Vaghe onde sole 会期:2024年3月4日(月) - 25日(月) 10:00-20:00 場所:Omotesando Crossing Park (〒107-0062 東京都港区南青山5丁目1-1) 参加作家:平川紀道 毛利悠子 詳細はこちら
Vaghe onde sole 会期:2024年3月4日(月) - 25日(月) 10:00-20:00 場所:Omotesando Crossing Park (〒107-0062 東京都港区南青山5丁目1-1) 参加作家:平川紀道 毛利悠子 詳細はこちら
拡張した時間にまたたく光の効果によって、アピチャッポン・ウィーラセタクンの作品は、孤独な夢、近しい身内の物語や抑圧された集団の記憶など、心の片隅に追いやられた不穏な心理を予感させます。亡霊のようなイメージは、歴史の道筋をたどって現在に立ち現れ、引き伸ばされた時間のスクリーンに忍び込み、人々の日常を越えて闇と忘却、光と記憶のあいだを彷徨い続けるのです。 幼少期に夢中になったホラー映画から着想を得たウィーラセタクンの新作《ソラリウム》(2023)は、ガラスの両面に映し出される2チャンネル映像のインスタレーションです。盲目の妻を救うため、患者の眼球を盗んだ狂気の医師(マッドドクター)を描くタイ映画『The Hollow-eyed Ghost』(1981)を再現し、暗闇のなかで自身の眼球を探しさまよう男の姿が映し出されますが、彼はやがて日の出の太陽によって破壊されてしまいます。もう一つのスクリーン
令和5年度春の展示 理科室のタイムマシン 学校標本 会 期 令和6年3月9日(土)~5月12日(日) 会 場 千葉県立中央博物館 第1企画展示室 休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日) 入場料 一般300円 高校生・大学生150円 ※次の方は無料:中学生以下・65歳以上の方(年齢を示すものをご提示ください)・障害者手帳をお持ちの方(手帳もしくは手帳アプリをご提示ください)及び介護者1名 [後援]千葉県教育委員会、千葉市教育委員会 チラシはこちら 歴史のある学校の理科室・生物室には今でも古い剥製や標本が並んでいることがあり、これらの調査から、絶滅した生物や当時の生物分布などに関する新たな発見が次々に報告されています。 本展示では、県内11校の高校などに保存されている貴重な古い剥製・標本約100点を展示し、これらの標本調査から得られた新たな知見や、標本を用いた学校教育の歴史をひもときます。
2022年2月24日、ロシアはウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始した。それから2年。この戦争が終わる見通しは立たず、いまなお過酷な状況が続いている。 Tokyo Art Beatでは2022年の侵攻直後、ロシア東欧美術・文学研究者の鴻野わか菜にウクライナとロシア出身の4名のアーティストのインタビューを寄稿してもらったが、今回はこの2年を経て、新たにウクライナとロシアの作家の作品と現状に迫るテキストを全3回で掲載する。 今回はロシア人アーティスト、ハイム・ソコルのインタビュー。イスラエルへと移住したものの、同地でも戦争という悲劇が起きたいま、アーティストは何を語るのか。【Tokyo Art Beat】
詞の世界観が凄いなと思って。それでレコード屋さんに行って見てみたら「作詞:楳図かずお」と書いてあって、そのときの衝撃っていまだに忘れられないですよ(近田春夫) やっぱり、一生懸命考えるんですね。もう考えるしかない。どういう手もこういう手もないんです。でも僕はやっぱりお話を作るのが仕事だから、ストーリーがあった方が好きなので(楳図かずお) 楳図かずおが作詞・作曲・歌唱・ジャケットイラストレーションのすべてを手がけたことで知られる『闇のアルバム』(1975年)が、実に48年ぶりにアナログ盤でリイシューされた。オリジナル盤のアートワークを忠実に再現したジャケットにはカラーピンナップも封入、ヴィジュアルと音の両面で楳図ワールドを味わえる全ファン必携の1枚だ。本作のアナログ盤復刻を記念して、楳図先生が歌詞を提供、70年代から交流してきた近田春夫との対談が実現。ここではその対談から、『闇のアルバム』前
私たちが見ているものは…? インターネットの普及により、私たちは日々膨大なイメージを目から取り込んでいます。展覧会を訪れる前に、誰かのSNSで作品を見たり、その場に行ったような気分になったりした経験のある人も少なくないでしょう。オンラインでの鑑賞機会が増え、必ずしも実際に作品を見るべきだとは言えない時代になってきていますが、依然として、画面越しでは伝わりきらない作品の魅力があるのも事実です。 本展では、作品と対峙することで、その技法や構造の違和に気づきをもたらし、認知の構造を視覚的に表現する3組のアーティスト、大庭孝文、菅雄嗣、ヨフ(大原崇嘉、古澤龍、柳川智之)の作品を紹介します。 大庭孝文は、人間の記憶について着目し、写真をもとに絵画を制作しています。異なる複数の方法で「描く」と「消す」を繰り返し行い、その痕跡が層となって現れます。菅雄嗣は、ウレタン塗装で鏡面のように施した画面に絵具を均
子供(中学1年生)の夏休みの数学自由課題を手伝っていたら、とても興味深いことを知りました。今回のブログは「咳痰」「呼吸器」にはほとんど関連ありませんが、数列/数学を通じて自然界や宇宙にまで通する「法則」「真理」を垣間見るような感覚になり、神秘的な気持ちになれたらと思います。 「自然という書物は数学の言葉で書かれている」(ガリレオ・ガリレイ) イタリアの数学者フィボナッチ(1170~1259年頃)が紹介した数列を「フィボナッチ数列」と言います。 1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377… 「どの数字も前2つの数字を足した数字」という規則の数列です。何が不思議だと思います?実は自然界にはこの数列が多く潜んでいます。 1+1=2 1+2=3 2+3=5 3+5=8 5+8=13 8+13=21… 数学者のフィボナッチは「ウサギの増える」様子をみて、この数列を見
京都大学で13日におこなわれた公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」【既報】より、藤原辰史・京都大学人文科学研究所准教授の基調講演「ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景」の要旨を紹介する。 □ □ 今日の問題提起は、ドイツ現代史研究者の一員である自分にも矛先を向けたものでもある。 ドイツ現代史研究者は、パレスチナ難民やイスラエルの暴力をまったく無視しているかといえばそうではない。批判も多々してきているが、当事者意識が欠落している。たとえば、パレスチナ問題を「生成」した問題として扱い、きわめて「他人事」として起きている「かわいそうなこと」という倫理的問題として捉えがちである。その「上から目線」がパレスチナ問題を見る目を曇らせているように思う。 そして、パレスチナとともに中東欧や南欧へも関心が低すぎる。ド
上妻晋作は日本で最も偉大なアクションアニメーターの一人です。 1970 年代後半にアニメ業界に参入して以来、上妻氏はアニメの歴史の中で最も重要な作品を参加して続けてきました。その中で、『銀河鉄道 999』では動画で、『うる星やつら』と『幽☆遊☆白書』では原画を務め、 近年は『呪術廻戦』などスタジオMAPPAの作品で原画としても活躍。40年以上にわたり、上妻氏は風変わりとする独特のスタイルを発展させてきました。 その上、伝説のアニメーター金田伊功の友人として、上妻氏には逸話が数多くある。 『ファイナルファンタジー』劇場版、および複数のファイナルファンタジーゲームの絵コンテを担当で、上妻氏はゲーム業界とアニメ業界の接触や 3DCGの初期の実験を目撃するという特権的な立場にありました。2023年8月に私たちが会ったときに話し合ったのは、これらすべてとそれ以上のことです。 聞き手: ワツキ・マテオ
「つかの間の停泊者」(銀座メゾンエルメスフォーラム)開幕レポート。アートの文脈における自然と人間の関係性を考察する銀座メゾンエルメスフォーラムで「つかの間の停泊者」展がスタート。「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」展の第2会期として開催される本展では、ニコラ・フロック、ケイト・ニュービー、保良雄、ラファエル・ザルカといった4人の作品が展開されている。会期は5月31日まで。 文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) 展示風景より 東京・銀座の銀座メゾンエルメスフォーラムで「つかの間の停泊者」展が開幕した。会期は5月31日まで。キュレーションは説田礼子(エルメス財団キュレーター)。 「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」展の第2会期として開催される本グループ展は、森美術館の開館20周年企画展「私たちのエコロジー」の関連企画。参加アーティストには、ニコラ・フロック、ケイト・ニュービー
画像提供:メルキュール東京日比谷華やかな開演前の劇場をイメージさせるロビーのインテリアデザインテーマは舞台美術、「メルキュール東京日比谷」が開業帝国劇場に宝塚、日比谷で観劇時にもうってつけのホテル 2023年12月19日、新橋駅から徒歩3分のロケーションに、「メルキュール東京日比谷」が開業した。「ローカル・ディスカバリー(地域の発見)」というメルキュールのブランドコンセプトをもとに、「Stage Art(劇場の舞台美術)」をデザインコンセプトにしたホテルだ。 画像提供:メルキュール東京日比谷フランス語で「シーン(場面)」を意味するレストラン&バー「ラ・セヌ」。朝食もここで提供される 同エリアは、明治時代には社交、外交の中心地であった「鹿鳴館」があった地域であり、今でも「帝国劇場」や「日生劇場」といった歴史あるシアターが集まる日比谷は、華やかなエンターテインメントの聖地であり続けてきた。 ホ
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開館当初からデザイン椅子の名品を館内に設置してきた「椅子の美術館」が、従来のデザイン椅子展とは異なる新しい視点から「椅子」というテーマに挑みます。 椅子は多くのデザイナーや建築家の創造性を刺激する絶対的なテーマであると同時に、アーティストにとっても魅力的なモチーフとなってきました。玉座のように権威の象徴となることもあれば、車椅子のように身体の補助となることもあり、電気椅子のように死や暴力とも無縁ではない椅子。また、私たちが椅子に座って向き合えば、そこには関係が生まれます。この上なく身近でありながら、社会や身体との密接な関わりの中で幅広い意味や象徴性をまとった椅子は、まさに究極の日用品と言えるでしょう。 アーティストたちは椅子のもつ意味をとらえ、作品を通じて社会の中の不和や矛盾、個人的な記憶や他者との関係性などを浮かび上がらせてきました。アートのなかの椅子は、日常で使う椅子にはない極端なあり
高木由利子の写真展「カオスコスモス 弐 —桜—」がGYRE GALLERYで開催表参道のGYRE GALLERYで、フォトグラファー・高木由利子の写真展「カオスコスモス 弐 —桜—」が開催される。会期は3月1日〜4月29日。 高木由利子 sakura 2016 2022年に表参道のGYRE GALLERYで開催された「高木由利子 写真展 カオスコスモス 壱 —氷結過程—」。これに続く「高木由利子 写真展 カオスコスモス 弐 —桜—」が開催される。会期は3月1日〜4月29日。 高木由利子 sakura 2016 高木は東京都出身。武蔵野美術大学でグラフィックデザインを、イギリスのノッティンガム・トレント大学にてファションデザインを学んだのち、写真家として独自の視点から、衣服や人体を通して「人の存在」を撮り続ける。近年は自然現象の不可思議にも深い興味を持ち、「chaoscosmos」という
“あの瞬間”があったから今の私がいる、と日笠雅水さんは断言する。 それは地元、岡山・倉敷の中学に通っていたころ、夏休み明けの教室で友だちからザ・タイガースが載った芸能雑誌を見せられて、「誰がいい?」と聞かれるもメンバーの顔もわからず……という出来事があったあと。たまたま観ていたテレビの画面で歌う沢田研二さん(ジュリー)を目にしたときだった。 「突然、沢田研二さんがアップで“君だけに〜”と歌いながら、振りで手をこちらにかざして指をさしていて。その瞬間、人生のツボを全部押された、というか。そのときの衝撃が、私の人生を変えたわけですよ」 ザ・タイガースの「君だけに愛を」という曲で、沢田研二さんがサビで“君だけに〜”と歌いながら指さすポーズは、当時“黄金の人差し指”の異名で呼ばれた。それが画面を通して自分をさした、その瞬間に日笠さんは「私が行く場所は“あちら側”なんだ」と確信した。 そこから、音楽
本田創(ほんだ・そう) 1972年、東京都新宿区生まれ。 暗渠者。東京大学文学部卒業。予め失われていた東京の原風景の記憶を求め、 都内の暗渠や用水路跡、 湧水などを探索。 1997年より、その成果をウェブサイトにて公開。著書に『失われた川を読む・紡ぐ・愉しむ 東京暗渠学 改訂版』(実業之日本社、2023)、『水のない川 暗渠でたどる東京案内』(山川出版社、2022)、編著・共著に『東京「暗渠」散歩 改訂版』(実業之日本社、2021)、『東京23区凸凹地図』(昭文社、2020)、『はじめての暗渠散歩』(筑摩書房、2017)など。NHK文化センター、 毎日文化センターなどでの講師も務める。 Tokyo Ankyo Laboratories: https://www.tokyoankyolabo.net/ Twitter: @hondaso 「暗渠(あんきょ)」とは、蓋をされた川や地下に埋没さ
各テーマに沿ってパネル展の理解をさらに深める『人物と機関』『日本海の島々の認識の変遷』の2冊の小冊子を、会場で配布いたします。 ぜひご自宅でじっくりと読んでみて下さい。※品切れの際はご容赦ください。 来場者プレゼント 廃版となった海図を活用したしおり、ブックカバーを企画展期間中ご用意しています。 ※品切れの際はご容赦下さい。 しおりはシーリングスタンプ(封蝋)でオリジナルの紐を付けるクラフト体験もできます。 デジタル地球儀『SPHERE』『ダジック・アース』期間限定展示 本企画展では多くの古地図を紹介いたしますが、デジタル地球儀も期間限定で展示いたします。 ぜひ、最新鋭のデジタル技術を体感してみてください。 前期 2月6日(火)~3月 2日(土):『SPHERE』(提供:NPO法人ELP) 後期 3月5日(火)~3月24日(日):『ダジック・アース』(提供:NPO法人ダジック・アース・プロ
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