南米で最初に日本人が移住した国ペルーで、沖縄県からの移住が始まってからことしで110年を迎え、首都リマで記念の式典が開かれました。 沖縄県からの移住が1906年に始まってからことしで110年を迎え、28日、地元の県人会が、首都リマで記念の式典を開きました。式典には、現地の日系人のほか、沖縄県の翁長知事や県議会議員など合わせて500人が出席し、はじめに、日系3世のペルー沖縄県人会長の屋良アルトゥーロさんがスペイン語で、「開拓者の子孫は芸術や料理など沖縄の習慣を守り続けています。きょうの式典はこうした文化を尊重し誇りを持って後世に伝えることを誓うよい機会です」とあいさつしました。 続いて翁長知事が「さまざまな分野で活躍され、ペルーの発展に貢献されていることは、私たちにとっても大きな誇りです」と述べ、ハイビスカスの花があしらわれたケーキに立てられたろうそくの火を消して節目の年を祝いました。 沖縄