タイヤが空気圧不足のまま走っているクルマは、4台に1台といわれます。燃費をはじめ悪影響が大きいため、業界では定期的な空気圧点検を呼び掛けています。では、空気圧「過多」はどのような影響があるのでしょうか。 悪影響大きい空気圧不足 では「多め」は? タイヤの空気圧不足は様々な悪影響がいわれますが、逆に空気圧「過多」はどうなのでしょうか。 タイヤのエアチェックのイメージ(画像:写真AC)。 近年、クルマのタイヤにまつわるトラブルが増加傾向にあり、JAF(日本自動車連盟)への救援要請は2017年度までの10年間で約10万件も増えています。その要因のひとつが、タイヤの空気圧不足で、JATMA(日本自動車タイヤ連盟)によると4台に1台が空気圧不足のまま走っているといいます。 クルマにはそれぞれ、タイヤの適正空気圧が設定されています。JATMAによると、適正空気圧より50kPa(キロパスカル)不足の場合