新型コロナウイルス対策の中小企業向け持続化給付金の事業で、769億円で事務を受託した一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」は本当におかしな組織だ。経済産業省は「しっかりした団体だ」と繰り返すが、私たちが指摘をするまで、ホームページもない、電話番号も出ていない、法的義務である決算公告を出していない、常勤理事もいなかった。 私も最初からわかっていたわけではない。5月20日に「5月1日に持続化給付金を申請したがまだ入金がない」という相談の電話があった。そこで事務を担当しているサービスデザイン推進協議会に聞こうと思ったが、連絡先がわからない。住所だけわかったので、21日に行ってみたら、リモートワーク中という張り紙があって誰もいない。これはおかしいと思い、22日に国会で質問した。