三中信宏さんの連載「生物の樹・科学の樹」に感想を書きましたので、どうぞご覧ください。 (三中さんからのご返答はこちらをどうぞ。なお、このエントリと三中さんの返答で微妙に時間が前後していますが、それはわたしがこのエントリをアップする前に三中さんに直接原稿をお送りしたためです。またこのエントリでは三中さんにお送りした原稿からあまりに細かい論点は割愛しています) はじめに かつてナインティナインの岡村隆史は、明石家さんまのことを「お笑い怪獣」と呼んだことがある。疲れを知らないかのようにしゃべり続け、あらゆるものをお笑いのネタへと変えていくその生態は、怪獣と呼ばれるにふさわしいと感心した。その伝でいけば、学問の世界にもたくさんの「怪獣」がいることに気づかされるだろう―――進化生物学怪獣、科学史怪獣、哲学怪獣などである。その中で三中信宏さんのことを、わたしは、大変失礼ながら「系統学怪獣」だと思ってい