米大統領選は3日、投開票される。選挙戦最後の週末となる10月31日、共和党候補のドナルド・トランプ大統領(74)は東部ペンシルベニア州、民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)は中西部ミシガン州でそれぞれ支持を訴えた。選挙戦が本格化した夏以降、全米支持率平均ではバイデン氏が10ポイント弱の安定したリードを保つ一方、接戦州では小差となる構図は変わらず、このまま開票日を迎えることになりそうだ。 政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」集計の全米支持率平均によると、…
米大統領選で、民主党候補のクリントン氏(69)と共和党候補のトランプ氏(70)はそれぞれ、2人の名字を用いた慈善団体を持っている。規模も事業内容も異なるが、違法活動や癒着の可能性が指摘されており、火種となっている。 クリントン財団=クリントン株式会社 クリントン氏にとって、「クリントン財団」は昨年に立候補表明して以来、国務長官時代の「私有メール問題」と並ぶ問題だ。財団は夫のビル・クリントン氏(70)が中心となり、貧困や医療、災害救助、植林などの活動を行っている。しかし、海外関係者から、多額の献金を受け取っていることが「癒着」と疑われている。 内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露したクリントン陣営幹部のメールでは、14年秋に陣営幹部が「メディアが注目し、起きていることの責任を問われる」と懸念を示した。10月に暴露された文書では、ビル氏の側近が財団への企業献金を促し、元大統領個人の収益につな
米・大統領選挙の投票日が2週間後に迫った。民主党のヒラリー・クリントン候補の優勢が報じられるが、なぜか依然としてトランプの勝利を予想する人が後を絶たない。 実際、データを見る限りクリントンの優勢は揺るがない。クリントンは大統領選の行方を決するといわれる、いわゆるスウィング・ステートの多くで有利に選挙戦を進め、支持率でも常にリードしている。 クリントン陣営の潤沢な選挙資金は既に6億ドルを超え、メディアからも圧倒的な支持を得ている。高い人気を誇る現職のオバマ大統領夫妻も、熱心にクリントン支持を訴えている。しかも、依然として米国民の間で人気が高い夫のビル・クリントン元大統領も、妻の応援演説に全国を駆け回っている。 かと思うと、対立候補のトランプは失言や暴言が相次いだかと思えば、過去の差別的な猥褻発言のテープまで飛び出し、その後も、性的関係を強要されたと名乗り出る女性が後を絶たないなど、普通であれ
11月8日に投開票が迫る米大統領選で、民主党候補のクリントン氏(69)の「メール問題」が再び持ち上がった。米連邦捜査局(FBI)が28日に捜査再開を議会に伝えた。共和党候補のトランプ氏(70)はメール問題で攻勢を強めており、クリントン氏優位の選挙情勢が変わる波乱要因になる可能性もある。 FBIのコミー長官は28日、米連邦議会の上下両院8委員会に書簡を送り、「別の事件との関連で、メール問題の捜査に関係するとみられるメールが見つかった」とし、「適切な捜査」を再開すると伝えた。 ニューヨーク・タイムズによると、クリントン氏の最側近アベディン氏の元夫ウィーナー元下院議員が、ツイッターなどで女性にみだらな写真を送った事件の捜査に絡み、FBIが元議員の端末機器から、数千ページに及ぶメールを押収した。その中に、クリントン氏に関係する新たなメールが発見されたという。 クリントン氏は国務長官時代、…
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