全長146メートル。 韓国最大級の旅客船、セウォル号。 3階から5階にはレストランやホテルのような客室を備え、観光客に人気の船でした。 一方で、車や貨物を離島に運ぶ物流の要でもありました。 16日・午前8時過ぎ、セウォル号は韓国南部の沖合を順調に航行していました。 チェジュ島に荷物を運ぶため何度もこの船に乗っている、トラックの運転手コ・ギョンジンさんです。 8時48分。 コさんは3階の客室からデッキに出て、たばこを吸っていました。 そのとき…。 トラック運転手 コ・ギョンジンさん 「3秒くらいの間に船が急旋回したんです。 あまりにも急だったので、近くにあった手すりをつかむこともできませんでした。 そして、転んでしまったんです。」 トラック運転手 イ・ギョンボさん 「食堂にいたんですが、テーブルが揺れて食器がひっくり返ったんです。 これは緊急事態だと感じました。 いろんなものが飛んできました