いまを「楽しく生きる」極意とは 7年半の引きこもりを経たわたしは、ついに悩むことに飽き「面倒だからもうはげでいいや」に落ち着きました。そして、あのとき救いを求めて本を読み漁り、必死に考え抜いたことのすべてが、いまはこうしてメシの種にもなっているのです。 人生にゴールがあるなら早い者勝ちだろうけど、おそらくゴールなんてものはありません。どこまで行ったって気がつけば足元はいつも不安定。だから、あまり思い詰めず、自分をかわいそうに思いすぎず、このゆとりのある時代を楽に、ハッピーに生きてゆけばいいだけのことです。 ゴールがないなら慌てることもないのです。回り道も実は回り道なんかじゃありません。人と違う道を進んでしまったその道にも咲いている花はある。どんな花が、どんな風景の中に咲いていたか、それはその道を歩いてきたやつだけが知っている話。だったらこの世に生きてる人間の数だけ道があっていい。