糸杉柾宏 @masahiroitosugi 私は、5年後、10年後にも本屋さんの一画に残っていてほしいと思いながら描いていましたよ。でも、その願いは、もう叶わないのです。 2011-04-21 22:57:01
表現規制に反対するにあたり、正当化できなそうな作品を描いている漫画家としてのつぶやきです。そこそこ反応があったのでまとめておきます。
最近じゃ、自分自身の性欲に汚らわしさや否定的なイメージを持っている男性って、珍しくもなんともないようにみえますし、男性オタクも例外ではないように思えます。 こういうネガティブな性意識を持った男性オタクでも、美少女キャラや“男の娘”に自己投影すればセーフティに快楽が得られ、しかも自己投影しているうちは汚らわしい自分の性欲も浄化できるんじゃないか、っていうのがこの話です。 自分自身の男性性欲に汚らわしさや劣等感を感じている男性オタクにとって、「直視しがたい自分自身の性欲と童貞」を「かわいい美少女のアンアンと処女」に転換できるアイテムって、使い勝手がいいと思いませんか? 男性性欲を肯定できない男性オタクの、葛藤 古くから、かなりの割合の男性オタクは、美少女キャラを性的欲求を充たすツールとして消費してきました。けれどもその多くは、美少女キャラへの自己投影などという回りくどいものではなく、きわめてス
「お前さんはあれか? 「夫が人生のゴール」ってやつか? 生活を夫に依存する「専属売春婦」ってわけだ わたしは「妻」という生殖用の所有物になんかなりたかないね 「娼婦」ってのは女が自分で生活の糧を得る正当かつ需要の高い立派な職業なんだよ」 「……あなたの言ってる事からは「愛情」の問題が抜け落ちてるわ 男を見下して利用する事しか考えてないの?」 「ほーー そんなに「男」に期待してんのか? その「男」がお前をどんな目にあわせた? え? 言ってみろよ」 ――遠藤浩輝『EDEN』 いま、はてな界隈では売春論争がつづいている。 最初の火種がどこなのかよくわからないが、売買春の是非をめぐり、熾烈なやり取りがくりひろげられているようだ。 ひとつひとつ取り上げてくわしく紹介することはしないが、いまなお残る売春賎業論の根強さにはおどろかされる(この議論にかんしてもっとよく知りたい方は、こちらを参照して下さい)
※ここで言う少女マンガとは、「ちゃお」とか「りぼん」とか「なかよし」といった規制の厳しめの純度の高い子供向けのマンガ(またはそれと似通った系統のもの)のことですよ。 これと性欲の話を同エントリで語るのは見ていて気分を害す人が出てきそうなので、もしそうなったらごめんですよ。 ーー抜くのではない。気分をピュアにして煩悩を消滅させるのだ。俺にとってその手段が少女マンガだ。ーー 人は身体には逆らえないと思いがちだが、実はそうではなく、精神的な力で身体のうずきを限りなくゼロへチューンダウンさせることができる。 例えば、強い暗示によって、麻酔無しで手術できるように。 ただ、この精神的コントロールが結構難しい。 力で抑えようとすれば、反発してかえって余計に自分が望まないノイズが大きくなってしまうからだ。 俺にとって純粋な作品は、身体のうずきを感じなくさせたり、少し感じても別段踏みとどまれるほどの爽やかな
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