ゴールデンウイークから初夏に訪日外国人観光客(インバウンド)の人気が急上昇しているスポットはどこか? 経路検索アプリを運営するナビタイムジャパン(東京)が、新型コロナウイルス流行前の2019年4~6月と23年4~6月のデータを比較して訪日外国人客数の増加率が大きい上位20市町村をリストアップ。さらにGPSデータ(位置情報)や取材を基に調べると、注目が高まりつつある「アツい名所」が浮かび上がってきた。 利用者の同意のもとに得た、訪日外国人客向けアプリ「Japan Travel by NAVITIME」のデータを集計した。目を引くのは8市町村がランクインした九州勢。中でも訪日客が4・43倍に増え、5位に入った福岡県篠栗町にはタイ人の訪問が急増している。
SNSで「頂き女子りりちゃん」などと名乗り、発信していた渡辺真衣被告=動画投稿サイト「ユーチューブ」より 「頂き女子りりちゃん」を名乗り詐欺マニュアルを販売し、自身も男性から現金をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた渡辺真衣被告(25)に対し、名古屋地裁は22日、懲役9年、罰金800万円(求刑・懲役13年、罰金1200万円)の有罪判決を言い渡した。大村陽一裁判長は「ホストらの売り上げに貢献するために資金を得たいという動機は身勝手で、くむべき余地はない」と非難した。 判決によると、渡辺被告は2021年3月~23年8月、マッチングアプリなどで知り合った男性3人の好意につけ込み、現金計約1億5580万円を詐取した。また、女子大学生に詐欺マニュアルを販売し、男性2人から計1065万円を詐取するのを手助けするなどした。 判決は、被害者の中には貯蓄を取り崩したり、生命保険を解約したりして金銭を工面し
東京都の小池百合子知事は19日の定例記者会見で、衆院東京15区補選(28日投開票)について「これまで経験したことがない選挙妨害が発生している。非常に憤りを感じている」と述べた。 小池氏は同補選で無所属候補を支援している。小池氏は、この候補の街宣車の前に他候補の街宣車が入り込み「選挙スタッフが命の危険を感じる場面があった」と指摘。18日には選挙区外にある小池氏の自宅前に他候補が押しかけてきたことを明かした上で「住宅街で大音量で罵倒するようなことを言っており、近所にも迷惑がかかっている。選挙活動を逸脱している。法律の枠内で何ができるかを精査してもらっている」と述べた。 記者会見では、小池氏がエジプト・カイロ大を卒業したことを認める同大学長名の2020年の声明文について、元側近の小島敏郎氏が、小池氏側が作成した可能性があると指摘している問題についても質問があった。小池氏は「カイロ大を正式に卒業し
ANAのグループ企業「ANAあきんど」(東京)から兵庫県姫路市に出向していた50代の男性職員が勤務中に飲酒を繰り返していたことが市への取材で判明した。1日2~3回、市役所近くのコンビニで缶チューハイなどを買い、店舗近くの物陰で飲んでいた。市は8日付で解職し、男性は出向元に戻った。 市によると、男性職員は新型コロナウイルス禍で苦境に陥った航空業界を支援する人事交流の一環で、2023年4月から市政策局の課長級として勤務していた。24年4月3日、外部から「市役所横のコンビニで飲酒している職員がいる」と通報があり、翌日、人事課が現場で確認した。男性は市の聞き取りに事実を認め、「孤独感や疎外感を感じていた。申し訳ない」と話したという。 約1年にわたって同様の行為を繰り返していたが、毎回少し口を付ける程度で破棄し、短時間で職場に戻っており、周囲の職員は気付かなかったという。 同社は「事実関係を確認し、
遺伝子を書き換えるゲノム編集を施した子どもを世界で初めて誕生させたと2018年に発表し、中国で収監された中国人研究者の賀建奎(がけんけい)・南方科技大元副教授が、毎日新聞のオンライン取材に応じた。賀氏は、遺伝性の難病治療のため、国際的なルールを守った上でヒト胚(受精卵)へのゲノム編集の研究を再開したことを明かし、「やがて社会が受け入れる」と主張した。 同時公開の記事があります。 ◇収監された中国研究者、「早すぎたが、100%成功」ゲノム編集ベビー ◇ヒトがヒトを作り替える可能性 ゲノム編集ベビーは許されるか ※『神への挑戦 第2部』まもなく連載スタート。生命科学をテーマに、最先端研究に潜む倫理や社会の問題に迫ります。 第1回 「若返り」老いにあらがう 賀氏が日本メディアの単独取材を受けるのは初めて。「生命の設計図」とされる遺伝子をヒトで人為的に書き換えて生命倫理のタブーを破った研究に、賀氏
パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。
北海道恵庭市の遠藤牧場で数十年間、劣悪な環境で虐待されていたなどとして、知的障害のある60代の男性3人=いずれも道内在住=が、牧場経営者と市に計約9400万円の損害賠償を求めた訴訟の第3回口頭弁論が12日、札幌地裁(布施雄士裁判長)であった。牧場経営者の元市議会議長・遠藤昭雄氏(2020年2月に死去)の妻(85)と息子(57)が、訴訟で初めて自身の主張を具体的に記した書面を提出した。 書面は裁判所の質問状に回答する形で提出された。息子は回答書で「縁あって行くあてもない彼らを愛情を持って面倒を見てきた。反省しなければいけないところは真摯(しんし)に反省したい」と述べた。 労働環境や報酬についても回答した。「作業を行ったことの対価・報酬を与えることがあったか」との質問には「報酬としてはないが、お菓子やジュースを提供した」と回答。「原告らが週に何日、何時間作業を行っていたのか」には「週7日、午前
「暴力団のような統制がなく、勢いに任せて犯行に及ぶ恐ろしさがある」。捜査関係者が眉をひそめる「匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)」への対策が課題となっている。離合集散を繰り返しながら多様な犯罪に関わるグループ。兵庫県内では「人違い」で事件を起こすケースも発生した。 法廷で反省なく、傍聴席では… 短髪に黒いスエット姿。かっぷくの良い男性の耳の後ろには、青黒いタトゥーが入っていた。
出生数は8年連続の減少で、初めて80万人を割った22年の79万9728人から、さらに4万1097人減り、前年比5・1%の減少となった。 婚姻件数は、22年は新型コロナウイルス禍での落ち込みから回復して3年ぶりに増加に転じたが、23年は前年より3万542組(5・9%)減った。離婚件数は、18万7798組で同2・6%増だった。 死者数は、前年から8470人増の159万503人。3年連続で増え過去最多を更新した。新型コロナへの警戒感や外出自粛によって一時的に減少したものの、高齢化を背景に増加傾向が続いている。 死者数が出生数を上回る「自然減」は17年連続。減少幅は過去最大の83万1872人で、人口減少も進んでいる。 速報値には、日本在住の外国人や在外日本人の数などが含まれ、前年との比較はいずれも速報値。今後発表される概数や確定値は、日本に住む日本人の数で集計するため、出生数は速報値より少なくなる
1974~75年の連続企業爆破事件のうちの一つに関与した疑いがあるとして指名手配されていた桐島聡容疑者(70)は死亡する約2週間前、神奈川県藤沢市にある勤務先の工務店前でうずくまっているのを、近所の人に発見されて救急搬送されていた。当時、介抱した人たちは「指名手配中の人物とは全く気づかなかった」と口をそろえた。 工務店近くに住む50代の夫婦は1月14日午後3時半ごろ、車で帰宅途中、青いジャンパーを着た男性が路上にうつぶせで倒れているのを見つけた。車を道路脇に止めて近づいたところ、男性は自力で体を起こすことができず、近くに嘔吐(おうと)した跡があった。男性は小さくかすれた声で「胃のがんで、うまく言葉が話せないんだ」と言ったという。 「救急車を呼びましょうか」と声を掛ける夫婦に、男性は「近くのスーパーマーケットにどうしても行く」と答えた。夫婦が「この体では無理だ。必要なものは私たちが買ってくる
食品宅配のオイシックス・ラ・大地は22日、藤田和芳会長が同日付で辞任したと発表した。X(旧ツイッター)の個人アカウントで、東京電力は福島第1原発の「放射能汚染水」を流し始めたという趣旨の投稿をしていた。会社側が不適切だとして3月末までの停職処分を決めたところ、藤田氏が辞任を申し出たという。 高島宏平社長は藤田氏への監督責任を明確にするとして、3月末までの役員報酬の10%を自主返納する。 オイシックスは、藤田氏の投稿が不必要な風評被害を引き起こす可能性があったとして、懲罰委員会を開催した。(共同)
早稲田大学と元教授に賠償を命じた判決後、記者会見した原告の深沢レナさん=東京・霞が関で2024年2月22日午後5時51分、斎藤文太郎撮影 早稲田大学大学院の教授だった文芸評論家の渡部直己氏から在学中にセクハラを受けたとして、元大学院生の女性(33)が渡部氏と早大に計660万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(増田稔裁判長)は22日、渡部氏と早大に計99万円の支払いを命じた。2023年4月の1審・東京地裁判決から賠償額を約40万円増額した。 1審判決が違法性を否定した、食べかけの食事を渡部氏が自分の箸で女性とシェアした行為について、2審判決は、立場の弱い女性が食事に乗り気でなかった心情に照らし、「セクハラ及びパワハラに当たる」と認定した。早大の責任については、1審同様に適切な学習環境を提供する義務を怠ったとした。 判決によると、原告の詩人、深沢レナさんは15年9月に渡部氏が教授
パレスチナ赤新月社は10日、パレスチナ自治区ガザ地区の最大都市ガザ市で、1月下旬に砲火の中で車に取り残された少女(6)の遺体が見つかったと発表した。同乗していた親族6人は全員死亡したが、少女は1人だけ生き残り、赤新月社に電話で助けを求めていた。公開された通話の録音は海外メディアなどで広く報じられ、安否に注目が集まっていた。 少女はヒンド・ラジャブさん。1月29日に親族と車で移動中、イスラエル軍による攻撃にあったとみられる。赤新月社は同乗していた別の少女(15)から救助を求める通報を受けたが、この少女は通話中に銃撃されて死亡したとみられ、連絡が取れなくなった。一方、1人だけ生き残ったラジャブさんは車内から3時間あまり通話を続け、「ここから連れ出して」「暗くなってきた。怖い」などと訴え続けた。
吉田寮・現棟の一室でくつろぐ渡辺拓さん。寮を出た人たちが家電製品を置いていった部屋だったが、3年前に他の寮生と清掃を始め、約4カ月かけて「改造」。ボロボロだった壁に漆喰を塗り、風景画も飾った=京都市左京区で2023年9月28日、山崎一輝撮影 現存する国内最古の学生寮とされる、京都大学「吉田寮」(京都市左京区)。1913年建設の「現棟」に住む学生らに対し、大学が明け渡しを求めた訴訟の判決が16日、京都地裁で言い渡される。 老朽化による耐震性の問題から大学は退去を求め、応じない寮生らを2019年4月に提訴。寮生側は請求の棄却を求めて争っている。争点となるのは耐震性だけでなく、大学と寮生の契約関係や、長い歴史の中で双方が築き上げた合意にも及ぶ。 昨年10月の最終弁論で、寮生側の弁護人はこう訴えた。「本件は単なる建物を巡る紛争ではありません。戦前から脈々と受け継がれてきた寮自治という、他には得がた
公園の入り口に置かれた工事予告の看板=高崎市の県立公園「群馬の森」で2024年1月26日午後0時41分、西本龍太朗撮影 群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」にある朝鮮人労働者追悼碑について、県は29日、行政代執行による撤去工事に着手する。公園は28日夕から休園する予定で、追悼碑には「撤去反対」などと書かれた紙などが置かれ、公園入り口に工事を予告する看板が設置された。 追悼碑は2004年、市民団体が県の許可を得て設置した。その後、団体が開いた追悼式典で出席者が「強制連行」などの言葉を使ったため、県は14年、政治的行事を行わないとの条件に反したとして許可を更新しなかった。県の処分の適法性を争った訴訟は22年6月、最高裁で県の勝訴が確定した。 裁判資料などによると、碑の建設費用は570万円。直径約7メートルの円形の台座の上に、高さ約2メートル、幅約5メートルの碑文壁、高さ約4メートルの塔などが建つ
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