(CNN) 米国で、黒人女性の農務省職員が人種差別的な発言をしたとして辞職に追い込まれたが、実は、発言の証拠とされた映像が意図的に編集されたものであったことが発覚し、農務長官が謝罪するまでに発展する騒ぎがあった。22日にはオバマ大統領が直接、女性に電話で遺憾の意を伝えた。 発端は、農務省職員のシャーリー・シェロッドさんが3月の講演で、白人農場主に適切な支援を提供しなかったと発言をしている映像が、インターネットの保守系ブログに掲載されたことだった。ブログには、この発言は農務省職員としてのシェロッドさんの体験を語ったものだと書かれていた。この映像をフォックス・ニュースや保守系メディアが一斉に報道し、批判を受けたシェロッドさんは辞職に追い込まれた。 だが、元の映像をすべて確認すると、この発言はシェロッドさんが農務省に就職する数十年前の体験を話したときのものであり、「人種を超えて協力するべきだ」と