1000人に、数名程度が発病するといわれるアスペルガー症候群。 とくに男性に多いと言われていますが、周囲との円滑な交流が難しい、興味の対象が限定的であることなどの症状があります。 岩本友規さんも社会人になってから発達障がいと診断されたひとり。 アスペルガー症候群を抱えながらも良好な夫婦関係を築く岩本さんに、コミュニケーションの方法について聞きました。 ●結婚後に「発達障がい」と診断されて… 結婚してから1年後に、仕事が上手く行かずにうつ状態に。さらにそこから4年くらいしてから発達障がいと診断されることになります。 「妻とは職場結婚だったのですが、その頃はバリバリと働いていたので、とくにおかしなところが分からなかったようです。 中小企業から大企業へ転職して一気に発達障がいの特性が目立つようになりました。当時を振り返って妻からは『疲れきった感じだね』とは言われたものの、コミュニケーションは問題