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歴史に関するtype-100のブックマーク (719)

  • 朝鮮人徴用工にまつわる右派の誤解を正す - 杉田聡|論座アーカイブ

    朝鮮人徴用工にまつわる右派の誤解を正す 供与された3億ドルは「ひも付き」だった 杉田聡 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史) 河野外相こそ無礼。日韓関係を考える最低限の条件 元徴用工への補償は日韓請求権協定があっても可能 強制的な労務動員――日政府の異常な横やり 韓国人元徴用工がおこした裁判に関する韓国大法院判決(2018年10月)についてはいろいろ語られるが、「徴用工」について見られる誤解を正しておきたい。 「徴用」は、狭義には1944年の「国民徴用令」によって実施されたが、1939年の「募集」方式、1942年の「官斡旋」方式の場合も、強制的な「労務動員」が行われたことは、日側の証言にも見ることができる(文京洙他『在日朝鮮人――歴史と現在』岩波新書、68頁、水野直樹他『日の植民地支配――肯定・賛美論を検証する』岩波ブックレット、40頁、徐京植『皇民化政策から指紋押捺まで――在日朝鮮

    朝鮮人徴用工にまつわる右派の誤解を正す - 杉田聡|論座アーカイブ
    type-100
    type-100 2019/08/24
    使用目的を公共的性格のものに限定するため、制限をかけるのは当然だと思うが。
  • 「やすまろさんや!」太安万侶墓、発見のエピソード①(コラム)|歩く・なら<奈良の歩き方新提案!拠点滞在探求型ウォークルート>

  • 日本でいちばん有名な武将は?

    聖徳太子 でしょ

    日本でいちばん有名な武将は?
    type-100
    type-100 2019/08/10
    着眼点は面白いけど、最近は扱い大きくないし「日本でいちばん有名」ってほどじゃないよなあ
  • 李香蘭「バカな戦争だった」吐露 晩年インタビュー公開:朝日新聞デジタル

    戦時下の大陸を舞台に中国人・李香蘭の名で一世を風靡(ふうび)した日の元女優、山口淑子さん(1920~2014)。死去から5年がたつのを前に、未完に終わった晩年のインタビューの公開を遺族が了解した。敗戦から今夏で74年。山口さんは、戦前・戦中の記憶の数々を、平和への思いと共に語っている。 「バカな戦争でした。どれだけの人の命を奪ったことか。特に若い人の命を……」。旧満州(現・中国東北部)で生まれた山口さんは、ため息をついた。朝日新聞が所蔵する戦前・戦中の大陸の写真を見て、思い出を語る取材だった。 山口さんは、国籍を隠して「日語の得意な中国人女優」の触れ込みで満州映画協会(満映)で活躍。敗戦後は日に戻って名で女優活動を再開し、シャーリー・ヤマグチの芸名でハリウッド映画にも出演した。チャプリンやジェームス・ディーンとも親しく、54歳から自民党参議院議員を3期務めた。 大陸で自分が演じた役

    李香蘭「バカな戦争だった」吐露 晩年インタビュー公開:朝日新聞デジタル
  • 小熊英二『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    小熊英二さんより『日社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』(講談社現代新書)をお送りいただきました。新書でありながら600ページという常識外れの分厚さにまず目を剥きましたが、中身を読み始めて、これはいったい何というだ!と叫んでしまいました。どういうことか?というと、私の様々な議論やと、ほぼ重なるような内容のになっていたからです。 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000321617 正直言って、この著者名とこのタイトルから想像される中身とは相当に異なっています。もし書が学術出版であれば、内容を正確に伝えるタイトルをつけるとしたら、『詳説 日型雇用システムの形成史』となるはずです。そう、私がいくつかので、序説であったり傍論であったりしながら割と簡略に叙述してきた事柄を、(ページ数が増えることを全く顧慮することなく)元

    小熊英二『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 「戦争終わったよ」投降を呼び掛けた命の恩人は日本兵に殺された 沖縄・久米島での住民虐殺

    沖縄戦での久米島で、米軍から逃れて自死しようとして住民の呼び掛けで一命を取り留めた渡嘉敷一郎さん=19日、東京都練馬区の自宅 【東京】沖縄戦で島における日軍の組織的戦闘の終了後、久米島に配備されていた日軍にスパイ容疑で虐殺された仲村渠明勇さんに命を救われた少年がいた。現在、東京都練馬区で暮らす渡嘉敷一郎さん(80)だ。渡嘉敷さんは久米島に上陸した米軍に捕らわれるのを恐れて池に飛び込んで命を絶とうとしたところ、仲村渠さんの呼び掛けで思いとどまった。同じ久米島出身の政子さん(80)が住民虐殺の歴史を語り継ぐ活動を続けており、一郎さんも参加して語り始めた。紙に体験を語るのは初めてで「一番怖かったのは日兵だった」と振り返る。 沖縄島で捕らわれた仲村渠さんは1945年6月26日、米軍と共に久米島に上陸し、住民に投降を呼び掛けていた。日のポツダム宣言受諾後の8月18日、島にいた日軍の

    「戦争終わったよ」投降を呼び掛けた命の恩人は日本兵に殺された 沖縄・久米島での住民虐殺
  • 百田尚樹氏が記載した出典の現物を入手 - 早川タダノリ|論座アーカイブ

    連載 百田尚樹『日国紀』に登場した謎の記事を追う オリジネーターによるまとめ 1990年代後半からの日における歴史修正主義の台頭とともに拡散された、ククリット・プラモート「日というお母さん」記事。この記事を「発見」し世に送り出した名越二荒之助(なごし・ふたらのすけ)は、「大東亜戦争で日がアジアを解放した」論を集大成的に正当化してゆく大部の書籍を刊行する。1999年から刊行された『世界に開かれた昭和の戦争記念館』シリーズ全5巻(展転社)は、写真と解説記事を中心に、 これまで昭和の戦争は、日の立場を見失い、否定的側面ばかりが強調された。しかし調べてみれば、感動の秘話の宝庫である。史実や資料の羅列でなく、そこに至る国際的背景や脈絡を明らかにし、日が歩んだ感動のドラマを重視する。 というコンセプトのもとに編まれたものであった。最初から「感動のドラマ」に仕立て上げる気マンマンだったのであ

    百田尚樹氏が記載した出典の現物を入手 - 早川タダノリ|論座アーカイブ
  • 「biim兄貴」に聞くRTA動画とネット文化への思い。タイムアタックに革命を起こした男は、電子の海に“うんこの墓標”を立てる

    「biim兄貴」に聞くRTA動画とネット文化への思い。タイムアタックに革命を起こした男は、電子の海に“うんこの墓標”を立てる 天正3年(1575年)、織田信長・徳川家康の連合軍と武田勝頼軍が戦う「長篠の戦い」が勃発した。 長篠合戦図屏風(徳川美術館蔵) 歴史の授業を通じて教科書で学ぶだけではなく、日の戦国時代をテーマにしたゲームでもたびたびモチーフとなるこの戦い。織田・徳川軍の用意した3000丁の新兵器「鉄砲」と「三段撃ち」なる戦法によって、武田の精鋭騎馬兵がことごとく討ち取られたという通説が長く語られてきた。 しかし近年では、小瀬甫庵が記した歴史書『信長記』と太田牛一の『信長公記』のさらなる比較などを経て、そもそも三段撃ちなど存在しなかったのではないかという新説が浮上している。 あるいは1900年代に生まれた「インターネット」。その起源である「ARPANET」は、核戦争が起きたとしても

    「biim兄貴」に聞くRTA動画とネット文化への思い。タイムアタックに革命を起こした男は、電子の海に“うんこの墓標”を立てる
    type-100
    type-100 2019/05/14
    現代ネット史を考える上で貴重なインタビュー。あとで魚拓やローカル保存もしておこう。
  • ホロコーストの時代、なぜインスタ?すでに1億回再生、仕掛け人に聞く

    インスタグラムに開設されたアカウント「@eva.stories」には、13歳で亡くなったエバの日記をもとに、彼女の最期の日々を再現した動画がアップされています 出典: インスタグラム「@eva.stories」 ユダヤ人の親子が自主制作 かかった費用は「5億円はいかない」 重い歴史をインスタで扱うことへの批判も もしホロコーストの時代にインスタがあったならーー。75年前に亡くなった少女が残した日記をもとに、一つのアカウントがインスタグラム上に登場し、話題を呼んでいます。彼女の最期の日々を再現した動画の数々は、1日で1億回以上の再生回数を稼ぎ出しました。仕掛け人は、IT業界で財をなしたユダヤ人の大富豪。この企画に数億円の個人資産を投入したという、その狙いを聞いてきました。(朝日新聞エルサレム支局長・高野遼)

    ホロコーストの時代、なぜインスタ?すでに1億回再生、仕掛け人に聞く
    type-100
    type-100 2019/05/13
    “私たちの時代のテレビと、若者たちのインスタは何が違うというのでしょうか。本の内容が素晴らしいのなら、それを今の時代に合わせて変換してあげればいいだけです。”
  • 『沙石集』の電子テキストを公開しました : やた管ブログ

    『沙石集』の電子テキストを公開しました。 元和二年刊古活字『沙石集』:やたナビTEXT 底は、元和二年刊古活字(京都大学蔵)です。いつもどおり、翻刻部分はパブリックドメインで、校訂文部分はクリエイティブ・コモンズライセンス 表示 - 継承(CC BY-SA 4.0)で公開します。 『沙石集』は、鎌倉時代中期に無住によって書かれた仏教説話集・・・ということになっていますが、そう言うと無住に怒られるでしょう。 無住は執筆の意図を、序と最後の述懐に書いています。それによると、一般人のために、興味深い説話をネタにして、仏法を勧めるために書いたと言っています。 読んでみると、説話よりも無住の言葉の方がずっと多く書かれています。この無住の言葉はかなり難解で、とても人がいうように一般人のために書いたようには思えません。仏典や漢籍の引用も多く、よほど仏教と仏教語の知識がなければすべてを理解するこ

    『沙石集』の電子テキストを公開しました : やた管ブログ
  • 広中一成氏らの見解への疑問(高木俊朗の作品について): 読書放浪記録

    前回、牟田口廉也の宴会エピソードに関する記事を書いたが、その後、再びジセダイ総研に、「昭和陸軍と牟田口廉也 その「組織」と「愚将」像を再検討する」という座談会レポート(以下、単に「レポート」と呼ぶ)が掲載された。 このレポートの内容にも疑問点が多々あるので、改めて検証してみたい。 1 『抗命』と『戦死』の記述の重複説について(1) レポートの中では、以下のようなやり取りが行われている。 「広中:たとえばですが、高木俊朗の『抗命』の中に、牟田口が第十五軍司令部に作らせた遥拝場の前で、撤退してきた幹部の前で長々と精神訓話を垂れて、栄養失調の幹部たちがバタバタと倒れた......という有名な逸話があります。 辻田:ああ、誰でも知っているようなやつですね。 広中:ところが、おなじ高木の『戦死』にはこれに極めて類似した逸話が、桜井徳太郎のものとして出てくるんですよ。こうなると、実証史学的にはどちらも

  • 1942年に日本兵、豪の看護師21人を銃殺する前に何を 真実追求の動き - BBCニュース

    第2次世界大戦中の1942年、オーストラリアの女性看護師の一団が、日軍兵士たちによって殺害された「バンカ島虐殺事件」。いま、一人の歴史研究者が入手した証拠から、ある事象が浮かび上がりつつある。看護師たちは殺害前、日兵たちに性的暴行を受け、オーストラリア当局がそれをひた隠しにしてきたというのだ。

    1942年に日本兵、豪の看護師21人を銃殺する前に何を 真実追求の動き - BBCニュース
  • デマやフェイク・ニュースがはびこる今、歴史学者は「歴史修正主義」とどう闘うか?(成田龍一)

    「アウシュビッツ否定論者」がはるか昔から繰り返し現れるように、歴史を揺らそうとする動きは絶えません。 歴史とはなにか、その役割とはなにか。フェイク・ニュースが溢れかえる「ポスト・トゥルース」の時代を生きる私たちは、歴史学と歴史物語をどのように読むべきなのか。修正主義に抗うには、歴史学になにが必要なのか。 集英社新書から『近現代日史との対話 【幕末・維新―戦前編】』『近現代日史との対話 【戦中・戦後―現在編】』という、あわせて1000ページを超える著作を刊行した歴史学者、成田龍一教授にうかがいました。 歴史を通して考える、「私たちは何者か?」 最近、日では「私たちは何者か」を問う、歴史に関する書籍が注目を集めています。2016年にはイスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』(河出書房新社)が大ヒットし、2018年の同著者の『ホモ・デウス』(同)と合わせて100万部以

    デマやフェイク・ニュースがはびこる今、歴史学者は「歴史修正主義」とどう闘うか?(成田龍一)
  • マニ教の始祖像を初確認 奈良国立博物館で公開 | 共同通信

    大阪市の藤田美術館(一時休館中)が所蔵し、地蔵菩薩像とされていた絹絵が、マニ教の始祖マニを描いたものだったことが、京都大の吉田豊教授らの調査で分かった。独りだけを描く独尊像としてのマニ像が確認されたのは世界で初めてという。マニ像は13日から奈良国立博物館での特別展「国宝の殿堂 藤田美術館展」で公開されている。 マニ像は縦183.3センチ、横67.5センチ。絹地に鮮やかな色彩で描かれている。 マニは3世紀にメソポタミアで生まれ、マニ教の始祖となった。マニ教はヨーロッパやアフリカ北部、アジアに広がる世界的宗教に発展したが11世紀ごろから衰退、やがて滅亡した。

    マニ教の始祖像を初確認 奈良国立博物館で公開 | 共同通信
  • 旧海軍高雄型重巡に幻の5番艦 アメリカ生まれ砂漠育ちの「ミューロック・マル」とは? | 乗りものニュース

    旧日海軍の高雄型重巡洋艦は「高雄」「愛宕」「摩耶」「鳥海」と4隻が建造されましたが、実は幻の、5隻目の高雄型が存在しました。建造されたのは当時の敵対国アメリカ、しかも砂漠のど真ん中で、といいます。どういうことでしょうか。 数多の戦果を重ねた高雄型重巡洋艦に謎の「5番艦」 旧日海軍には、「高雄型」と呼ばれる重巡洋艦がありました。「重巡洋艦」とは当時、最も大きな「戦艦」に次ぐ強力な水上艦のことで、基準排水量1万トン以下(実際は制限を超えていた)、口径203mm以下の主砲を備えます。高雄型重巡洋艦は1番艦である「高雄」以下、「愛宕」「摩耶」「鳥海」の4艦が建造され、いずれも1932(昭和7)年に就役。太平洋戦争においては主要な海戦の多くに参加しました。 拡大画像 旧日海軍の高雄型重巡洋艦1番艦「高雄」。艦名は京都府の高雄山にちなむ(画像:アメリカ海軍)。 しかし戦争末期の1944(昭和19

    旧海軍高雄型重巡に幻の5番艦 アメリカ生まれ砂漠育ちの「ミューロック・マル」とは? | 乗りものニュース
  • NHK大河ドラマ、かくありたい!

    NHK大河ドラマ、かくありたい! 新型コロナの影響など困難に見舞われたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、それなりの高評価を得て終了した。ただ、戦国期などをテーマにした大河ドラマは主人公を「正義」として描くなど、ワンパターン化が否めない。時代劇が姿を消しつつある中、貴重な大河ドラマだけに、今回はもっと面白くなる策を提案したい。(写真はゲッティイメージズ) 新型コロナの影響など困難に見舞われたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、それなりの高評価を得て終了した。ただ、戦国期などをテーマにした大河ドラマは主人公を「正義」として描くなど、ワンパターン化が否めない。時代劇が姿を消しつつある中、貴重な大河ドラマだけに、今回はもっと面白くなる策を提案したい。(写真はゲッティイメージズ)

    NHK大河ドラマ、かくありたい!
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    type-100 2019/03/12
    大門先生、面白いけど案の定産経の読者には受けが悪くてコメント欄が荒れてる
  • (呉座勇一の歴史家雑記)読者に迎合しない歴史本を:朝日新聞デジタル

    <div class=\"Section videoranking\" id=\"VideosSlide\">\n<div class=\"Title\">\n<h2><a href=\"//www.asahi.com/video/?iref=com_rnavi_video#ranking-list-wrap\">動画ランキング</a></h2>\n<ul class=\"SubLink\"><li class=\"Fst\"><a href=\"//www.asahi.com/video/?iref=com_rnavi_video\">動画一覧</a></li></ul>\n</div>\n<div class=\"VideosSlide cFix\">\n<div class=\"VideosListOuter\">\n<ul class=\"VideosList cFix\">\n<

    (呉座勇一の歴史家雑記)読者に迎合しない歴史本を:朝日新聞デジタル
  • 八幡氏への反論:歴史学者のトンデモ本への向き合い方

    『週刊ポスト』2019年3月15日号に掲載された歴史小説家・井沢元彦氏の『逆説の日史』(以下『逆説』と略す)第1218回は、「井沢仮説を「奇説」「歴史ファンタジー」と侮辱する歴史学者・呉座勇一氏に問う」というものだった。私が朝日新聞に連載中のコラムなどで展開した井沢氏の著作に対する批判に、氏が反論したものである。 この問題について評論家の八幡和郎氏がアゴラ上で論評を加えている。 「週刊ポスト」で井沢元彦氏が呉座氏に公開質問状 井沢氏の公開質問状に対しては『週刊ポスト』誌上で回答する予定であり、それを読んでいただければ私の真意は八幡氏にも伝わると思うが、事前に一点だけお伝えしておきたい。 具体的な批判を控えている理由 八幡氏は前掲記事で 売れたからといって著作態度が安直だとか、監修という言葉が普通と違うとか、井沢氏の著作は学者から見て価値がないとかいう姿勢論でなく、百田氏の書いていることの

    八幡氏への反論:歴史学者のトンデモ本への向き合い方
    type-100
    type-100 2019/03/07
    まあこれぐらいの権威主義は無いと世の中回らないという話ではある。
  • 『日本国紀』監修者・久野潤氏の問いかけに答える

    『日国紀』問題で久野潤氏から再反論があった。 『日国紀』論争、久野潤「呉座氏は私の問いに真摯に答えよ」(iRONNA) 真摯に答えよとのことなので、私の考えを述べておく。泥仕合にしたくないので、なるべく簡潔に答えようと思う。 匿名の批判をどう考えるか 久野氏の反論は多岐にわたるが、主要な柱の1つは「ネット上での匿名の批判を相手にしない」という自身のスタンスの正当性を改めて唱えた点だろう。ネット時代においては、著名人に多数の匿名の批判が殺到するので、全ての批判にいちいち対応できないというのは、私も痛感するところである。 しかし、久野氏の勤務先である大阪観光大学を揶揄するといった中傷を除くのは当然として、議論する価値のある主な批判を選んで反論することはできるのではないだろうか。久野氏は匿名の批判者は揚げ足取りや人格攻撃ばかりしているかのように語るが、実際には『日国紀』の内容を真剣に検討し

    『日本国紀』監修者・久野潤氏の問いかけに答える
  • 兵士というもの | ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理 | みすず書房

    英米軍はドイツ兵捕虜同士の赤裸々な会話を盗聴し、膨大な記録を残した。この画期的史料を歴史学と心理学で分析し兵士の質に迫る。 第二次世界大戦中の英米軍は捕虜にしたドイツ兵の収容所に盗聴器を仕掛け、詳細な記録をとっていた。その総量は付随資料を含むと15万ページに及ぶ(記録の概説は「補遺」に記載)。 兵士から見た戦争については従来、調書、家族への手紙、回想録などが利用されてきたが、自己を正当化したり後づけの知識で補正されるなど、史料として多くの限界を抱えていた。しかし、盗聴されていることを知らない捕虜同士の会話は赤裸々で、ドイツ国防軍のみならず軍隊一般の心性史に新しい視座を拓く可能性を持っていた。 戦後も保存され1996年に機密解除されながら、書架に埋もれていたそれを発見した歴史家ナイツェルは、史料としての性格を看破し、社会心理学者ヴェルツァーに協力を求めた。人々の内面に触れるこうした史料の可

    兵士というもの | ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理 | みすず書房