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*Apemanと法務・司法に関するcrowserpentのブックマーク (5)

  • 『「自白」はつくられる』 - apesnotmonkeysの日記

    浜田寿美男、『「自白」はつくられる―冤罪事件に出会った心理学者』、ミネルヴァ書房、2017年2月 ミネルヴァ書房のPR誌『究』での連載がベースとなったもの。著者がこれまで関わった事件・裁判を振り返りつつ「供述分析」についての著者の最新の知見が語られている。最近「虚偽自白」に関心を持ったという方には、最初の一冊としてよいかもしれない。 個人的に興味深かった点を2つほどご紹介。 まず、再審(請求)においては、証拠が脆弱な事件ほど冤罪を晴らすのが難しい、という指摘(136ページ〜、204ページ〜)。足利事件の場合はDNA鑑定が決定的な証拠だと確定判決で評価されており、だからこそ鑑定の誤りを明らかにすることで再審無罪を勝ち取ることができた。しかし曖昧な証拠が多数積み上げられているケース(名張毒ぶどう酒事件など)では、一つの証拠に疑義を突きつけてもそれが決定的な反証とはみなされない、というのだ。原判

    『「自白」はつくられる』 - apesnotmonkeysの日記
    crowserpent
    crowserpent 2017/06/25
    「証拠が脆弱な事件ほど冤罪を晴らすのが難しい」というのは、司法のシステムバグみたいなもんだなぁ。
  • 出来もしないことを目指すのではなく出来ることを目指すべき - apesnotmonkeysの日記

    朝日新聞 2015年6月16日 「汚れた手、子供なでられるのか」 誤認逮捕で自白迫る ずさんな捜査で誤認逮捕してしまったことと、不当な取り調べで自白を強要したこととはまったく別の問題です。 「その汚れた手で子どもの頭をなでてあげられますか」「反省する気持ちはないのか。お前が犯人である証拠はそろっている」「いくらでも捜査は続ける。お前は普通じゃないんやで」 こういう取り調べは誤認逮捕だったからダメなのでしょうか? むしろ、被疑者に対してはこういう扱いをしてよい、という発想こそ問題にされねばならないのではないでしょうか。 府警の高木久・刑事総務課長は「判決内容を重く受け止めています。関係者とご家族にご迷惑、ご心労をおかけしたことに改めて深くおわび申し上げます。一層慎重を期した緻密(ちみつ)な捜査を徹底します」とのコメントを出した。 努力するのは結構なはなしですが、捜査するのも人間である以上ぜっ

    出来もしないことを目指すのではなく出来ることを目指すべき - apesnotmonkeysの日記
    crowserpent
    crowserpent 2015/06/17
    「誤認逮捕・捜査ミスをしないことを前提にしている」ということ自体が警察組織の欠陥の1つなのかもしれない。/元記事魚拓:http://bit.ly/1SmoZrp
  • 『刑事司法とジェンダー』 - apesnotmonkeysの日記

    牧野雅子、『刑事司法とジェンダー』、インパクト出版会、2013年 刑事司法は性暴力加害者をどのように扱ってきたのか。連続レイプ事件加害者への長期間にわたる接見や往復書簡、裁判分析等により、性暴力加害者の経験に肉薄。強姦加害者の責任を問う法のあり方をジェンダーの視点から検証し、性暴力加害者の責任を問う法のあり方を提言する。 http://www.jca.apc.org/~impact/cgi-bin/book_list.cgi?mode=page&key=keiji_gender ネットで評判は目にしていたのだが、ようやく読むことができた。版元サイト(上記)の紹介文に見られるような書の狙いが端的に現れているのは、たとえば次のような箇所だ。 検察官は論告で、被害者の受けた被害性を以下のように述べた。 件の強姦被害者は、いずれも、近い将来、となり、母となるはずの若い女性たちであり、ささやか

    『刑事司法とジェンダー』 - apesnotmonkeysの日記
    crowserpent
    crowserpent 2014/01/02
    性犯罪の刑事司法が、被告人の「動機」や被害者の「心の傷」を「社会通念に照らして」勝手に忖度して語ってきたことについて。
  • 吊るすのはいつでもできる、考えるのはいましかできない - apesnotmonkeysの日記

    http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20090920/p1 http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20090921/p1 http://www.egawashoko.com/c006/000308.html http://b.hatena.ne.jp/entry/www.egawashoko.com/c006/000308.html http://www.egawashoko.com/c006/000307.html http://b.hatena.ne.jp/entry/www.egawashoko.com/c006/000307.htmlには法律上死刑制度がある。判決は、三権分立の制度の中で、裁判所が三審制という慎重な審理課程を経て確定する。その確定判決を、法務大臣の思想信条や気持ちによって、勝手に骨抜きにしてしまっていいのだろう

    吊るすのはいつでもできる、考えるのはいましかできない - apesnotmonkeysの日記
    crowserpent
    crowserpent 2009/09/23
    「足利事件に関して再審への道が開かれることが事実上明らかになっていたにもかかわらずゴーサインを出した森元法相は立派な法相だったとでも?」
  • 取り調べの可視化、実現か? - apesnotmonkeysの日記

    ひょっとしたらこのブログの「自白の研究」カテゴリが不要になるかもしれない、というニュース。 YOMIURI ONLINE 2009年9月18 「取り調べ可視化法案、政府提出で…法相表明」 千葉法相は18日の閣議後記者会見で、取り調べの全過程の録音・録画(可視化)を捜査機関に義務づける刑事訴訟法改正案を政府提案の形で国会に提出したいとする考えを明らかにした。 可視化に関する同様の法案は、今年4月に野党の民主、社民両党が議員立法として提出し、参院で可決したが、衆院で審議されず廃案となっていた。 すでに議員立法での法案はあるにしても政府提案でやるとなればそれなりに条文案の再吟味をしたりするのでしょうし、警察・検察も無条件降伏はしないでしょうから予断は許しませんが、足利事件、志布志事件などの記憶も新たないま正面切って反対するのは容易ではないでしょうからね。それにしても、与党がその気になればいとも簡

    取り調べの可視化、実現か? - apesnotmonkeysの日記
    crowserpent
    crowserpent 2009/09/19
    「捜査段階でインフォーマルな司法取り引きが実現してしまっている」 「免責やおとり捜査を明示的な制度として導入したうえで、法によって枠をはめる方がマシではないか」
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