プーチンのウクライナ侵攻を止められるのは誰か~「最悪だ」と呟いたマクロン プーチンとの対話の細い線が繋がっているマクロンに打つ手はあるのか 山口 昌子 在仏ジャーナリスト ロシアによるウクライナへの軍事侵攻開始(2月24日)から1週間が経った。プーチン大統領は3月3日、マクロン仏大統領と電話会談をおこない、攻撃は「(ウクライナの)非武装化達成の作戦完遂」まで続行すると宣言した。 誰がこのプーチンの暴挙、“鉄の意思”を停止させ、ウクライナを救済することができるのか。目下のところ、成果があまり上がっていないにせよ、国際社会でプーチンとの対話の細い線が繋がっているのはマクロンしか見あたらない。 プーチンと5回会談したマクロン マクロンは3日のプーチンとの90分の会談後、「『最悪の事態だ』と呟いた」と伝えられる。 マクロンとプーチンとの会談はこれで5回目。1回目は2月7日。危機が高まるなか、モスク