銀座Rails#40
技術部の外村(@hokaccha)です。今回はクックパッドのウェブサイトのフロントエンドを Next.js などを使って作り直している話を書きます。 この記事で紹介する新システムは、スマートフォン向けのレシピページで確認することができます。もし興味があるかたはレシピページをスマートフォンのユーザーエージェントで開いて DevTools などで確認してみてください。 Next.js と GraphQL で動いているのがわかると思います。 ご存じの方も多いかもしれませんが、クックパッドのウェブサイトはモノリシックな Rails で作られていて、10年以上 Rails で開発を続けてきました。10 年以上同じシステムで開発を重ねれば当然レガシーな部分が大量に生まれてきますが、特にフロントエンドはその影響が顕著でした。 どこから使われているかわからない CSS が大量にある、JS のコードは昔なが
こんにちは、サーバーサイドエンジニアの竹若です。今回GraphQLにおけるエラーハンドリングを調査、Ruby on Railsとgraphql-rubyを使って実装する機会があったので、そこで得られた知見を共有させていただきたいと思います。(なお今回の実装はプロダクション環境には出ていません) GraphQLの仕様とプラクティス それではまず初めに、GraphQLが仕様に定めているレスポンスの返し方を見ていきましょう。 レスポンスのフォーマットに関するプラクティス GraphQLのプラクティスの1つに、レスポンスのhttp statusを200で統一し、レスポンスのerrorsキーにエラーの詳細な情報を持たせるというものがあります。 なぜならGraphQLではリクエストに複数のクエリを含めることができるからです。 https://www.graph.cool/docs/faq/api-ee
MF KESSAIでバックエンドのエンジニアをやっている@garsueです。 先日、社内向けサービスの新規開発でGraphQLを採用することになりました。 今回はその経緯や実装方法についていくつか参考記事を交えながら紹介していきます。 なぜGraphQLか 今回新規で開発するサービスは以下のような特徴があります。 MF KESSAIの内部は複数のサービスに分かれていて、それらをふんだんに利用する 社内向けなので直近でそこまで高負荷になる見込みはない フロントエンドとバックエンドのすり合わせにあまり時間をかけたくない(そんなに時間はない) まず複数サービスとの協調という点について、マイクロサービスをベースとしたGraphQLとGoによる開発を紹介した記事Using GraphQL with Microservices in Goにある内容をそのまま適用できそうだなというところからGraphQ
scalar型を新しく定義するためにはscalarキーワードを使います。例えば、Date型を新しく定義するには次のようにします。 scalar Date スキーマではこれだけですが、実際に使う際はGraphQL処理系に対してさらにシリアライズとデシリアライズを定義することになります。 GraphQL組み込みのscalar型は先にあげたものだけなので、例えばバイナリ、日付と時刻、HTML/XML、BigIntなどを必要に応じて追加することになるでしょう。ただしその場合、サーバーサイドとクライアントサイドでシリアライズ・デシリアライズの実装を一致させる必要があります。 Enum enum(イナム)はscalar型の一種で、特定の値のみを持つ型です。例えば、組み込みscalar型であるBooleanをenumで宣言すると次のようになるでしょう。 enum Boolean { true false
react-apollo の調査で GraphQL サーバーをさっくり実装する必要があり、 今 graphqool どうなってるんだっけ、と見に行ったら prisma が推奨されていました。 日本語情報がまったくなかったので、調査した結果をまとめておきます。 prisma とはなにか GraphQL の形をした ORM MySQL/Postgre への マイグレーションヘルパー付き モデル定義からインデックス自動生成 CRUD自動生成 graphqoolの次期版? PaaS に依存せず、自分でデプロイ可能なマイクロサービス 自分も最初よくわからなかったのですが、 使ってみた感じでは、 GraphQL の形をとった ORM + Migration Helper です。 $ npm i -g prisma $ prisma init my-graphql-server # REPL で実装を選
こんにちは。いかがコーディングお過ごしでしょうか。 私は今更ながら最近GraphQLで遊び出し、そしてApollo Clientに出会いました。 ワクワクしました。「これは想像以上に既存のフロントエンドの設計・実装を変えるものだぞ!」と感じました。 「Apollo ClientってGraphQLクライアントでしょ?GraphQLエンドポイントない俺には関係ないな。」と思ったそこのあなた、それだけじゃないんですApollo Clientは!!!!! 本記事では「Apollo Clientとはなんぞや」という話と「なぜ私がApollo Clientを布教したいのか」という点について語ります。実は最初は実装含めたチュートリアルを書いていたのですが長くなり過ぎたため記事を二つに分けました。この記事はどちらかと言うと概念系の話が多めで、片方にApollo Client + Reactのチュートリアル
GraphQLをサーバー側とクライアント側とで実装してみて得た意識すべきポイント3つについて。 ひとつのエンドポイント バージョン無し できるだけ薄く この3つを意識して実装するのとそれが無いのとでは実装スピードが何倍か違うと思う。特にREST脳な人の場合。 GraphQLは使い所さえあえばめちゃくちゃに有用で面白い。しかもGraphQLの公式サイトはとてもわかりやすく説明されている。その辺のブログ記事よりもよほど洗練されていて、技術に関してはここ以外に読む必要はほぼ無い。 しかしGraphQLを使いはじめた当初はなんか妙にコーディングが進まなかった所があった。その原因はずっとRESTfulでやってきたREST脳の意識からGraphQLへと変換できていなかったことだった。GraphQLとRESTは設計思想が異なるので、意識を変える必要がある。その意識さえ変えればGraphQLに難しいところ
今年GitHubがGraphQL APIを正式公開したあたりから、GraphQLが去年とかに比べちょっと流行り始めたように感じる。idobataがGraphQL APIを公開したり、Kibelaも公開APIをGraphQLで作ることを宣言している。 利用者側からすると使えるインターフェースの中から必要なものを調べて使うだけなのであまり考えることはないのだが、自分がAPIを提供する立場になると話は変わってくる。REST APIとGraphQL APIはどちらかがもう一方のスーパーセットという風にはなっておらず、どちらかを選択すると何かを捨てることになるので、要件に応じてどちらを選ぶのが総合的に幸せなのか考える必要がある。 以前趣味でGitHub連携のあるサービスを作っており、それを最近GraphQL API v4を使うように移行し、そこでついでにそのサービスのGraphQL APIを書いてみ
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