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ブックマーク / zilgz.blogspot.com (1)

  • 2001年宇宙の旅(‘68)    スタンリー・キューブリック

    不必要なナレーションや余分な会話を削り取ってまで構築された映像には、削り取った分だけ、観る者を置き去りにさせるリスクを免れ得なかっただろうが、そのことを覚悟してまでスタンリー・キューブリック監督が提示した、映像美溢れる140 分の稀有な世界は、ホモサピエンスの中から特定的に選択されたかのような物語の主人公デビッド・ボーマン船長が、その全身で存分に被浴したであろう、目眩く光の輝きが放つ、人智を超えた宇宙の神秘、即ち、「サムシンググレート」と表現する以外にない異次元の世界を、「全身感性」によって共有することで、地球の支配者として君臨している事実にすら鈍感と化した、私たち人間の究極の「欲望の稜線伸ばし」の営為が、必然的に辿り着く「大驚異」に振れるかの如き「体感的映像」だった。 だから、この映画に関する「分りにくさ」を解読する一切のツールを排除し、真っ新(まっさら)な「全身感性」のピュアな気持ちを

    2001年宇宙の旅(‘68)    スタンリー・キューブリック
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