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ブックマーク / realsound.jp (36)

  • 「原稿料だけでは赤字かトントン」続く大手人気漫画雑誌の原稿料提示……現役漫画家はどう見た?

    ■ヤンマガも原稿料を提示 講談社が発行する青年漫画雑誌「週刊ヤングマガジン」が新連載・初掲載された場合の原稿料や連載に関する流れなどを同誌に掲載したことが話題となった。原稿料はモノクロ1ページあたりで1万4300円以上、カラーページでは1ページあたり2万8800円以上(いずれも税込)という。 また、Webコミック配信サイト「ヤンマガWeb」や「月刊ヤングマガジン」、「コミックDAYS」などの原稿料も公開。モノクロ1ページあたりで1万3200円以上、カラーページでは1ページあたり2万6400円以上(いずれも税込)という。また、ヤングマガジン編集部は新連載の実績を主張している。2022年には60作品以上の連載が始まったとのことで、即戦力であればすぐに連載を開始できる旨を強調している。 原稿料を提示する流れが出版界で起こっている。2023年11月1日、集英社が「週刊少年ジャンプ」の原稿料を公開し

    「原稿料だけでは赤字かトントン」続く大手人気漫画雑誌の原稿料提示……現役漫画家はどう見た?
  • 【追悼】『十二国記』や『薬屋のひとりごと』の先駆け 酒見賢一『後宮小説』が拓いた中華風エンタメ小説の世界

    『陋巷に在り』『泣き虫弱虫諸葛孔明』といった、中国に題材を取った小説で知られる作家の酒見賢一が11月7日に死去した。ネットにはまだ59歳だったのかといった驚きや、『泣き虫弱虫諸葛孔明』とTVドラマが放送中の『パリピ孔明』との関係を類推する声がずらりと並んだ。わけてもデビュー作『後宮小説』が、後の『十二国記』や『彩雲国物語』、そしてこちらもTVアニメが放送中の『薬屋のひとりごと』にもたらした影響を問う声が多くあって、中華風のファンタジーやミステリで盛り上がる今の小説状況を、30年も前に拓いた作家として再注目が集まっている。 『後宮小説』は酒見賢一のデビュー作で、1989年に第1回日ファンタジーノベル大賞を受賞して刊行され、第102回直木賞の候補にもなった。「腹上死であった、と記載されている」という驚きの書き出して始まる小説は、そうした死因による皇帝の崩御から始まり、次の皇帝即位に向けて新し

    【追悼】『十二国記』や『薬屋のひとりごと』の先駆け 酒見賢一『後宮小説』が拓いた中華風エンタメ小説の世界
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2023/11/17
    こうしてみると後宮が主な舞台の話が多いのは、直接的には薬屋等のなろう系フォーマットの影響なのだろうが、後宮小説の存在もあるか
  • コンビニから本がなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの本屋さん」はどうなる

    コンビニからがなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの屋さん」はどうなる 出版取次大手の日出版販売(日販)が、コンビニエンスストアに雑誌や書籍を配送する事業を、2025年2月には終了するという。10月26日、共同通信社が報じた。現在、日販は全国のファミリーマートとローソン計約3万店に配送している。共同通信社によれば、撤退後は、セブンイレブンに配送しているトーハンが配送事業を引き継ぐ方針とのことだ。 いよいよ、格的な紙離れの影響が出てきたか、という印象である。コロナ禍の中で、電子書籍の売上は伸びた一方で、紙の書籍の売上は落ち込みつつあり、リアル書店の数も減少した。日版のコンビニからの撤退は、これまで堅調と思われていたコンビニですら、紙の雑誌・書籍の売上が落ち込んでいることを如実に表している。 しかし、今回の決定を冷静に見る識者も少なくない。というのも、以前

    コンビニから本がなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの本屋さん」はどうなる
  • 目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日SNSMisskey』開発・運営インタビュー この1年、『X(旧・Twitter)』に大きな変化が起きている。イーロン・マスクによるTwitter社の劇的な買収劇にはじまり、サードパーティアプリの停止、APIの有料化、名称変更、大量のユーザーアカウントを停止する“凍結祭り”など、これまで恩恵を享受してきたユーザーにとってネガティブな出来事も多く、こうした事件が起きるたびに「ポスト・ツイッター」について議論がなされてきた。 個人的にもXに変わるテキストSNSの動向は注視しており、Meta社が公開したテキストSNS『Threads』のレビューや、『Mastodon』に代表される分散型SNSを取り巻く状況についても都度レポートしている。今回は分散型SNS、『Misskey』の開発を行うsyuilo氏と同サービ

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー
  • 漫画の原画をどう保存していくか? 漫画家・竹宮惠子に聞く今後の課題と展望

    8月14日の読売新聞の報道によると、文化庁は来年度から日漫画の原画やアニメのセル画の収集に乗り出すという。近年、美術品としての価値も認められつつある漫画の原画。秋田県横手市の「横手市増田まんが美術館」のような、保存機能をもつ施設の整備も進んでいる。しかし、一時代を築いた漫画家の高齢化に伴い、膨大な量の原画の行く末を案じる声も大きい。 昨今は漫画をデジタルで描く漫画家も多く、そうした作品は原画が残らない。記者が取材をしていると、原画の存在を知らない漫画家もいて、時代の変化を感じずにはいられなかった。日文化遺産である漫画文化を後世に伝えるためには、原画の保存が不可欠であるといえよう。 『風と木の詩(うた)』『地球(テラ)へ…』などの代表作をもつ日を代表する漫画家・竹宮惠子は、2019年にNHKの番組で原画の行く末を案じつつ、漫画家の“終活”についても語っていた。番組放送から数年たち、原

    漫画の原画をどう保存していくか? 漫画家・竹宮惠子に聞く今後の課題と展望
  • 書店閉店が続く地方都市で注目集まる「自治体運営の書店」や「図書館大型化」の流れ「本との出合いの場」はどう守っていく?

    書店閉店が続く地方都市で注目集まる「自治体運営の書店」や「図書館大型化」の流れ「との出合いの場」はどう守っていく? コロナ禍以降、書店の閉店のニュースが立て続けに報じられている。今年の7月31日は、地方都市にある書店の閉店が相次いだ。なかでも、大分市、大分駅前の中心部にある「ジュンク堂書店大分店」が、28年の歴史に幕を下ろした事は衝撃的であった。同店は1995年に開店し、約38万冊を在庫する大分県内屈指の大型書店として親しまれていた。 ジュンク堂書店大分店です! 日は朝からたくさんのお客様にご来店いただきましてありがとうございました。常連様方のお顔、久しぶりにお見かけするお顔、皆様の温かいお言葉に感謝しています。多くの方に見守っていただきながら閉店の時を迎えました。28年のご愛顧ありがとうございました。 pic.twitter.com/1b1ykseQlm — 【閉店】ジュンク堂書店大

    書店閉店が続く地方都市で注目集まる「自治体運営の書店」や「図書館大型化」の流れ「本との出合いの場」はどう守っていく?
  • 日本で物議の“Barbenheimer”、北米でなぜ人気? 『バービー』は10億ドル超え目指す

    「バーベンハイマー(Barbenheimer)」の勢いが止まらない。7月28日~30日の北米映画週末興行収入ランキングは、前週に引き続き、第1位を『バービー』が、第2位を『Oppenheimer(原題)』がキープ。初登場となった、ディズニーの人気アトラクションの実写映画版『ホーンテッドマンション』を抑えた。 にわかに日国内(のSNS)で問題視されている「バーベンハイマー」だが、これはもともと、世界的人気を誇る玩具の実写映画化である『バービー』と、“原爆の父”として知られる、原子爆弾の開発に携わった物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描いた『Oppenheimer』という対照的な2作品が、北米で7月21日に同時公開されたことをきっかけに盛り上がったムーブメント。物議を醸しているキノコ雲をあしらったファンアートやコラージュは、あとからファンが自発的に制作・拡散してきたもので、両作の公式

    日本で物議の“Barbenheimer”、北米でなぜ人気? 『バービー』は10億ドル超え目指す
  • “トム・クルーズ映画”の快作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

    トム・クルーズ、61歳。還暦男が走る! 電車のうえで戦う! 崖からバイクで飛ぶ! 何の話かと言えば、もちろん『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023年)である。あらすじは一応あるが、もうザックリ「世界の危機に凄腕スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)と仲間たちが立ち向かう!」とだけ理解しておけば大丈夫だろう。これは世界でトムにしか作れないスター映画であり、アクション映画と言うより「トム・クルーズ映画」の新たな快作である。 スター映画とは、主演を務めるスターを観に行く映画である。スターの活躍と魅力が存分に発揮されれば良いのであって、少しくらい物語のつじつまが合わなくても、無茶苦茶な話があっても許される映画……いや、むしろつじつまが合わず、「そうはならんやろ」と観客が冷静に思いつつも、「でも、この人だからなぁ」と許容してしまうのがスター映画だ。 この点を

    “トム・クルーズ映画”の快作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
  • 『すずめの戸締まり』北米初登場7位で大絶賛に 波紋を呼ぶアリ・アスター監督の新作も

    「日VSホラー」。4月14日~16日の北米週末興行収入ランキングを一言で言うのなら、そういう言葉がふさわしいのかもしれない。先週に続き、第1位は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。3日間で8700万ドルを記録し、アニメーション映画の2週目の興行成績として、再び『アナと雪の女王2』(2019年)を抜いて史上最高の数字となった。 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のすさまじさは、どんな大作映画であれ、だいたいは2週目の下落率が大きくなる傾向の中、前週比-40.6%という粘りを見せた点にある。特にスーパーヒーロー映画やホラー映画の場合、2週目の下落率は-60%以上となることもザラで、これは公開初週に映画館を訪れる熱心なファンが興行を支えていることを意味する。これに対して「-40.6%」という数字は、いかに作が新しい観客を招き入れているかの証左と言えるだろう。 『ザ・スーパーマ

    『すずめの戸締まり』北米初登場7位で大絶賛に 波紋を呼ぶアリ・アスター監督の新作も
  • 中村うさぎ、ラノベ黎明期から様変わり「異世界転生」氾濫に喝「テンプレ小説ばかり、書いてて恥ずかしくないのかな」

    中村うさぎ、ラノベ黎明期から様変わり「異世界転生」氾濫に喝「テンプレ小説ばかり、書いてて恥ずかしくないのかな」 あらゆる大手出版社から刊行され、巨大な市場に成長しているライトノベル。メディアミックスも好調で、その勢いはとどまるところを知らない。そんなライトノベルの黎明期はいったいどのようなものだったのか。黎明期にラノベ作家としても活躍をしていた中村うさぎに今だからこそ話せるデビューまでの経緯と、当時のライトノベル界の話をじっくりとうかがった。 売れっ子ライトノベル作家であった中村うさぎ 中村といえば自身の買い物依存症から、美容整形、ホストクラブ、そして風俗とあらゆるジャンルを網羅したエッセイストとして名高く、マツコ・デラックスを発掘して芸能界進出へ導いたことでも知られるが、1990年代には『ゴクドーくん漫遊記』を筆頭にヒットを連発していた売れっ子ライトノベル作家であった。その後の活躍が有名

    中村うさぎ、ラノベ黎明期から様変わり「異世界転生」氾濫に喝「テンプレ小説ばかり、書いてて恥ずかしくないのかな」
  • 『代紋TAKE2』『ゴールデン・ガイ』の漫画家・渡辺潤 任侠漫画の人気作家はなぜ萌え絵を描き始めた?

    『代紋TAKE2』は原作・木内一雅、作画・渡辺潤のコンビで連載された。単行全62巻。 1989年のデビュー以来、『代紋TAKE2』から『三億円事件奇譚 モンタージュ』など、数々のヒット作を送り出してきた漫画家、渡辺潤。来る2月27日には、現在「週刊漫画ゴラク」で連載中の『ゴールデン・ガイ』第8巻が発売される。 実に33年に渡って漫画を描き続ける渡辺は、進取の精神を常に忘れない漫画家でもある。特に、近年はTwitterに定期的にUPされる萌えキャラのイラストでも人気で、若い世代のファンも獲得している。 それにしても、任侠漫画で評価が高い渡辺が、なぜまったく異質といえる萌えイラストを描くのだろうか。そこには、ファンとの交流を楽しむ渡辺の純粋な気持ちだけでなく、旺盛な好奇心に起因する飽くなき探求心、さらには女性キャラクターの描写で編集者から投げかけられた言葉との葛藤など、実に興味深いエピソード

    『代紋TAKE2』『ゴールデン・ガイ』の漫画家・渡辺潤 任侠漫画の人気作家はなぜ萌え絵を描き始めた?
  • 日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる

    先週末の動員ランキングは、『ONE PIECE FILM RED』が土日2日間で動員9万人、興収1億2300万円をあげて13週目の1位となった。11月6日までに累計動員は1301万人、累計興収180億円を突破しているが、ギョッとするのは週末の数字だ。興収1億2300万円で1位。これは、首位の週末興収としてはコロナ禍前までの水準だと年間でも最低レベルの数字である。 そのことを踏まえずに、今週末の日全国のシネコンのスクリーンが新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』にほぼ占拠されることを批判しても仕方がない。8月以降、新作では最終興収30億円の大台にギリギリ届きそうな『沈黙のパレード』をほとんど唯一の例外として、『ONE PIECE FILM RED』におんぶに抱っこ状態だった国内の映画興行。『すずめの戸締まり』は待ちに待った「大ヒットが約束された作品」なのだ。そこでもし観客を取りこぼすようなこ

    日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる
  • 地方書店の現状  成人向け雑誌の低迷、仕入れはAmazon、電子書籍の普及、人口減少……町の本屋は四重苦から脱却できるのか

    地方書店の現状  成人向け雑誌の低迷、仕入れはAmazon電子書籍の普及、人口減少……町の屋は四重苦から脱却できるのか 人口1万4000人の町に唯一残った屋 書店の閉店が加速度的に進んでいる。アルメディアの調査データによれば、2000年に2万1495店あった書店数は、2020年には1万1024まで減少している。20年で1万店以上が消滅したのだから、恐るべき減少数と言うしかない。出版不況の影響も無視できないだろうが、WEBで手軽にを買い求められるようになったことや、電子書籍の普及も背景にあると思われる。また、日全体の少子化や人口減少の影響を受けていることも間違いない。 とりわけ、地方の書店は一層厳しい状況におかれている。筆者の出身である秋田県羽後町は、人口がかつて2万人を超えていたが、現在は1万4000人を割ってしまい、著しい過疎化が進む。最盛期にはチェーン店を筆頭に3店の書店があ

    地方書店の現状  成人向け雑誌の低迷、仕入れはAmazon、電子書籍の普及、人口減少……町の本屋は四重苦から脱却できるのか
  • NTTドコモ、大規模な通信障害か 電話などが「繋がらない」の声相次ぐ

    7月19日9時58分現在、NTTドコモの回線に何かしらの障害が見られ、さまざまなユーザーから通話が繋がらないという症状が報告されている。 NTTドコモの障害発生マップによると、現在は全国的に障害が発生している模様。早期の復旧と、原因の究明が求められる。NTTドコモからはいまだ公式なアナウンスはなく、詳細についての情報が待たれるところだ。

    NTTドコモ、大規模な通信障害か 電話などが「繋がらない」の声相次ぐ
  • XboxがPS5の販売台数を上回る 日本国内で起きる異常な状態とは?

    Microsoftが開発するゲーム機「Xbox Series X|S」の販売台数が、競合するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の「PlayStation 5」を日で上回る現象が起こっている。 これまで世界的にPS5が凌駕し、ソニーのお膝元である日ではさらに盤石だと思われていた。 しかし、2022年5月9日~15日の1週間で「Xbox Series X」105台と「Xbox Series S」6120台で、合計6225台を販売。同じ週に、PS5は通常モデルとデジタルエディションの合計が2693台だった。 さらに6月13日~19日の週には「Xbox Series X」が3272台、「Xbox Series S」が3423台。PS5通常モデルは2371台、デジタルエディションは664で合計3035台だった。 一体全体、何がどうなってしまったのだろうか。世界的な半導体不足によ

    XboxがPS5の販売台数を上回る 日本国内で起きる異常な状態とは?
  • プロ漫画家が描いたイラストにAIが色塗りするとどうなる? 慎本真先生が検証

    ユニークな実験動画を撮影することに定評のある、漫画家の慎真(しんもと・しん)氏が、自身のYouTubeチャンネルで「プロ絵師が《自動色塗り》機能で初めてお絵描きしてみた!」という企画動画を公開。その映像を受け、視聴者からは「初心者にはとっても便利なツールですね! 使ってみたいです!」といった声が寄せられている。 慎氏は「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」でゲスト講師を務めるなど、技術を伝えることに長けた作家。チャンネル登録者数が50万を超えるYouTubeでは、家族やアシスタントも出演するアットホームな動画を届け、初心者にもわかりやすいイラスト漫画の描き方を伝えている。 今回の動画は、プロの画力とAIの色塗りセンスが合わさることで、どのような作品が完成するのかという興味深い内容。慎氏も「私も使ったことがなかったんですけど、これを駆使することができたら、すごく時短になると思うし、何より

    プロ漫画家が描いたイラストにAIが色塗りするとどうなる? 慎本真先生が検証
  • アニメ『プラネテス』は一生の財産にもなりうる作品だ Eテレでの再放送開始に寄せて

    テレビアニメ『プラネテス』がNHK Eテレにて1月9日より、毎週日曜19時から再放送される。今でもアニメファンから絶賛の声が寄せられ、名作と呼び声高い作品が全国に再放送されることは、放送時から毎週楽しみにしていたファンである筆者としてもとても喜ばしい。今回は『プラネテス』が高く評価される理由について簡単に紹介していきたい。 『プラネテス』は、幸村誠による1999年から2004年にかけて連載された全4巻の同名の漫画作品が原作。2003年にテレビアニメとしてが放送された。監督は『スクライド』や、今作の後に『コードギアス 反逆のルルーシュ』や、また2022年には『ONE PIECE FILM RED』の監督を務めることも発表されている谷口悟朗が務めている。制作スタジオはガンダムなどのロボットアクションの印象も強いサンライズが務めており、ロボットバトルのない作品の制作を担当したことも話題を集めた

    アニメ『プラネテス』は一生の財産にもなりうる作品だ Eテレでの再放送開始に寄せて
  • 映画評論家・小野寺系がまさかの漫画家デビュー 『小野寺系の“逆襲”』01:異世界で俺は

    リアルサウンド映画部でおなじみの映画評論家・小野寺系が、まさかの漫画家デビュー! 『小野寺系の“逆襲”』と題して、書き下ろし新連載を開始する。記念すべき第1話では今、ライトノベルやアニメで大人気のシチュエーションである“異世界転生モノ”にチャレンジ。クラスメートの女子とファンタジーな冒険世界へと旅立った主人公の運命やいかに!?(編集部) 異世界で俺は(続きを読むには画像をクリック) 漫画の続きはこちらから ■小野寺系(k.onodera) 映画評論家。映画仙人を目指し、作品に合わせ様々な角度から深く映画を語る。やくざ映画上映館にひとり置き去りにされた幼少時代を持つ。作『小野寺系の“逆襲”』で漫画家デビュー。Twitter映画批評サイト

    映画評論家・小野寺系がまさかの漫画家デビュー 『小野寺系の“逆襲”』01:異世界で俺は
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2022/01/07
    もっとグロに振り切ればよかったのに / まぁこの手のは"フィクションで(安直に)快楽を得るのは悪"みたいなテーゼに行きつきがちなので、あえてつまらなく描いたみたいなメタな話も出てくるかもだけど
  • 『100日間生きたワニ』の出来はどうだったのか 原作のブームや興行的な苦戦とともに考察

    2019年冬から2020年の春にかけて、Twitterで大きな盛り上がりを見せた4コマ漫画100日後に死ぬワニ』。「100日後に死ぬ」という情報が読者に明示された上で、そんなことは知らずに物語のなかで生活を送るワニの主人公と、周囲の登場人物の日常が描かれていく作品である。映画『100日間生きたワニ』は、そんな漫画のアニメ映画化企画だ。 しかし、作は公開がスタートしてから、一部でネガティブな意見にさらされ、興業的に苦戦を強いられている。一年前の春に大きなブームとなり、人気を集めた原作の映画が、なぜこういう状況に陥ったのだろうか。ここでは、その理由を考えるとともに、作の出来が、実際にはどうだったのかを評価していきたい。 映画は、原作漫画最終話の再現より始まる。桜の花びらが舞う春の光景のなかで、予告通り「ワニ」と名付けられたキャラクターの生涯は幕を閉じる。そこから、原作でも描かれた数々の場

    『100日間生きたワニ』の出来はどうだったのか 原作のブームや興行的な苦戦とともに考察
  • PS5・Switch間で進む“分断” E3の新作・注目作から考える「ゲーム市場の少し先の未来」

    2021年上半期を代表する2つのゲーム市『Summer Game Fest 2021』『E3 2021』が、6月11日より順次開催された。 稿では、両イベントで情報が解禁となった新作・注目作を通じ、ゲーム市場の少し先の未来を予測する。近い将来、ハードは好きなジャンルによって選ぶものとなっていくかもしれない。 『ELDEN RING』『BotW2』など、開発・最新動向が発表された注目作たち 『Summer Game Fest 2021』『E3 2021』をめぐる動きのなかでは、各社から新作の開発や注目作の動向が発表された。そのなかで特に話題を集めたのが、『ELDEN RING(エルデンリング)』と『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 続編』(以下、『ゼルダの伝説 BotW2』)の2タイトルだ。これらはともに2019年の『E3』で初お目見えとなった注目作で、今年の両イベントのシーズ

    PS5・Switch間で進む“分断” E3の新作・注目作から考える「ゲーム市場の少し先の未来」