カサブランカ級航空母艦(カサブランカきゅう こうくうぼかん、英語: Casablanca-class escort carrier)は、アメリカ海軍の護衛空母(CVE)の艦級。当初、補助空母(ACV)として建造され、イギリス海軍にレンドリース(貸与)される予定であったが、アメリカ海軍で運用された。 概要[編集] カイザー造船所で次々に建造されるカサブランカ級護衛空母。(1943年4月5日、右端は竣工間近のカサブランカ。) 元来は、1942年にカイザー造船所のヘンリー・J・カイザー社長が提案した30隻建造のプランによる[3]。当初、アメリカ海軍はさほど相手にはしていなかったが、フランクリン・ルーズベルト大統領の肝いりもあって、6月に入ってカイザー造船所に50隻の建造が発注された[3]。カイザー造船所のドックおよび船台はもともとリバティ船建造用に建設されたものだったが、やがて戦車揚陸艦の建造も