どうした、枝野幸男! 2年前の原点を忘れるな いざ参院選へ。野党は言葉を磨け。怒りをこめて、社会を創り直そう 保坂展人 東京都世田谷区長 ジャーナリスト 長期政権による緩みや不祥事が続いているが… 7月4日公示・7月21日投票の参議院選挙がやってきます。 政府・与党には長期政権による緩みや不祥事が続いていますが、これを許している野党の現状はより危機が深いと感じています。 野党から「必ず勝って社会を変えてみせる」というパッションを感じさせる言葉がもっと鮮明に聞こえてこなければ、参議院選挙の投票率は上がらず、現状追認の結果が予想できます。 安倍晋三首相は、国会を延長せず、衆議院の解散もしない考えを表明しました。当初は「参議院選挙単独でも勝てる」という世論調査による情勢判断から「衆参ダブル選挙を見送った」と報道されていましたが、「年金炎上」の気配が濃厚になり与党有利の状況とは読みきれなくなったこ