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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (7)

  • 太陽系の尾を初観測

    【2013年7月12日 NASA】 天の川銀河の中を突き進む太陽系の後ろにたなびく尾が、NASAの探査衛星によって初めて観測された。 ヘリオテイルのイメージ図。クリックで拡大(提供:NASA/Goddard Space Flight Center) 尾の方向の粒子の分布図。画像1枚目の黄色い矢印が、今回の観測視線方向(提供:NASA/IBEX) NASAの星間境界観測機「IBEX」が、太陽系の尾「ヘリオテイル」を初めて観測した。 太陽からは全方向にプラズマ粒子が放たれていて(太陽風)、太陽系が天の川銀河の中を進む方向と反対側に長く伸びる“尾”を形成していると考えられてきた(画像1枚目)。 くじら座のミラなど、太陽以外の星に尾が観測されたことはあるが、自分のしっぽを自分で見るのはやはり難しく、ヘリオテイルはこれまで観測されていなかった。 今回IBEXは、遠くからの検出が難しいプラズマ粒子の代

    seven_cz
    seven_cz 2013/07/14
    NASAの星間境界観測機IBEXの中性原子観測によるヘリオテイル。
  • 太陽系最大の山に見るかつての溶岩流

    【2013年7月9日 ヨーロッパ宇宙機関】 火星のオリンポス山は、周辺からの高さが22kmという太陽系最大の山だ。探査機がとらえた山麓の画像からは、かつての激しい火山活動のようすがうかがえる。 北西方向から見たオリンポス山全体の立体図。クリックで拡大(提供:Courtesy NASA/JPL-Caltech) 「マーズエクスプレス」が今年1月に撮影したオリンポス山の南東麓。クリックで拡大(提供:ESA/DLR/FU Berlin (G. Neukum)。以下同) 2枚目と同領域の斜視図。クリックで拡大 火星の北半球にあるオリンポス山は、周囲の平地から22kmの高さまでそびえ立つ太陽系最大の山として知られる。裾野がゆるやかに広がる盾状火山だが、その周縁は切り立った崖のようになっていて、平地との境界がはっきりしている(画像1枚目)。最大で9kmにもなるこうした崖は、過去に起こった大規模な地滑り

    seven_cz
    seven_cz 2013/07/10
    ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の探査機「マーズエクスプレス」の観測による火星のオリンポス山南東麓の詳細地形
  • 迫り来る矮新星爆発を「色」で予測可能に

    【2013年7月5日 国立天文台】 岡山天体物理観測所などの研究グループが矮新星「おおぐま座SU」の観測から、爆発数日前に起こる色の変化を見出した。爆発前の兆候として、予測の手がかりになるとみられる。 矮新星の想像図(提供:国立天文台、以下同) 矮新星の状況と、その時の色をプロットしたもの。明るさはほぼ同条件でも、爆発3日前〜前日(●)はそれ以外の時(○)と比べて、図の下方(青緑+赤の2波長で見た場合に赤が強い方)に分布していることが示されている。クリックで拡大し詳細表示 変光星の一種である矮新星は、白色矮星(恒星の燃えかす)の周囲にあるガスなどの円盤に伴星(パートナーの恒星)から物質が流れ込み、円盤が不安定になることで急激に明るくなる現象と考えられている。明るさだけでなく色も変化するが、その原因はよくわかっていない。 国立天文台 岡山天体物理観測所などの研究グループは、代表的な矮新星であ

    seven_cz
    seven_cz 2013/07/10
    『岡山天体物理観測所などの研究グループが矮新星「おおぐま座SU」の観測から、爆発数日前に起こる色の変化を見出した。爆発前の兆候として、予測の手がかりになるとみられる。』
  • 金星の謎の暴風、6年間で大幅に加速

    【2013年6月20日 ヨーロッパ宇宙機関】 金星全体を吹きわたる謎の暴風「スーパーローテーション」が過去6年間で大幅に加速していることなどを、日ロシアの研究チームがそれぞれつきとめた。 ビーナスエクスプレスがとらえた金星大気とその動き。手動で4万5000個、自動プログラムで35万個にもおよぶ雲の模様を追跡し、長期での加速をつきとめた。クリックで拡大(提供:Fig. 3 from Khatuntsev et al, Cloud level winds from the Venus Express Monitoring Camera imaging, Icarus (2013); doi: 10.1016/j.icarus.2013.05.018) 周期243日というひじょうにゆっくりとした自転をしている金星の表面を、わずか4日間で一周する謎の暴風「スーパーローテーション」が、過去6年で

  • タイタンの湖、メタンではなくエタンが主体の可能性

    【2013年4月17日 NASA】 土星の衛星タイタンの湖は、従来考えられてきたメタンではなくエタンが主体であるという可能性が発表された。メタンの存在は一時的なものであり、数千万年のうちに枯渇するかもしれないという。 「カッシーニ」がとらえたタイタンの湖。左が2010年の可視光線・赤外線像、右が2007年のレーダー像。日の十和田湖から名付けられた「Towada湖」も見える。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/University of Arizona) 4月29日に衝(太陽―地球―惑星が一直線に並ぶこと)をむかえ、一晩中見えて観察の好期となる土星。その周囲を回る衛星のうち最大のタイタンには、地球に見られる水の循環と同じように、メタンを主体とする炭化水素の循環が存在する。 しかし地表に多数見られる液体の炭化水素の湖の主体は従来考えられていたようなメタンではなく、別の炭化

    seven_cz
    seven_cz 2013/04/26
    『土星の衛星タイタンの湖は、従来考えられてきたメタンではなくエタンが主体であるという可能性が発表された。メタンの存在は一時的なものであり、数千万年のうちに枯渇するかもしれないという。』
  • 土星の環からふりそそぐ雨

    【2013年4月12日 ケック天文台】 土星の環から惑星体の広い範囲に水が降り注ぐ様子がとらえられた。電荷を帯びた水によって土星大気が中和されるなど、環境に大きな影響をもたらすことが明らかになっている。 水が土星体に降り注ぐ様子の模式図。電荷を帯びた水がプロトン化水素分子を消滅させた部分が影になっている(提供:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute/University of Leicester) 宵の南東の空に見える土星。2013年春は、うしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカと三角形を成している。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で作成) 1980年代に土星を観測した探査機「ボイジャー」は、土星の環から水が惑星体に降り注ぐ兆候を見つけた。英レスター大学院生James O'Donoghueさんらの研究で、今回再びその様子が確認された

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    seven_cz 2013/04/26
    『土星の環から惑星本体の広い範囲に水が降り注ぐ様子がとらえられた。電荷を帯びた水によって土星大気が中和されるなど、環境に大きな影響をもたらすことが明らかになっている。』
  • 「ひので」が太陽極域磁場の反転をとらえた

    【2012年4月19日 国立天文台】 最近少しずつ活動が活発化してきている太陽。衛星「ひので」が両極域の磁場を観測したところ、北極の磁場はほとんどゼロの状態に近づいていることが発見された。北極磁場は間もなくマイナスからプラスに転じると予想される一方、南極磁場は変化を見せておらずプラスのままであることもわかった。 太陽の極域磁場のようす。オレンジはマイナス、水色はプラスの磁場を表す。北極ではマイナスからプラスへ反転しつつあるが、南極はプラスのままであることがわかる。クリックで拡大(提供:JAXA/国立天文台) 太陽は平均11年の周期で活動の極大と極小を繰り返している。現在は徐々に活動が上昇してきているところで、来年5月ごろに極大を迎えると予想されている。極大期には黒点数が最大になり、また太陽の南北両極の磁場がほぼ同時に反転する。たとえば1997年には北極がプラスの磁場、南極がマイナスであった

    seven_cz
    seven_cz 2012/04/22
    ETV『サイエンスZERO』1月14日分に同じ。『「ひので」は今年10月に太陽北極域を集中観測、今後の磁場の推移を明らかに』今後の研究に期待。
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