下郷町の大内宿で、名物の「とち餅」から国の基準を上回る放射性セシウムが検出され、県は販売された7袋を食べないよう呼びかけています。 製造工程で使ったあく抜きの灰が原因とみられ、東日本の17都県で生産された灰の、食品への使用の自粛も呼びかけています。 県によりますと、定期的な食品検査で下郷町の観光地、大内宿にある「加登屋」で今月5日に販売されたとち餅から、国の基準を上回る1キロあたり130ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。 販売されたのは7袋で、購入した人は食べずに、店に連絡してほしいと呼びかけています。 とち餅は、もち米ととちの実から作られますが、使われた原料は、いずれも検査で問題はなく、とちの実のあく抜きに使う灰に、放射性物質が含まれていた可能性があるということです。 林野庁は、平成24年に福島や新潟を含む東日本の17都県で生産された灰やまきを、食品の加工や調理に使うの
インドネシアのマドゥラ島では、伝統的な天日製塩で塩が作られている。新たな研究によって、この地域で生産される塩はマイクロプラスチックの含有量が特に高いことがわかった。(PHOTOGRAPH by Ulet Ifansasti, Getty Images) 数年前、海塩からマイクロプラスチックが初めて見つかった。しかし、調味料として身近な塩に、プラスチック微粒子がどのくらい含まれているかについては、分かっていなかった。新たな研究で、世界の食塩の9割にマイクロプラスチックが含まれているというショッキングな結果が報告された。(参考記事:「研究室 忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実」) この研究は、韓国の研究者グループと環境保護団体「グリーンピース東アジア」の合同チームが、塩に関する既存研究を活用してまとめたものだ。食塩に含まれるマイクロプラスチックが地理的にどう広がっているか、プラスチック汚染
【10月11日 AFP】世界は壊滅的な気候変動を回避するために、肉の消費量を大幅に削減することが不可欠だとする研究結果が10日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 急速な地球温暖化に歯止めをかけるため、人類は厳しい選択を迫られている。英オックスフォード大学(University of Oxford)の研究員らが、人間の食生活が環境に及ぼす影響を徹底的に調査した今回の研究では、2050年に世界人口が100億人に達することが予想される中、欧米諸国が現在の肉の消費量を90%削減する必要性が示唆されている。 食料生産は気候変動の大きな要因の一つだ。中でも畜産業は、家畜が温室効果ガスであるメタンを大量に排出する上、放牧地を確保するための大規模な伐採によって二酸化炭素を吸収するはずの森林が破壊されたり、持続不可能なほど大量の水が使用されたりする。例えば500グラム分の牛肉の生産には、70
<プラスチック汚染は海だけではなかった――主要な11の国際ブランドのペットボトル入り飲料水93%からプラスチック粒子が検出> 市販のペットボトル入り飲料水は汚染されていないから安心して飲める――。そんな消費者の信頼を裏切るような研究結果が報告された。目に見えないプラスチック粒子が混入していて、水と一緒に飲み込んでいる恐れがあるという。 ニューヨーク州立大学フリードニア校の研究チームは報道NPOのオーブ・ディアから委託され、11の主要な国際ブランドのペットボトル入り飲料水259本を検査。その結果、93 %にポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのプラスチックが混入していることが分かった。 汚染物質はマイクロプラスチックと呼ばれる微小な粒子で、発生源は服や化粧品、包装材、プラスチック製品の劣化、製造工程などさまざまだ。研究チームは「プラスチックの生産増加に伴って、プ
台湾当局が6月に打ち出した、プラスチック製ストローの使用を禁じる規制案が波紋を呼んでいる。台湾には、つぶつぶのタピオカが入った名物のミルクティーがあるが、「ストロー無しでどうやって飲むのか」と人々が疑問視するのに対し、規制を担う環境保護署が「スプーンで食べればよい」と反論。「タピオカ論争」が盛り上がっている。 規制案では、来年7月からファストフード店やショッピングセンターなどで、店内用に使い捨てのプラスチック製ストローを出すことが禁じられる。将来は対象を広げ、持ち帰り用も認めない方針だ。廃棄プラスチックによる海洋汚染を防ぐ狙いがある。 温暖な台湾では、街角にジュースやお茶を売るスタンドが多く、市民にとってストローは、とても身近な存在。特に名物のタピオカミルクティーは、専用の太めのストローで、タピオカのつぶつぶをズルズルと吸い上げる食感が人気だ。 それだけに地元メディアは「ストロー廃止は、タ
アイスコーヒーがおいしい季節となりました。お店で飲めばプラスチック製ストローが、注文しなくてもついてくると思います。ストローが無くても飲めるはずですが、あれば便利。そんなプラスチック製ストローを飲食店が提供することを全面的に禁止する動きが、アメリカの自治体の間で広がっています。スターバックスやマクドナルドなど大手チェーンも対応に大わらわ。なぜ禁止しなければならないのでしょうか。 (ロサンゼルス支局記者 飯田香織) カリフォルニア州マリブ。美しい海岸が広がり、国内外から大勢の海水浴客が訪れ、サーフィンポイントとしても知られます。 そのマリブ市が6月1日、全米の主要都市としては初めての措置に踏み切りました。 飲食店が使い捨てのプラスチック製ストローを客に提供することを全面的に禁止したのです。 当日の朝、マリブ市内にあるスターバックスを訪れたところ、アイスコーヒーに添えて渡されたのは紙ストローで
ビール。その気泡が弾けると同時に私たちの日頃の悩みやストレスも弾けさせてくれる飲み物。そんな泡の正体は重曹とクエン酸の化学反応で生まれた二酸化炭素だ。 しかし、ビールに関わる二酸化炭素は泡だけではない。ビールの製造過程では多くの二酸化炭素が排出されていることをご存知だろうか? この二酸化炭素の発生は地球環境にさまざまな悪影響を及ぼす。その代表例として地球温暖化があげられるだろう。 ここ数十年間で平均気温が約1℃上昇していると言われている。また、このままいけば100年後には現在の平均気温より約4℃も上昇している可能性があるという。たった4℃と思うかもしれないが、世界自然保護基金によれば、この約4℃の違いが野生動物の約50%を絶滅させる恐れがあるというのだ。 このまま地球温暖化が進み気温が上昇し続ければ、美味しく冷たいビールを飲むに適した気温にはなれど、ビールを作ること自体が禁止される日が来る
ペットボトルの水の93%はマイクロプラスチックを含んでいることが判明。WHOが検証へ2018.03.19 12:45130,311 塚本 紺 我々はプラスチックも飲んでいると...! 非営利ジャーナリズム団体であるOrb Mediaが新しく発表した研究結果によると、9つの国からサンプルされた259個のペットボトル飲料水をテストしたところ、242個のペットボトル飲料水から微小なプラスチック粒子、マイクロプラスチックの粒が発見されたそうです。9割以上のペットボトル飲料水にマイクロプラスチックが含まれていることになります。この結果を受けて、世界保健機構(WHO)がこの問題を検証することになりました。 海や魚などの生態系に含まれるマイクロプラスティックは年々その注目度を高めています。今回のテストではEvian、Aquafina、Dasani、San Pellegrinoといった大手ブランドのペット
【1月26日 AFP】英国で1年間に消費されるサンドイッチの二酸化炭素(CO2)排出量は、自動車800万台分の年間CO2排出量を上回るとする研究結果が25日、発表された。 英国サンドイッチ協会(BSA)によれば、英国では毎年約115億個のサンドイッチが消費され、自家製と店売りが半々だという。このデータに基づくと、サンドイッチの消費に伴うCO2排出量は年間平均950万トンとなり、自動車860万台を1年間使用したときの排出量に相当すると、研究を行った英マンチェスター大学(University of Manchester)のアディサ・アザパギッチ(Adisa Azapagic)教授は指摘している。 研究チームでは、サンドイッチの具材40種類について、原材料調達から廃棄・リサイクルまでに排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算した「カーボンフットプリント(CFP)」を調べた。 最もCO2排出量
by Joy 油モノを調理する際に空気中に放出される脂肪酸が、寒さをもたらす雲を作り出す手助けをしている可能性がある、と新しい研究が示しています。 Deep fat fryers may help form cooling clouds - BBC News http://www.bbc.com/news/science-environment-42081892 研究者によると、脂肪族の分子は大気中のしぶき(大気中に存在する細かな液体)の中で複雑な三次元構造を形成し、それによりできたエアロゾルは通常よりも長く持続し、気候に冷却効果をもたらす雲を形成する手助けをするそうです。 大気中のエアロゾルは不確実性の高い気候科学の分野のひとつ。エアロゾルというのは気体中に固体または液体の微粒子が多数存在する状態を指し、サハラ砂漠の砂塵から化学反応により生じるものまでさまざまな種類が存在します。エアロゾ
shinshinohara @ShinShinohara たとえば日本では、有機農産物は「おいしい」「体によい」という、それを食べる消費者側のメリットがよく強調され、買ってもらおうとする。しかしヨーロッパでは「環境によい」ことが認識され、それが理由で有機農産物は売れている。これ、意外に決定的な違い。 2017-11-22 07:32:25 shinshinohara @ShinShinohara 日本のように「体にいい」理由で有機農産物を売ろうとしても、「そうは言っても高い」という、これまた消費者側の理由で買わないという消費行動になってしまう。有機農産物は虫がついているかも、という、これまた消費者側の理由が勝ると手に取らなくなる。結果、日本は有機農業わずか1%。 2017-11-22 07:35:40
一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF 世界の海水から採取する食用塩のほぼすべてに、微細なマイクロプラスチックが含まれていることが、複数の研究で判明した。米国での研究では食品ストアで普通に販売されている食塩すべてから検出した。スペインの調査でも、すべての食塩から、ペットボトル原料のポリエチレンとテレフタレートを検出した。海塩は世界のどこでも同様にプラスチック汚染されているとみられる。現時点では、健康への影響は不明。だが、汚染の広がりは明瞭だ。 先に、マイクロプラスチックによる環境汚染が、世界の水道水に広範囲に及んでいることが報じられた。http://rief-jp.org/ct12/72488?ctid=65 今回、ほぼすべての食塩に汚染が広がっていることがわかったことで、マイクロプラスチック問
人体に悪影響を及ぼす可能性が指摘される「マイクロプラスチック」が、多くの国の食卓塩に含まれていることが科学的な調査で分かりました。食塩などの生成過程でマイクロプラスチックを除去するプロセスの導入が推奨されています。 The presence of microplastics in commercial salts from different countries : Scientific Reports http://www.nature.com/articles/srep46173 マイクロプラスチックは海洋などの環境に存在する微少なプラスチック粒子です。プラスチックの量産に成功した1950年代以降、プラスチック製品の製造量は増え続け、2015年時点で3億2200万トンものプラスチックが作られていますが、適切に処理されることなく投棄されたプラスチックが原因で、マイクロプラスチックが海洋や
下水からビールを作ったところ“傑作”ができた――米国のビール醸造会社Stone Brewingのそんな取り組みを、英The Daily Mail(電子版)など複数紙が報じている。 2021年までに水使用量の3分の1を下水処理水でまかなうという、米サンディエゴ市の計画「Pure Water San Diego」の一環で、Stone Brewingが作ったビール。3月半ばに市内イベントでふるまったところ、実際に試飲した人からは「傑作だ」「おいしい」などの声が上がったという。 関連記事 ビールの苦味成分、アルツハイマー病に予防効果 キリン、東大など研究 キリン、東京大学、学習院大学の研究グループが、ビールの苦味成分にアルツハイマー病の予防効果があると発表。脳内の老廃物を除去する細胞の活性化を促すという。 「AI利き酒師」に日本酒を選んでもらった お味はいかに? 人工知能が好みの日本酒を選んでくれ
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