さまざまな歴史を刻む京都…今年、ミモロは、お友達に誘われて宇治市にある「ウトロ平和祈念館」を訪れました。 近鉄京都線「伊勢田駅」から徒歩数分。陸上自衛隊の駐屯地に隣接する場所にあります。 ミモロ達を迎えてくださった事務局長の阿部さんに、この祈念館のことを教えて頂くことに… 「ウトロ」は、戦時中にこの地区にできた朝鮮人の飯場です。1940年に起工した「京都飛行場」のために、集められた朝鮮の労働者とその家族。水道も電気もない場所での暮らしは、戦後も続きます。 「え~京都に飛行場があったんだ~」と、知らなかったミモロ。飛行場には、飛行機を製造する工場もあったのです。 米軍は、その存在を知っており、工場などは、爆撃、破壊します。 1945年の日本の敗戦で、飛行場は、米軍に接収され、残った滑走路は整備され、飛行機運行ができる状態に…。 さて、敗戦した日本に残された朝鮮の人たちは、母国に戻ることもでき