー・ノーラン作品『インセプション』、『インターステラー』、『メメント』に通底する時間概念を解説してきた連載の完結編となる今回の記事では、9月18日(金)に公開を迎えるノーラン最新作『TENET テネット』を根底から楽しむための予習解説を行う。公開前ということで、物語の根幹に関わるようなネタバレは避けているので、その点は安心して欲しい。ネタバレを避けつつも、読者の方々が『TENET テネット』を劇場で観る際に、劇中で登場する小難しい科学用語に不必要に惑わされぬよう、そうした科学知識をこの場で予め理解してしまおう、というのが記事の意図である。 まず公開前に『TENET テネット』を鑑賞した者として、言いたいことがある。確かに『TENET テネット

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