5月12日、「葵祭」に先立ち行われる下鴨神社の「御蔭祭り」。 ミモロは、この朝、ご祭神の荒魂をお迎えに比叡山の西麓の「御蔭神社」に向かう行列をお見送りに下鴨神社へ。 澄んだ空気が流れる糺の森・・・「朝のお散歩って、気持ちいいんだよね~」と言いながら、本殿へと向かいます。 「あれ?なんかやってる?朝の体操?でもスーツ着てる…」と、「御蔭祭」が行われる切芝の祭場の神馬屋の前で、数人の男の方が体を動かしています。 ミモロは、それをしばらく傍らで眺めていました。 動きを揃える方々…「これ、午後に行われる切芝神事の「東游(あずまあそび)」リハーサルじゃないの?」と、以前見たことがあるミモロは思い出しました。 「東游」は、神を讃えるための舞楽で、五色の幕の馬屋で、背中に神様を乗せた鳳輦を背負った馬が顔を出す前で行われます。「馬に見せることで、神様にご覧いただいていることになるだよね~」 ミモロが目にし
愛宕山麓にある空也滝を訪れました。 空也滝 まずはお知らせから。5月15日(水)22時からNHK総合で放送予定の「歴史探偵」に出演させていただきます。「清少納言と枕草子」という内容で、あけぼのの時間帯に「紫立ちたる雲の細くたなび」く様子の撮影に挑んでいます。リンク先で予告をご覧いただけます。 空也滝 京都近郊で迫力を感じられる滝が愛宕山麓の「空也滝」ではないでしょうか。清滝川に架かる金鈴橋から舗装された道を月輪寺方面へと進み、月輪寺への登山道の入り口付近から空也滝への分かれ道があります。清滝から滝までは40分余り歩くでしょうか。 空也滝 空也上人がこの場所を行場として開き、滝に打たれたというところから名付けられた空也滝。落差は約12mで水量も多く、滝の前にある鳥居に立つと、涼しい風が吹いてきます。この日はちょうど日差しが水しぶきを照らして、大変幻想的で美しい姿でした。月輪寺への登り口まで行
「いろいろな品がある~真田紐って、おしゃれだよね~」というミモロ。 この日訪れたのは、川端五条通から一筋東側の問屋町通を少し南に進んだ場所にある「真田紐師 江南(えなみ)」です。 以前も訪れたことがあるミモロ。「素敵な真田紐がいろいろあるんだよ~ちょっと見て行こう~」とお店の中へ。 工房でもある店内には、さまざまな色と柄の真田紐が並んでいます。 「真田紐」というのは、甲冑や刀に使われたり、茶道具や大切なものをしまう木箱を締めるのに使われる紐。 その歴史は、室町時代に大阪堺に呂宋貿易で輸入された獣の毛を使った紐に由来し、その後、大阪で栽培に成功した国産木綿で織った紐が国産最初のものと言われます。 真田紐と呼ばれるのは、戦国武将の真田幸村の父、昌幸が手に入れた紐がとても丈夫なので、甲冑などに用い、合戦で活躍したことから、真田紐と呼ばれるように…。 「組紐と違うんだよね~」とミモロ。そう、組紐は
鹿王院 嵐山エリアの鹿王院(ろくおういん)は、嵐電・鹿王院駅のほど近くにあり、紅葉の穴場と呼べるお寺です。JRの嵯峨嵐山駅からも歩いていくことができます。寺は室町時代の初期、足利義満が自身の延命を願って創建した宝幢寺の塔頭に始まります。入り口の山門や客殿には義満の字による額がかかっており、その筆跡がうかがえます。 鹿王院 鹿王院の魅力のひとつは境内の奥へと続く長い参道。木々に包まれた参道を歩けば木漏れ日が心地よく、特に紅葉の時期はとても素敵です。京都屈指のおすすめの参道です。鹿王院は観光地の嵐山に近いものの、その場所柄、比較的人が少なくゆっくりと参道を歩くことができます。 鹿王院 境内を拝観すると客殿の前から嵐山を借景とするお庭が望めます。縁側に座って心行くまで時を過ごしてみてください。建物では舎利殿が目を引きます。鎌倉幕府の3代将軍・源実朝が宋の国から手に入れた仏牙舎利(ぶつげしゃり)を
「キャ~キレイ!いい香り…クンクン…」 五月晴れの日、ミモロは、自転車に乗って、「京都府立植物園」に久しぶりにやってきました。 以前訪れた時は、桜のシーズン…「なんかあっという間に季節が過ぎちゃった感じ…」と、植物園の景色も変わっています。 5月中旬まで見頃を迎えるのは、バラ園のさまざまなバラたち。 色とりどりの鮮やかなバラが、陽ざしを受けて、大きな花を咲かせています。 「なんていい香りなんだろ…クンクン…」 ミモロの鼻が動きます。 バラ園の中には、芳しい甘い薫りが満ち、訪れる人(ネコ)の体を包むよう… 比叡山を背景に、その前に広がるバラ園の景色は、なんど見ても飽きないもので、京都ならでは…。 「本当に、いろんな種類のバラがあるんだよね~」 ひとつひとつ眺めていると、時が過ぎるのを忘れてしまいます。 時が過ぎるのを忘れても、お腹が空くのは忘れないミモロ…「ランチしたい!」と、この日は、バラ
先日、京丹後市の夕日ヶ浦で、夕日を眺める機会がありました。 夕日ヶ浦 丹後半島の西に位置する夕日ヶ浦は、日本の夕陽百選にも選ばれた夕日の名所で、温泉地としても知られます。夕日ヶ浦温泉は1982(昭和57)年に、観光活性化のために掘削された新しい温泉で、夏は海水浴、冬はカニなどの味覚を求めて多くの人で賑わう場所です。近くには、京都府最古の温泉という木津(きつ)温泉もあり、京都では有数の温泉地といえるでしょう。 夕日ヶ浦 実は「夕日ヶ浦」という名前も、温泉の掘削とともにイメージアップのために名付けられたそうで、歴史的な地名ではありません。しかし、その名にふさわしく夕日は抜群に美しい場所です。この日はゴールデンウイークとあって多くの方が訪れて夕日を眺めていました。 夕日ヶ浦 最近はビーチブランコ「ゆらり」が人気で、この日も夕日を背景に写真を撮る方が多くいました。行列ができることもありますのでご注
滋賀県甲賀市信楽のお茶の産地、朝宮を訪れているミモロ。「ここすごく大きな岩がゴロゴロしてる~」と、里の古刹「岩谷山 仙禅寺」にやってきました。 巨石の苔むした岩肌に、ここの長い歳月を感じます。 「岩谷山 仙禅寺」は、養老7年(723)に創建されたと伝えられます。 巨石の山につくられたお堂は、懸崖造り。 岩に寄り添うように建てられています。このお堂の中には、秘仏のご本尊の十一面観音像が祀られているそう。 長い歴史の波に晒され、南北朝時代には、2回兵火で焼失。 「ということは、ここは、戦いに巻き込まれるほど、重要な場所だったってことだよね~」と想像するミモロです。 そもそもここは、京都府の和束町にある役行者を開祖とする鷲峰山金胎寺の別院。 南北朝の動乱の折、後醍醐天皇が都から逃げ延びる際に「金胎寺」に立ち寄り、そのため焼き討ちされたそう。 その別院のこの寺も、その戦火を浴びたと思われます。 「
永観堂を訪れてきました。美しい新緑が境内を包んでいます。 永観堂 永観堂は新緑の時期にも大変おすすめな場所。緑の時期は人が少なく、ゆったりと見返り阿弥陀像に参拝をすることができ、エメラルドグリーンの緑に包まれる境内をゆっくりと散策することができます。約3000本ものカエデが彩る紅葉の秋は、寺宝展があるために拝観料は1000円ですが、今の時期は600円です。 永観堂 緑のすがすがしさは、紅葉にも負けず劣らず圧巻です。ちょうど雨の日に訪れたため苔も潤っていて瑞々しく、より一層緑の空間を引き立てています。おすすめは池の西側から山の中にそびえる多宝塔の眺め。山際にある永観堂のスケール感を感じられるでしょう。 永観堂 永観堂の境内では赤い葉のノムラカエデ(野村楓)も目立ちます。このカエデは初夏に赤く、真夏にやや緑になり、晩秋には真っ赤に紅葉します。今の時期は、逆光で透かすと秋の紅葉と見まごうような色
「なんか風情ある石になったね~」とミモロが持ってきた石は「関守石」へ変身。 これは、茶室の路地や神社仏閣のお庭で目にすることがある縄を掛けられた石。 「これが置かれた先には、進んじゃいけないっていうストップサインなんだよね」とミモロ。 さて、滋賀県信楽の茶の産地である朝宮で茶摘み作業をしたミモロ達は、茶畑を望む場所にある古民家に宿泊しました。 ここのオーナーの平金さんは、大手企業を早期退職し、以前から強く心惹かれていた作陶に専念するために、この地に窯を作り、移り住まわれた方。 若い頃から嗜んでいらっしゃった茶の湯を暮らしの中で実践し、自ら作られた井戸茶碗などで、心鎮まる時を過ごされています。 自ら手入れをされた庭には、平金さんが作った器の無人販売所が… そこにさりげなく器が並んでいます。 縁あって、朝宮の里に長年放置された古民家を見つけた平金さん。大規模な修繕を行い、心地よいスペースに蘇っ
4月29日。 京都市左京区の要法寺(ようぼうじ)に参拝しました。 この時期になると、要法寺では、境内にある清涼池でカモの雛が産まれます。 カモの雛は、大きくなると母カモと一緒に鴨川に引っ越しをし、テレビでも取り上げられることが多いですね。 今回の参拝は、カモの雛が産まれているかを確認することが目的であります。 曇り空の下の境内 要法寺には、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から東に約5分歩くと到着します。 要法寺の西門の前にやって来ました。
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