■ 緊急起稿 パーソナルデータ保護法制の行方 その1 昨年7月からブログには書かないことにしていた*1が、緊急事態であるので、政府のパーソナルデータ保護法制(個人情報保護法改正)の議論の状況についてに書いておきたい。本当は論文や講演の形で示していくつもりだったが、それでは間に合わない状況が発生中であるので、周知の目的で取り急ぎかいつまんで書く。副政府CIOの向井治紀内閣審議官とお話ししたところ、「ブログに書いたらエエやないですか。どんどん書いてください。」とのことであったので、それ自体書くことを含めて許可を得たところで書くものである。 先週、IT総合戦略本部の「パーソナルデータに関する検討会」の第7回会合が開かれ、「定義と義務」についての事務局案が示された。資料が公開されている。事務局案は、これまでの「個人情報」についての定義と義務は変更しないものとし、新たに「準個人情報」と「個人特定性低
(CNN) 米インターネット大手グーグルのウェブメールサービス「Gメール」が4月1日で提供開始から10年目を迎えた。同サービスは無料で使えるが、代償を伴わないわけではない。グーグルはユーザーに関する膨大な量の個人情報という形で元を取っている。 世界で推定5億人以上が利用するGメールは、ウェブメールの世界で支配的な存在になった。同時にプライバシーを巡って絶えず批判にさらされ、米国や欧州では裁判も起こされた。同社がメールの内容を盗み見していると訴える声もある。 同社の売上高は2013年10~12月期だけで168億6000万ドル(約1.7兆円)に上る。Gメールで収益を上げる手段として使われているのが、メールを自動的にスキャンして整理し、そのデータを使ってユーザーが興味を持ちそうな広告を表示させる方法だ。 「安定した電子メールサービスの提供と引き換えに、あなたの電子メールの隣に広告を表示させ、あな
米Googleは3月28日(現地時間)、Google Playに登録するAndroidアプリの「Google Playデベロッパープログラムポリシー」を更新した。 この更新で、ユーザーを欺くような広告を禁じる「アプリのプロモーション」という新条項が追加された他、アプリ内課金やコンテンツポリシーに関する条項に変更が加えられた。主な変更は以下の通り。 プロモーションや広告に関する改定 新設の「アプリのプロモーション」では、アプリ内の虚偽の広告や未承認のSMS経由の広告によるプロモーション、ユーザーの許可なくGoogle Playにリダイレクトしたりアプリをダウンロードするプロモーションおよびインストール方法を禁止する。デベロッパー自身はもちろん、広告ネットワークやアリフィエイトがこうしたプロモーションを行わないよう管理する必要がある。 また、「広告のポリシー」の「2.広告のコンテキスト アプリ
Androidの独占状態に歯止めがかからない。2013年通年でのAndroidのシェアは78.4%。2012年の66.4%からさらに比率を上げたとされている。そのAndroidの魅力の1つが「無料」「オープン」である。だが、GoogleがSamsung/HTCと交わしていた機密扱いの契約が公開され、現実にはかなりの条件がついて回ることが明らかになった。欧州で進行中のAndroidへの独占禁止法調査にも影響を与えるかもしれない。 機密扱いだったグーグルと端末メーカーとの合意書 その内容は? AndroidとiOSの2強時代とはいうものの、実際のところ2013年はAndroidの年と言える。Gartner調べによる2013年のシェアは、Androidは12ポイントも伸ばして78.4%に、一方のiOSは19.1%から15.6%に減らした。Windows Phoneは前年の2.5%から増えてはいる
ほとんどの人は感じていることだろうけど、いったんガチでまとめておきます。 GoogleがWeb時代に強力な支配力を発揮できた要因の一つにGmailなどの魅力的なサービスで必ずユーザーアカウントをログインさせる習慣を作ることができた、というのがあるけど、スマートフォンにおいてはそれがメッセージングだった。アカウントをログインさせる必要があるのは、もちろん大きな意味での広告のため。 クッキーが存在するWebと違ってアカウントヒモ付が難しいスマートフォンでは、アカウントのヒモ付をどのようにおこなうか、またサービスの入り口をどのように設計するかというのが、大きなカギだったが、それもメッセージングアプリだった。このあたりももちろん最終的には広告のためだが、より広い意味でユーザーの行動に対してアクションできるという部分が大きい。 そんなわけで、本当にざっくりいうとメッセージングを制するものが将来的にス
Google検索とYahoo!検索はどこが違う? 検索機能・結果の比較一覧表 (2014年1月版) Google検索とYahoo!検索は、どこがどれだけ違うのか?両者の検索機能や検索結果の表示仕様に関する違いを一覧でまとめました。 公開日時:2014年01月14日 11:35 要約:Google検索とYahoo!検索は、ベースとなる検索技術は同じながらも、一般利用者にとっては両者がとても同じ技術を採用しているとは思えないほど検索結果は異なります。要因は「複合検索結果の違い」「パーソナライズ検索の違い」「検索結果表示表現の違い」この3つに起因します。 GoogleとYahoo!検索の検索結果は違う 日本国内検索シェアの9割超を占める「Google」と「Yahoo! JAPAN(Yahoo!検索)」ですが、両者はどこが違うのでしょうか。2010年に結ばれた提携により、Yahoo! JAPANは
Googleのエリック・シュミット会長がBloombergのインタビュー「Ask a Billionaire」に登場し、2014年のトレンドを通して業界の方向性について語った。シュミット氏はモバイル時代が到来したことを強調し、広告をビジネスモデルとするGoogleが産業のシフトに左右されずに成長できるという見通しを語った。 2分間のビデオでシュミット氏は2014年のトレンド予想とGoogleの計画について語った。 トレンド予想では、モバイルの普及により大きな変化が訪れるとした。2013年PC市場はマイナス成長となったが、調査会社のレポートではタブレットの影響を指摘する声が多かった。Schmidt氏は「最大の変化はスマートフォンの普及」と述べ、消費者はPCよりもスマートフォンやタブレットを購入していると続ける。「これまでのトレンドは"モバイルが勝ちつつある"だったが、モバイルは勝利を収めた」
Googleが新しい広告手法「+Post ads」をテスト中だ。しかも、この+Post adsは、Googleが普及に躍起になっているソーシャルサービス「Google+」と密接に関わっている。Google+への投稿が、そのまま広告として表示されるからだ。 もしかすると、ソーシャル広告の世界に革命が起きるかもしれない。それも、FacebookやTwitterにはほとんど手を出せない領域で、Googleのみに可能という一人勝ちの革命だ。 まずは、次の動画を見てほしい。 ソーシャルな広告が外部サイトに出張 Googleの+Post adsには、Facebookのニュースフィード内広告やTwitterのタイムライン内広告と似ている要素と全く異なる要素が存在する。 まず、表示される広告コンテンツについてだが、+Post adsとFacebook・Twitterの広告との間に類似性が認められる。広告出
Google 利用規約は 2013年11月11日に更新されました。 法律用語に詳しくない方のために、ここでは平易な言葉を使って要約しています。 変更点は次の 3 つです。 1 つ目は、プロフィール名と写真が Google サービスでどのように表示されるかについてです(レビュー、広告、その他の商業的コンテキストなどでの表示)。 共有おすすめ情報の設定で、あなたの写真や名前が広告で表示されるかどうかを管理できます。 2 つ目は、モバイル端末を安全に使用するための注意事項です。 3 つ目は、パスワードを秘密にしておくことの重要性についてです。 以下に詳しく説明します。 プロフィール名と写真の表示方法(レビュー、広告などでの表示) Google では、あなただけでなく友だちやその友だちに対しても、最も役立つ情報を提供したいと考えています。知っている人からのおすすめ情報はとても役に立ちます。そのため
実はメディアカンパニー そもそも私がインターネットの世界に入った動機は検索エンジンが作りたいと思ったからです。純粋にエンジニアとしての興味で「自分もこんなスゴいものを作りたい」と思いました。その時の私にはテクノロジーにしか興味がありませんでした。 しかしなぜか私の働いていたエキサイトやヤフーはいわゆるメディアカンパニーです。メディアカンパニーというのは、コンテンツでお客様を集め広告で稼ぐ商売をしています。 当時のインターネットはまだ新しいプラットフォームということもあり、メディアカンパニーになるためにもテクノロジーが必要でした。そのため、「メディアカンパニーなのかテクノロジーカンパニーなのか」という議論が社内でもよく起こりました。 今さらながら当たり前のことなのですが、ヤフーはメディアカンパニー以外の何ものでもありません。裏でテクノロジーを使っていようがいまいが、主な収入源が広告ならメディ
2013年は、国内でブログサービスが始まって10年になるという。この10年、ブログは個人の日記のような存在から始まり、個人の情報発信や交流の場、企業と顧客の接点、はたまたネット上の情報の集約の場と、さまざまな形に成長してきた。 そんなブログの書き手である「ブロガー」が一堂に会し、この10周年を振り返り、また、未来について語るイベント「ブロガーサミット2013」が8月24日、東京・渋谷にて、アジャイルメディア・ネットワークの主催で開かれた。 1つ目のセッションとなったのは、「ブログ~この10年~」。ギズモード・ジャパン初代編集長であり、ブログ「小鳥ピヨピヨ」を運営する清田いちる氏、フリーライター/IT戦士の岡田有花氏、ネットウォッチャーのOtsune氏、LINE執行役員でブログ「アルカンタラの熱い夏」を運営する佐々木大輔氏の4人によるパネルセッションが繰り広げられた。 ブログはどんな存在か
米Googleは8月23日(現地時間)、Google Playに登録するAndroidアプリのコンテンツポリシー(本稿執筆現在、日本語版はまだ旧版なのでリンク先は英語版)をアップデートしたと発表した。 新ポリシーに反する現行アプリは、30日以内に変更する必要がある。30日たっても改善されないアプリについては、Google Playから削除される可能性がある。 新たに「System Interference(システム干渉)」という項目が追加され、アプリとその広告がサードパーティーのサービスあるいは宣伝の目的でホームスクリーンショートカット、ブラウザのブックマーク、アイコンを追加することを禁じた。 また、システムレベルの通知(ステータスバーや通知領域)を使った広告表示も禁じた。こうした広告はAirpush広告などと呼ばれ、どのアプリが表示しているのか分かりにくいため、ユーザーから不評だ。今後は
情報発信ビジネスの民主化 インターネットが情報検索や情報発信の手段を変えたことに疑いの余地はありませんが、またインターネットが情報によって稼ぐ手段を変えたことも確かでしょう。ブログなどを利用すれば今や誰でも情報を簡単に発信できますし、その上でGoogle AdSenseや各種のアフィリエイトプログラムを活用することで簡単に稼ぐことができます。 たとえばマスメディアの時代ではテレビや雑誌で「社畜と家畜の共通点」というような他愛のない与太話を披露する機会があったとして、その結果、仕事を干されれば終わりです。しかしネットメディアの時代では書き手のモラル次第で飽きるまでそのような与太話を続けることができますし、PVがついてこようものなら、それをビジネスとして継続することさえできます。 もちろん手段があったところで、実際に金を稼ぐというのはなんにしても簡単なことではありません。それでもブログとアフィ
MicrosoftがWindows Phone向けにリリースしたYouTubeアプリでは、動画から広告が削除され、動画のダウンロード機能も搭載されているらしい(ReadWriteの記事、 VideoInkの記事、 Neowinの記事、 本家/.)。 MicrosoftはYouTubeのメタデータに対するWindows Phone 8のアクセスをGoogleがブロックしていると主張していたそうだ。Microsoftが公式YouTubeアプリを公開したことで、問題は解決したように見えたが、モバイルアプリによる広告の削除や動画のダウンロード機能の搭載は利用規約に違反する。これについて、Microsoftでは既存のAPIに対して追加の技術的リソースを投入したと述べており、Windows Phone向けのYouTubeアプリを作成するにあたって、技術的なサポートなどは受けていないという。一方、You
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