同性愛者など「LGBT」と呼ばれる性的少数者が無理なく就職活動をし、自分らしく働けるよう対応する企業が増えてきた。背景には昨年、東京都渋谷区が同性パートナーの証明書発行を始め、人権問題として認識されたことや、多様な人材の活躍で競争力を高める狙いがある。 「男・女・その他」。病児保育事業のフローレンス(東京)は昨年から、採用時にこんな性別欄がある履歴書を使うことにした。「自認の性をお書きください」というただし書きもつけた。自分の性に違和感がある人に配慮するためだ。
吉澤 たとえば「家族」という関係性を考えてみると、そこには、高度の選択性と運命の呪縛という一見反するような二つの要素があります。高度の選択性というのは、簡単に言えば、その関係性を自分が選べるということを意味します。 (「友愛の言説をめぐって」 - 『QUEER JAPAN Vol.4』. 勁草書房. p. 264.より) 久しぶりにこの本を読み返してて、「あーあ、ヘテロはいいなあ」とうらやましくなって落ち込んじゃったよ。いいなあヘテロは、「高度の選択性」を与えられてて。あたしらには「運命の呪縛」しかないってのにさー。 同性愛者には「家族」*1を選択することが許されていません。一番好きな人、一番大切な人を「家族」にすることはできず*2、法的には死ぬまで原家族に縛り付けられます。 パートナーが事故や急病で意識不明になっても、同性愛者は主治医からムンテラ(症状や治療方針の説明)を受ける権利があり
Court lets private schools expel lesbians カリフォルニア州最高裁が4月29日、「宗教系の私立学校は、レズビアンだと思われる生徒を退学にできる」という下級裁判所の審理を支持したというニュース。 この件で争点になっていたのは、California Lutheran High Schoolの2人の中学生少女たち。2人は他の生徒がMySpaceにポストした内容がきっかけとなって校長室に呼び出され、それぞれ別々に性的指向について質問されたのち、結局退学させられてしまったんだそうです。 少女達の親は差別を禁ずる州法に基づいて訴えを起こしていましたが、控訴裁判所は1月に「この学校は理念に従う権利がある」という判決を出していました。今回最高裁が上訴を棄却したことで、結果的に「宗教系の私立学校はカリフォルニア州の公民権法の適用対象外であり、レズビアンと思われる生徒を
3月26日のエントリで、「NTTドコモ・キッズi-modeプラス*1がアクセス禁止対象として「ライフスタイル(同性愛)」という項目を設置している」問題を、砂川秀樹さんや、くぼりえさんのサイトを引用して取り上げた。 この問題を、今日は、名レズビアンブロガーid:miyakichiさんが取り上げておられる。 みやきち日記―NTTドコモ「キッズiモードプラス」の差別的なアクセス制限にどう対処するか これが「問題をどう捉え、その問題性をどう分析し説明し、どう行動を促すか」という、みごとなお手本になっている。 市民が企業のやり方に疑問を持ち、抗議するにも、「適切・効果的なやりかた」がある。 「ムカついてわめいてサッパリ」ではダメなのだ。 自分のエントリの反省のために、miyakichiさんのエントリのどこがどういいのか、をメモしておく。 「問題」は、ただしく「問題化」し、「対策」を立てる 「問題」が
1. NTTドコモの「キッズiモードプラス」は同性愛サイトをアクセス制限しています。 キッズiモード(アクセス制限機能)|サービス・機能|NTTドコモ (ウェブ魚拓) NTTドコモのキッズiモードにはアクセス制限機能がついていて、これは「出会い系サイトなどの有害なサイトへのアクセスを制限することができるサービス」ということになっています。そして、「キッズiモードプラス」のアクセス制限対象カテゴリには、「ライフスタイル(同性愛)」という項目が明記されています。 つまりNTTドコモは、アダルトでない真面目な同性愛サイトであっても、「悪質な情報による被害から子どもを守るため」(引用元:子どもの安全を守るための取組み|企業情報|NTTドコモ)(同:ウェブ魚拓)という名目のもとにアクセス制限をかけますよということです。 これは当の子どもたちにとって、害はあっても益はひとつもない行為であり、既にいくつ
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