フィリピン、フリーダムアイランドのエコツーリズム地区に漂うプラスチックごみ(PHOTOGRAPH BY RANDY OLSON, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 世界の海岸に打ち上げられた漂着ごみで、キャンディの包装材やスナック菓子の空き袋といったプラスチックの食品包装材が初めてタバコの吸い殻を上回り、最多となった。 歓迎されないこの統計値は、環境保護団体オーシャン・コンサーバンシーが毎年行っている海岸清掃活動(ビーチクリーンアップ)の最新の報告書で明らかになった。2019年の清掃活動では、116カ国の海岸から9400トンを超えるごみが1日で回収された。その数は3250万点にのぼる。 プラスチック包装材は、2002年から2014年の間に米国、ヨーロッパ、中国、インドで生産されたプラスチックの45パーセント近くを占めており、世界のごみの中でも主要な位置を占める。それでも、