4月、新社会人の皆さんは、めまぐるしい毎日を過ごしていることだろう。社会人生活は、楽しいこともあれば、つらいことや悔しいこともある。ミスを重ねたり、厳しく注意されたりすると「この仕事に向いていないのでは……」と思い悩むかもしれない。 では、ADHDやその他発達障害の人の場合は、仕事上でどんな葛藤を抱えやすいのだろうか。適職を見つけるポイントと合わせて、精神科の高木希奈医師にお聞きした。 自分の得意分野を生かす ADHDは神経発達障害群の一つで、「不注意・多動性・衝動性」の3つの特徴がみられます。子供の場合は「席にじっとしてられない」など学校生活での行動が指摘されますが、成人の場合は「上司に指示されたことをすぐに忘れてしまう」といったビジネスシーンで戸惑うことが多いと思われます。 ADHDやその他発達障害の方が適職を見つけるためには、まずは「自分の特性を知ること」が大切です。ADHDや発達障