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ブックマーク / kusuri-jouhou.com (3)

  • 六味丸の効能:排尿困難、頻尿、むくみ、かゆみ・アトピー

    腎臓の機能が弱くなると、排尿困難や頻尿、むくみ、かゆみなどの症状が表れます。中高年になると下半身の機能が衰えていき、これらの疾患を生じやすくなります。そこで、腎機能低下など下半身の衰えに対して用いられる漢方薬として六味丸(ろくみがん)が知られています。 六味丸には、下半身の機能を補う働きがあります。これにより、足腰の痛みやしびれ、腎機能低下による頻尿、性機能低下、かゆみ・湿疹・アトピー性皮膚炎などを改善させます。前立腺肥大や糖尿病へ活用されることもあります。 六味丸(ろくみがん)と体質 漢方薬では、その人の見た目や症状を重要視します。検査値だけではなく、患者さんの様子から「どの薬を使用するのか」を決定するのが漢方薬です。六味丸であれば、次のような人が有効です。 ・体力は虚弱 ・疲れやすい ・尿量減少または多尿がある ・ときに口渇がある このように、体力が衰えている人(虚証の人)に六味丸が用

  • エビリファイ(アリピプラゾール)の作用機序:抗精神病薬

    幻聴や被害妄想など、精神機能に様々な障害が表れる病気として統合失調症があります。人種や性別に関係なく、100人に1人が発症すると言われる珍しくない病気です。 統合失調症では、脳内の神経伝達物質に異常が起こっています。そこで、この脳内の異常を正常な状態に近づけるために薬を使用することがあります。この時に使用される統合失調症治療薬の1つとしてアリピプラゾール(商品名:エビリファイ)があります。 アリピプラゾールはパーシャルアゴニスト(部分作動薬)と呼ばれる種類の薬です。 ドパミンと統合失調症の関係 統合失調症では、脳内のドパミン量が多くなっています。これによって、幻聴や妄想などの症状が表れてしまいます。そこで、統合失調症の治療薬としては「脳内のドパミンの働きを抑える薬」が使用されます。 ドパミンが多くなっているために統合失調症の症状が表れるため、薬によってドパミンの作用を弱めてやります。これに

  • 脳の構造と統合失調症(ドパミンとセロトニン)

    神経伝達物質とは 脳の中に存在する神経伝達物質とは、神経細胞同士で情報伝達のやり取りを行う物質のことを指します。この物質が存在するために物事を考えたり、意欲や活力が起こったりします。 神経細胞と神経細胞との間には隙間があります。そのため、そのままの状態ではシグナルとして神経を伝わりません。そこで、この神経細胞同士の隙間で情報伝達を行うための物質として神経伝達物質があります。 このような神経伝達物質の中でも、特に脳内(中枢)で働く物質としてはノルアドレナリンやセロトニン、ドパミン、アセチルコリンなどがあります。 これら様々な神経伝達物質が作用することによって複雑な脳機能を実行できるようになっています。 陽性症状と陰性症状での脳機能 統合失調症を考える上で重要となる神経伝達物質としてドパミンがあります。このドパミンに異常が起こることによって、統合失調症を発症してしまいます。 この時、統合失調症

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