あえて「8月の」と記述したのは、他の季節にはこれほどの平和論はまず高まりを見せないからだ。 「8月の平和論」は、いつも内向きの悔悟(かいご)にまず彩られる。戦争の惨状への自責や自戒が主体となる。とにかく悪かったのはわが日本だというのである。「日本人が間違いや罪を犯したからこそ、戦争という災禍をもたらした」という自責が顕著である。 その自責は、時には自虐にまで走っていく。個人で言えば、全身の力を抜き、目を閉じ、ひたすら自己の内部に向かって自らを責めながら平和を祈る、というふうだと言えよう。そして、いかなる武力の行使をも否定する。 こうした反応は自然であり、貴重でもある。日本国民が戦争によって悲惨極まる被害を被ったことは言を俟(ま)たない。その悲惨を繰り返さないためには、平和を推し進めねばならない。8月の平和の祈念は、戦争犠牲者の霊への祈りとも一体となっている。戦争の悲惨と平和の恩恵をとにかく
なかのまき 文字のこと 左手で字をかくこと ・国語科書写で毛筆全員必修が学習指導要領できまってますが外してください ・「筆順指導の手びき」は実用面ではひじょうにトンチキなのであれを唯一絶対の「正しい筆順」としておしえないでください ・手書きの字をかかないと一日も過ごせないような学校教育のあり方おかしいでしょ。左手書字者がいるんだから。 書写のことをしらべていくうちに、もしかして書写より国語がたいへんなことになってないかしら。と。 というか、国語があんなにたいへんなことになってるから、書写があんなことになってるんじゃ…… 『国語科教育実践・研究必携』(全国大学国語教育学会・学芸図書・2009) 176~177ページ 授業提案 ・日本語のすばらしいところ、ふしぎなところなどを取り出し、日本らしさ、日本人らしさを相互に確認することができる ・日本語の特性である「あいまい性」が、欠点でなく利点であ
有田芳生 @aritayoshifu 普天間移転問題。現地取材の結論は「閉鎖」して14年までに「返還」達成。ポスト冷戦の戦略変化で多国籍訓練可能なグアム移転は既成路線。政府は徳之島案を提示するがアメリカは拒否。北マラリア諸島テニアンを提示する可能性あり。基地は既にあるので日本に格納庫建設などの資金援助を求めてくる。 2010-04-08 09:26:55 岩上安身 @iwakamiyasumi 続き。米国は、地元合意にこだわり、その点で、ホワイトビーチ案も、徳之島も、長崎案も、暗礁。となると、残るは、グァム移転のみ。これがにわかに現実味を帯びてくる。その案を今日、川内議員、近藤議員が、平野長官に面会して、説明した。その行くえは、果して? 2010-04-14 00:50:44 松田光世 @matsudadoraemon @asamimasasi 普天間の緊急展開部隊の移設先が長崎・大村とす
政治家が悪い、官僚が悪い、マスコミが悪い、経営者が悪い、といった考え方は、完全に間違ってはいないにしても、問題の原因を「属人」的な部分に求めすぎている。こういう考え方は、きわめて高い能力と優れた人格を兼ね備えた人、いわば「超人」を要求するものだ。 日本では中央政府に権限が集中しているので、政治家や官僚はとりわけ、「超人」であることが求められることになる。しかしこれは非現実的であり、「永遠にかなわぬ夢」だ。能力は高いけれども腹黒かったり、いい人なんだけど無能だったりするのが、人間というものだろう。能力も高く人格も優れている場合でさえ、日本では「組織の論理」や「空気」によって、個人の才能が封じ込められてしまいやすい。 能力が高くて人格も高潔な「超人」のような人はめったにおらず、無限に供給されてこない。だから「超人」の登場に期待したり、それを前提とするのではなく、「凡人」でも社会が回るような「仕
「反日」という言葉を使って他者を批判・攻撃する人たちにとって、「反日」の「日」とは何を指しているのでしょうか。何に対して「反」であることを批判しているのでしょうか。 もちろん、「日」が「日本」の略であることは重々承知の上での質問です。実際の用例に即した、深い分析を求めます。
これも中学生から受けた質問です。私の回答はつぎのとおり。 グローバル化が、格差を拡大する原因であることは確かだと思います。しかし、グローバル化による貿易によって日本人全体は豊かになっているのも事実です。 中国から衣料品が輸入されるようになるまでは、衣料品の値段はとても高かったですし、食品の値段も高かったです。牛肉が外国から輸入されるようになるまでは、牛肉の値段はとても高かったのです。どの国も貿易をしなくなったら、日本も自動車や電機製品を輸出できません。貿易によってそれぞれの国が自分の一番得意なものに集中することができるので、なんでも自分の国で作っていた時よりも豊かになれるのです。 貿易によって、確かに、日本の中で以前よりも貧しくなる人が出てくるかもしれません。その結果、自国内の格差が拡大するかもしれませんが、豊かな人から貧しい人に所得を移転すれば、貿易をしなかったときよりも日本人は全員豊か
先日、中学生に経済の話をしました。その中で、日本の相対的貧困率が高いという話をしたところ、授業の後「どうして日本の貧困率が高いのか?」という質問を多くの生徒から受けました。 そこで、彼らに回答してみました。 日本で高いのは、相対的貧困率です。相対的貧困率は、所得の順位が50%の人の所得の半分以下の人の人数比です。日本では、比較的低位から中位の人の所得が高いので、50%目の人の所得(中位所得と呼びます)は、高めに出ます。 極端なケースを考えてみましょう。世帯人員は全員一人だとします。A国では、下から5%の人の所得がゼロ、5%から55%までの人の所得が100万円、55%から100%までの所得が1000万円だったとします。このとき、中位所得は100万円ですから貧困率は所得50万円以下の人の割合なので、A国の相対的貧困率は、5%になります。 B国では、下から5%の人の所得はゼロ、5%から20%の人
そろそろ、こちらで宣伝しておいてもいい頃合いじゃないかと思いますので、宣伝しておきます。 昨年12月のエントリで紹介したOECDの「Jobs for Youth: JAPAN」(日本の若者と仕事)ですが、中島ゆりさんの翻訳、わたくしの監訳で、近く明石書店から出版の予定です。 OECDという先進世界のコモンセンスの視点から日本の若者雇用問題を眺めると、いろいろと参考になることが多いと思います。 OECDの本書に関する説明は: http://www.oecd.org/document/35/0,3343,en_2649_34747_41567907_1_1_1_1,00.html(Jobs for Youth/Des emplois pour les jeunes: JAPAN) 昨年12月のわたくしのエントリは: http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/bl
日経ビジネスオンラインでは10月20日(火)より、10回にわたり「COLD JAPAN(コールド・ジャパン)~クール? コールドな日本産業の処方箋」をおくる。 新たな政権を迎え、気分も新たに成長を進めようとしているニッポン。しかし、一方で、停滞する国内市場のもと喘いでいる企業も多く景気の先行きが不安視されている。「クール=カッコいい」ジャパンと呼んでいるわりには、内情は冷え切っており、なにか新しい世界との関係や突出したビジネスを誰もが渇望してやまない状況となっているようだ。 本連載では、最新の事例やケース=症例を豊富に取り上げながら、「巣ごもり」「ガラパゴス」などと揶揄される「コールド」なニッポンの現状を理論的な切り口で分析、《コールド・ジャパン》脱却と新たな成長のための「処方箋」を提言していく。本連載が、国内市場の凋落を前に、気分新たにこれからの成長を模索している企業の経営幹部やキーパー
刀匠、河内國平(かわちくにひら)が製作した太刀。日本刀は茎(なかご)の表に作者名、裏に製作年月日の銘を切る。刃長二尺(約60cm)以上の大型の日本刀には、刃を下にして腰に吊るす太刀と、刃を上にして腰に差す刀がある。(撮影:宮田昌彦) 日本刀は武器という名の、このうえなく美しい「道具」である。 かつて使い手は、これを手に敵と戦った。その時代には、日本刀の出来がそのまま自分の生死に関わっていた。いや自分だけではない。自身の肉親や家族、友人、そして仲間たちを守る生命線だったのである。そんな切実な要求と大きな需要は、多くの優秀な作り手を生み出すことになり、実際に名作と呼ばれる数々の日本刀が生み出されていった。その中には、偶然に名品となり得たものもあったかもしれない。それをも経験として取り込み、濃密な試行錯誤を繰り返すうちに日本刀は様式を獲得し、工人たちによって一つのメソッドとしての基本製法が確立さ
きのうの記事の続きだが、日本の自殺率がなぜこれほど高いのかというのは、かなり深刻な問題だ。それが「失われた20年」に増えたことから考えても、いま日本社会が直面している変化を象徴しているように思われる(テクニカルで長文)。 基本的な原因として自殺を名誉ある行為とする文化があり、経済的な苦境や高齢化による病気が増えたことも事実だろう。しかし時系列データでみても、1990年から10年ほどの間に1.5倍にも激増したのは、ただの不況や失業の問題とは思えない。興味あるのは、主要国の中で韓国の自殺率が日本と並ぶ高さになり、しかも同じように90年代以降、急増していることだ。以前の記事でも書いたように、日本と韓国は「双子国家」であり、両国には相違点が多いが共通点も多い。似ているのは、日本の系列や韓国の財閥に代表される長期的関係によるガバナンスが崩壊しつつあることだろう。 囚人のジレンマから協力が発生する
2014年10月(1) 2014年09月(1) 2014年08月(2) 2013年02月(6) 2013年01月(17) 2012年12月(16) 2012年11月(12) 2012年10月(5) 2012年09月(2) 2012年07月(5) 2012年06月(2) 2012年03月(2) 2012年02月(21) 2012年01月(18) 2011年12月(8) 2011年11月(7) 2011年10月(1) 2011年08月(6) 2011年07月(4) 2011年01月(9) 2010年12月(7) 2010年02月(1) 2010年01月(17) 2009年12月(4) 2009年09月(10) 2009年08月(25) 2009年07月(26) 2009年06月(20) 2009年05月(5) 2008年06月(5) 納得できない美徳 「自分の仕事が片付いたらそれで終わりと思わ
元ネタ dannychoo.com 時間が無いのでサクっと。 お題は、記事タイトルのような感じ。 お馴染みのダニーさんのサイトからです。 日本人はどんな場所でも寝る、というのは最近ステレオタイプの一つ みたいになってきてる様子。画像サイトにもよく路上や電車で寝てる 日本人の写真がアップされてるとか。 今回は、そういった写真を元にしたダニーさんの記事への反響です。 では、興味のある方は続きをどうぞ。 :) Japan Public Sleeping 4 Mon 2009/06/15 外人が日本に来ると、大変おもしろがるのは、外で眠る人たちの事です。 自分の国で同じ事まねすれば、起きたら所持金などは盗られる事に違いないからだ。 ラーメン丼を枕に寝るお父さんは別格。 写真byエクトルさん。 ☆ この記事へのコメント ☆ Tsun-chan こんなだらけたストームトルーパーはダースベーターに見
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帰化手続きって超面倒だよ。面倒というより、それぞれの書類の請求にかかる時間が長くて((2ヶ月~半年))まちまちな上、役所の都合で大幅に遅れて前回取得した書類がパーになったりして、手数料と時間だけが消えていく。更に帰化は親戚に前科者がいたりするとすんごい難しくなる。どうしようもないクズで親からも勘当され、親戚中からも縁を切られた親戚のクズが最近窃盗を働いたらしく、見通しが辛くなってきて涙目。しかも在日の戸籍って扱いがアバウト過ぎて書類請求する段階になって戸籍になっていた本籍地がなくなっていてサァ大変なんてこともザラ。つか、自分がそうなんだけどねwwwwwwwwwwwwwワラエナスwwwwwwwwwwwwwwwww自分で全部やろうと思うとその辺でまずつまづく。で、行政書士にお金出して頼むと30万弱はかかる。この不況の御時世に30万は出したくない。月の食費に直すと10か月分。出すくらいなら旦那さ
少し前の番組になるが、去年12月21日に放送された「サイエンスZERO」がとても興味深かった。 人間性とは何か、信頼や満足感はどこから生まれるのか。わかったつもりでいたけれど実はほとんど知らないのだと気付かせてくれた。 「シリーズ・ヒトの謎に迫る」第3回は、さまざまな工夫を凝らした実験で「心の正体」を探る社会心理学の最前線を見る。プレゼンターは北海道大学の山岸俊男教授。「なぜ実験で心がわかる?」という質問に、山岸教授は「心と意識は別もの。ヒトの心は本人にもよくわからない。実験なしに知ることは不可能」と言い切る。山岸教授の研究チームが実施する実験は、たとえば「独裁者ゲーム」と呼ばれるもの。二人組の一方に「ふたりで分けなさい」とお金を預けたとき、どのような割合で分けるかを大勢に試して統計を取る。その結果、独り占めする人はほとんどおらず、意外に均等に分ける人が多いことがわかる。それはなぜか?その
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