帝国データバンクは21日までに、2020年の居酒屋事業者の倒産件数(負債額1千万円以上)が前年比17.4%増の189件になったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で外出が控えられ、自治体による営業時間の短縮要請や宴会を自粛する動きが広がったことも響き、2年連続で過去最高を更新した。近畿が58件と全体の3割を占め、最多になった。 地域別に見ると、近畿が15年連続で最も多かったが、件数自体は19年の67件から減少した。関東が57件で続き、19年の31件から大幅に増加した。大企業が多く、在宅勤務が浸透していることが影響したという。