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尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、東京地検は9日、動画投稿サイト「ユーチューブ」を運営する検索大手グーグルの日本法人(東京都港区)から、映像を投稿したパソコンのIPアドレス(ネット上の住所)を入手した。 分析の結果、同サイトに投稿された映像は、神戸市内の漫画喫茶のパソコンから送信された可能性が高いことが判明。共同で捜査している警視庁はこの漫画喫茶に捜査員を派遣、捜査への協力を求めた。店の防犯カメラ映像や入店客の情報を入手した上、投稿者の特定を進める。 検察当局は内部調査の結果、映像は石垣海上保安部(沖縄県)か那覇地検の内部から流出した疑いが強まったとして、8日から国家公務員法(守秘義務)違反容疑で捜査に乗り出した。神戸市内から投稿されていた可能性が高いことにより、石垣海保や那覇地検職員以外の第三者が関与した疑いも出てくる。匿名性の高い漫画喫茶から投稿されていたことで、捜査が難航
アニメやゲームのキャラクターをボディーに塗装した「痛車」と呼ばれる車を集めた「館林駅前コスプレ&痛車イベント」が7日、群馬県館林市城町の市役所東広場で開かれた。 奇抜なデザインの車が目をひき、大勢の見物人で終日にぎわった。 「痛車」という名前の由来は「見ていて痛々しい」から。「オタク」を自認するファンが、自らの趣味を自虐的に表現した。この日は県内外から約150台の「痛車」が集結し、「新世紀エヴァンゲリオン」など人気アニメのキャラクターの絵柄を披露した。 同イベントの開催は2回目。全国各地でアニメにちなんだ街おこしが進む中、「オタク」の常連客を持つ東武線館林駅前のアイス店「ジェラートの丘」の店主岡達典さん(28)が今年2月、「館林でもオタクのイベントをやろう」と発案。4月に続いて2回目の開催にこぎ着けた。
家や自室に閉じこもって外に出ない若者の「ひきこもり」が全国で70万人に上ると推計されることが、内閣府が23日に発表した初めての全国実態調査の結果から分かった。 将来ひきこもりになる可能性のある「ひきこもり親和群」も155万人と推計しており、「今後さらに増える可能性がある」と分析している。 調査は2月18〜28日、全国の15〜39歳の男女5000人を対象に行われ、3287人(65・7%)から回答を得た。 「普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」「普段は家にいるが、近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが、家からは出ない」「自室からほとんど出ない」状態が6か月以上続いている人をひきこもり群と定義。「家や自室に閉じこもっていて外に出ない人たちの気持ちが分かる」「自分も家や自室に閉じこもりたいと思うことがある」「嫌な出来事があると、外に出たくなくなる」「理由があるなら
テレビアニメなどで活躍する声優・池沢春菜さんのホームページの掲示板に名誉を傷つける書き込みをしたり、面会を迫る電子メールを送ったりしたとして、名誉棄損の罪とストーカー規制法違反に問われた盛岡市、無職佐々木潤被告(28)の公判が13日、東京地裁立川支部(毛利晴光裁判官)であった。 検察側は「犯行は悪質」として懲役1年6月を求刑、弁護側は無罪を主張して結審した。 論告で検察側は、名誉棄損について「不特定多数が閲覧できる電子掲示板に、一見して中傷と分かる書き込みをしている」などと指摘した。一方、弁護側は「被害者の証言は信用できないほか、恋愛関係にあったのでストーカー行為などにあたらない」などと訴えた。 起訴状では、佐々木被告は昨年2月、掲示板に「俺と結ばれました」「気分で物事を言うほら吹き」などと書き込み、「盛岡まで来てよ、一人で」などと、16回にわたって電子メールを送信したとされる。
2日午後9時45分頃、富士山の8合目付近にいるという男性から「一人で富士山に登ったがライトを持っておらず、暗くて道がわからない。怖いので助けてほしい」と119番があった。 静岡県警富士宮署などの山岳救助隊員6人が出動し、午後11時半頃、6合目(標高2490メートル)まで自力で下りてきた男性を保護した。男性にけがはなかった。 同署の発表によると、男性は東京都中野区のパチンコ店店員(22)。2日午後5時頃、静岡県側の富士宮口5合目から入山し、9合目(3460メートル)付近まで登ったところで断念して下山を始めたが、暗くなったため携帯電話で救助を求めたという。 男性は長袖のカッターシャツにジーパン、スニーカーの軽装。食料や装備もなく、手ぶらだった。富士山は1日に山開きしたが、6合目付近の気温は2度。男性は登山歴もなく、「思いつきで登ってしまった」と反省した様子だという。同署は「人騒がせな話。一歩間
小惑星イトカワに着陸した探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルには、1ミリ・メートル以上のイトカワの砂粒や石のかけらは入っていないことがわかった。 宇宙航空研究開発機構が18日、エックス線を使った検査で確かめた。 宇宙機構のはやぶさプロジェクトチームは同日夕、カプセルが破損していないかをエックス線で検査した。1ミリ・メートル間隔で調べたところ、カプセル内の密閉容器は壊れていなかったが、その中に砂や石などの試料はみつからなかった。 はやぶさは、2005年に小惑星イトカワに着陸した際、表面の砂などの採取を試みた。しかし、装置がうまく働かなかったため、いまは0・01〜0・1ミリ・メートルほどの小さな試料が入っていることに望みをかけている。 今後、カプセルを解体して密封容器だけを取り出し、エックス線で再度検査。その後、開封して詳しく内容物を調べる。中に試料が入っているかどうかが判明するまでには、数
宇宙航空研究開発機構は後継機「はやぶさ2」の計画を進めている。文部科学省は昨夏、今年度予算の概算要求に17億円を盛り込んだが、政権交代を受けた予算削減で3000万円に縮小。製造に着手できなかった。 はやぶさ2は、目標とする小惑星と地球の位置関係などから、2014〜15年に打ち上げないと、次の機会は10年以上も先になる。来年度には製造に着手しないと間に合わない。川端文部科学相は11日、「(はやぶさの実績が)次につながるようにしたい」と述べた。 ただ、財政状況は厳しい。宇宙開発の今年度予算は3390億円で前年度比2・6%減。今後も大幅増は見込めない。はやぶさの快挙をどう生かすのか、注目される。
【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】日本の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、地球と太陽の距離の40倍に上る60億キロ・メートルの旅を終え、打ち上げから7年ぶりに地球へ帰還した。 午後8時21分(日本時間午後7時51分)に試料カプセルの分離に成功し、同11時21分(同10時51分)ごろ大気圏へ突入した。 カプセルがウーメラ(南オーストラリア州)付近で回収される可能性が高まった。 カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、ぎゅっと固まる過程を経た惑星の岩石と違い、太陽系の初期の状態をとどめているとみられる。米アポロ計画で採取した月の石などに続く、貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めている。 はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に地球から3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、砂などの採取を試みた。地球からは小さすぎて見えな
【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】小惑星探査機「はやぶさ」が日本時間13日午後10時51分に大気圏へ突入する。 その直前、地球の撮影に挑む。大気圏突入で燃え尽きるはやぶさ。「7年ぶりに戻ってきた故郷の姿を最後に撮らせてやりたい」という研究者らの思いは通じるか。 はやぶさは同午前9時には地球から27万6000キロ・メートルの距離に迫る。そこから見る地球は地上から見る月の約5倍の大きさになっているはずだ。 しかし、はやぶさの最後の重要任務は、小惑星の試料を納めた可能性がある内蔵カプセルを機体の前面から地球に向けて放出する作業。それに必要な姿勢を保つため、底面のカメラは地球が見えない方向に向けている。 相次ぐ故障を乗り越えて帰ってきたはやぶさに、その「目」で、もう一度地球を見せたい――。はやぶさ計画を率いる宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授らが撮影を思い立った。カプセル放出から大気圏
読売新聞社は、鳩山首相が退陣を表明した2日から3日にかけて、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。 民主党の支持率は29%で、前回調査(5月29〜30日)の20%から9ポイント上昇し、自民党は18%(前回20%)だった。 今年夏の参院比例選投票先でも民主は25%(同14%)に回復し、自民18%(同19%)を上回った。鳩山首相と民主党の小沢幹事長がそろって辞任することを「評価する」と答えた人は69%に上った。 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題の混乱や「政治とカネ」で、首相と小沢幹事長が責任を取る形となったことで、民主への支持が戻った格好だ。ただ、民主党の支持率は、下落傾向にあった3月当時(31%)の水準にとどまり、昨年9月の鳩山内閣発足直後に記録した51%には及んでいない。 首相と小沢幹事長の辞任について個別に聞くと、首相の辞任を「当然だ」と思う人は66%、小沢幹事長の辞任には「当然だ」が
<掘り出しニュース>「はじめての秋田弁」 転校生の“衝撃”描く4コマ漫画人気 地元ネタや言葉満載 6月2日18時33分配信 毎日新聞 【秋田】標準語で穏やかに話していた若い女性の先生が、母からの電話に「かっちゃ? 学校さ居るどぎだば携帯さ電話してけばダメだって言ったべや?」。秋田市の会社員、こばやしたけしさん(38)が、横浜市から秋田に転校してきた女子高生を主役とする4コマ漫画「はじめての秋田弁」(無明舎出版)を出版。秋田市の大型書店で2週連続売り上げ1位を記録する人気となっている。【坂本太郎】 父の仕事で初めて秋田暮らしをする主人公「神宮寺みなせ」が、秋田弁丸だしの友人や先生と過ごす日常の中で秋田の言葉や文化の理解を深めていくストーリー。 降り積もった雪にうっとりすると「ばがけーッ!」と体当たりして「雪は白い悪魔」と諭す友人。「知り合いのなまはげを呼んで、ごしゃいでもらう」と携帯電話
高知県土佐清水市の大岐浜で、海水が赤く染まる現象が続いている。 イギスと呼ばれる紅色の海藻が潮の流れで集まったため。赤潮とは違って無害で、刺し身のツマなど食用にもなるが、見た目は血で染まったようにも見える。徳島県から訪れたサーファーは「赤潮かと思った。少し気味が悪い」と話していた。 同浜は足摺半島の付け根にあり、延長1・6キロの白砂青松で知られる。岩場で育ったイギスは4月頃から浮遊。ほぼ毎年、潮流の具合で同浜に流れ込み、5月中旬までに大半が枯れて消えるが、県土佐清水漁業指導所の松浦秀俊所長は「今年は3月以降の長雨で海水温が上がらず、枯れるのが遅いのでは」と分析する。
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