NASA(アメリカ航空宇宙局)は、日本時間11月11日午前11時3分、4人の宇宙飛行士をのせたスペースXの宇宙船「クルードラゴン」運用3号機の打ち上げに成功しました。 打ち上げは、フロリダ州にあるケネディー宇宙センター39A発射台から行われました。このミッションの名前は「Crew-3」(クルー3)と呼ばれています。発射から12分後、クルードラゴン宇宙船は軌道投入に成功し、ISS(国際宇宙ステーション)を目指しました。そして日本時間11月12日午前8時32分に、ISSへ到着。宇宙船は自動で、ISSのハーモニーモジュールへのドッキングに成功し、第66次長期滞在クルーが笑顔で4人を迎えました。 4人の飛行士が乗ったクルードラゴンは、今回が初めての飛行です。新造船には初めて搭乗するクルーが名前をつけるという伝統に基づいて、「Endurance(エンデュランス:忍耐、持久力)」と名付けられました。エ
初の民間企業主導の宇宙飛行士打ち上げに利用された「クルー・ドラゴン」宇宙船が、宇宙飛行士によって「エンデバー」と命名されました。 スペースXが開発し運用するクルー・ドラゴンは、現地時間5月30日にケネディ宇宙センターから打ち上げられ、31日に国際宇宙ステーション(ISS)へとドッキング。Robert Behnken(ロバート・ベンケン)宇宙飛行士とDouglas Hurley(ダグラス・ハーリー)宇宙飛行士を無事に輸送しました。 初の有人打ち上げに利用されたクルー・ドラゴンがエンデバーと命名された理由について、2人の宇宙飛行士は「2011年に終了したスペースシャトル計画後のスペースXとNASA、そしてアメリカの努力(エンデバー)への敬意」「スペースシャトル:エンデバーに搭乗したベンケン飛行士にちなんで」が理由だと説明しています。 このように宇宙飛行士が宇宙船を命名するのは、アメリカの宇宙開
名称が発表された火星探査車「パーセベランス」の想像図。ロボットアームには名前を刻印したプレートが取り付けられている(Credit: NASA/JPL-Caltech)日本時間3月6日未明、予告通りNASAの火星探査車「マーズ2020」の名称が発表されました。9つの最終候補から選ばれたのは「Perseverance(パーセベランス)」。日本語では忍耐や忍耐力、粘り強さといった意味を持つ言葉です。 ■名付け親になったのは米国バージニア州に住む7年生の少年総数2万8000件の応募から選ばれたのは、バージニア州に住む7年生(日本の中学1年生に相当)のAlexander Matherくん。2年前まではゲームに夢中だったという彼は、2018年の夏にサターンVロケットの展示を目にしたことで一変。以来、NASAのウェブサイトを毎日のようにチェックするのはもちろん、宇宙飛行士の自伝を読んだり、実際に飛ばすこ
小惑星探査機「はやぶさ2」から9月に分離された小型機「MINERVA-II1」の2機のローバーが「イブー」「アウル」と命名された。 【2018年12月17日 JAXA】 「MINERVA-II1」の2機のローバー「Rover-1A」「同1B」は9月21日13時6分(日本時間)に「はやぶさ2」から分離され、ともに小惑星リュウグウの表面に着地することに成功した。12月13日の記者説明会で、「Rover-1A」が「イブー(HIBOU)」、「Rover-1B」が「アウル(OWL)」と命名されたことが発表された。 「hibou」はフランス語でミミズク、「owl」は英語でフクロウを意味する。「はやぶさ」初号機に搭載された小型機「MINERVA」やその後継である「はやぶさ2」搭載の「MINERVA-II」は、ローマ神話に登場する知恵の女神ミネルヴァにちなんで名付けられたものだが、芸術の世界ではミネルヴァ
JAXAは、小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載された2台のローバーの名称を「イブー(HIBOU)」「アウル(OWL)」に決定したことを発表しました。 この2台のローバーは2018年9月21日に「はやぶさ2」から分離し、小惑星リュウグウに着陸。リュウグウ表面の写真撮影やホッピング移動に成功しています。リュウグウの地表を撮影し我々に届けてくれたのも、この小型ローバーの撮影によるものです。 また、初代「はやぶさ」に搭載されていた「MINERVA(ミネルバ)」の後継機として、「MINERVA-II1」「MINERVA-II2」が「はやぶさ2」に搭載されています。今回の発表では、「MINERVA-II1」から分離する「Rover-1A」「Rover-1B」の名称が決定したことになります。 「Rover-1A」はフランス語でミミズクを意味する「イブー(HIBOU)」を、「Rover-1B」は英語でフクロ
NASAは、2018年11月5日に無人宇宙探査機ボイジャー2号が、太陽圏外の星間空間に到達した発表しました。2012年のボイジャー1号に続き、人類史上2つ目の人工物が太陽圏外に達したことになります。 「太陽圏(heliosphere)」は太陽風の及ぶ範囲。同年10月にはボイジャー2号が「太陽圏の最外部(heliosheath)」を飛行中であり太陽系離脱目前であることも報道されていました。 この報道に関して「太陽系を離脱」「太陽圏を離脱」という2つの見方の違う報道があります。それは、太陽系の範囲に関して、今回のボイジャー2号が到達した太陽風の影響を受けない星間空間という考え方と、太陽圏から1000倍離れた場所に位置する太陽の重力を受けている小天体群「オールトの雲」を含んだ範囲を太陽系という考え方によるものです。また「オールトの雲」の外側に到達するまでは、これから数万年の時間がかかる計算と、ボ
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今年度中に打上げ予定の「水星磁気圏探査機MMO(Mercury Magnetospheric Orbiter)」に対し、広く皆様に親しみを持っていただくため、平成30(2018) 年2月20日~4月9日の期間で愛称を募集しました。多くのご応募をいただいた中から選考を行い、最終的に以下のとおりと決定しましたので、お知らせします。 1. 愛称:「みお」 ローマ字表記「MIO」 2. 選定理由 ・「みお」は河川や海で船が航行する水路や航跡の意味をもつことから、これまでの探査機の研究開発の 道のりを示すとともに、これからの航海安全を祈る愛称であること。 ・古くより船が航行するときの目印にする標識を澪標(みおつくし)と云い、和歌では「身を尽くし」の掛詞 になることから、努力と挑戦を続けるプロジェクトメンバーの思いを表していること。 ・水星の磁気圏に
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、欧州宇宙機関(ESA)と共同で進めている水星磁気圏探査機「MMO」の愛称と、搭載するメッセージの募集キャンペーンを発表しました。 MMOは国際水星探査計画「ベピコロンボ」のもとで開発されている探査機で、2018年度にフランス領ギアナから「アリアン5」ロケットで打ち上げる予定です。探査機は水星の表面、内部の観測を行う「MPO(水星表面探査機)」と磁場・磁気圏の観測を行う「MMO(水星磁気圏探査機)」の2つから構成。このうちMMOは日本が開発を担当し、水星到着後に分離し水星の周辺環境や磁気圏の解明へと挑むのです。 愛称やメッセージ(1MBの容量以下であれば寄せ書き、イラスト、音声、動画も可能)の募集は2018年2月20日から4月9日10時まで行われ、専用サイト(URLはこちら)の応募フォームか郵送、JAXA相模原キャンパスに設置された特製ボックスに応募するこ
あなたが名づけ親!水星磁気圏探査機MMO 愛称募集キャンペーン 同時募集灼熱の水星にあなたの 熱いメッセージを届けます 「BepiColombo(ベピコロンボ)」とは、日本(JAXA)とヨーロッパ(ESA)が共同で進める大規模な水星探査ミッションの名前です。JAXA担当の水星磁気圏探査機(MMO: Mercury Magnetospheric Orbiter)とESA担当の水星表面探査機(MPO: Mercury Planetary Orbiter)の2機を一緒に打ち上げ、水星周回へ送りこむ計画です。 開発期間は、JAXA史上最長となる15年。2018年10月の打ち上げを予定しています。 惑星探査機として史上最多となる9回の惑星スイングバイを経て、2025年12月に水星へ到着予定です。 JAXA | 水星探査計画「BepiColombo」 パンフレットはこちら
2017年12月17日、ソユーズMS-07で国際宇宙ステーション(ISS)に向かったJAXAの宇宙飛行士、金井宣茂さん。実はTwitterで時々アニメの名セリフをネタにしたツイートをしているのをご存知でしょうか? 【さらに詳しい元の記事はこちら】 宇宙飛行士は自分のTwitterアカウントを持っており、仕事の様子や日常についてツイートをしています。以前、国際宇宙ステーション滞在中に油井亀美也さん(@Astro_Kimiya)が無重量状態での動き方について、『機動戦士ガンダム』のモビルスーツ理論であるAMBACは理にかなっている、というツイートをして「宇宙飛行士がアニメのネタをつぶやいてる」と話題になりましたが、金井さんも負けてはいません。打ち上げ直前、自身のアカウント(@Astro_Kanai)で様々なアニメの名セリフをネタにしたツイートをしています。 バイコヌールに到着して、最初のツイー
ソユーズ宇宙船で、17日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)に向かう宇宙飛行士の金井宣茂さん(41)が、アニメ「機動戦士ガンダム」の名ぜりふにかけたつぶやきをツイッターで発信している。 金井さんは4日、ほかの飛行士らと荒野にあるバイコヌール宇宙基地近くの飛行場に降り立った直後、「フフ、この風、この肌触りこそバイコヌールよ!」とツイート。 劇中で、補給されるはずのモビルスーツ(MS)「ドム」が届かず、地球連邦軍の戦艦・ホワイトベースに特攻するジオン軍の将校、ランバ・ラルの口をついたせりふ「フフ、この風、この肌触りこそ戦争よ!」を呼び起こさせた。 なぜ、ランバ・ラルなのか。彼が愛用した青色のMS「グフ」の型式番号は「MS―07」。一方、金井さんらが地球との往復に使うソユーズ宇宙船は、通信機能を改良した「MS」型の7号機。表記は「MS―07」でグフとまったく同じ
冥王星の地形に付けられた地名。白線に囲まれた部分が「Tombaugh Regio(トンボー領域)」。その右上に「Hayabusa Terra(はやぶさ大地)」、左上に「Voyager Terra(ボイジャー大地)」がある=米航空宇宙局提供 米航空宇宙局(NASA)は7日、探査機ニューホライズンズが2015年に観測した冥王星の14カ所の地形に命名し、国際天文学連合(IAU)に承認されたと発表した。その一つに、日本の小惑星探査機「はやぶさ」の先駆的な偉業をたたえて「はやぶさ大地」という名前が付いた。 ニューホライズンズは人類で初めて冥王星を詳細に観測した。ハート形の模様など、これまで知られていなかった冥王星の素顔が明らかになった。NASAのチームは探査後に地名のアイデアを公表していたが、正式に認められた。 「はやぶさ大地」と名付けられたのは、冥王星を発見した米国人天文学者、クライド・トンボーに
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、今年度中に、同時打ち上げ予定の「気候変動観測衛星(GCOM-C)」と「超低高度衛星技術試験機(SLATS)」に対し、広く皆様に親しみを持っていただくため、平成29年4月25日~5月31日の期間で愛称を募集いたしました。多くのご応募をいただきました中から、選考させていただき、最終的に以下のとおりと決定いたしましたので、お知らせいたします。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今年打ち上げる予定の 2機の人工衛星の愛称の一般募集を開始した。 期限は5月31日(水)20:00。 衛星の1つは 気候変動観測衛星(GCOM-C) 。19種類の波長(色)の光を観測し、陸上の植物や海中の植物プランクトン、大気中のチリや積雪、氷などを調べて、気候変動の研究に役立てる。なお、2012年に打ち上げられた水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)とは姉妹衛星で、両機で地球環境変動観測ミッション(GCOM)を構成している。 もう1つは 超低高度衛星技術試験機(SLATS) 。わずかに空気抵抗のある超低高度の宇宙(高度300km以下)を、ジェット機のようにイオンエンジンを噴射しながら飛行する技術試験衛星で、将来は地球を低高度から「接写」する小型で高性能な地球観測衛星の実現につながると期待されている。 2機の衛星は、1機のH-IIAロケットに搭載さ
JAXAは、気候変動観測衛星「GCOM-C」と超低高度衛星技術試験機「SLATS」を、2017年度にH-IIAロケットで同時に打ち上げる予定です。 皆さまにこの二つの衛星に対して親しみを持っていただくため、人工衛星の愛称を募集します。選定愛称をご提案いただいた方には認定証および記念品をお送りする他、抽選で種子島宇宙センターでのGCOM-C及びSLATSの打ち上げ見学にご招待します。 応募要領をご覧のうえ、下の「応募フォームはこちら」からご応募ください。
1. 募集期間 2017年4月25日(火)10:00 ~ 2017年5月31日(水)20:00 2. 応募方法 愛称募集サイトの「応募フォーム」よりご応募ください。 (本Webページからの応募のみの受付とし、郵送、電話、FAX等でのご応募はできません) (募集サイト: https://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/9816.html) 3. 選考 応募愛称の中から、JAXA内で選考のうえ、各衛星の愛称を決定いたします。 なお、過去の衛星ですでに使用されている愛称については別紙をご参照ください。 4. 応募要領(詳細) 募集サイトでご確認ください。 5. 発表時期 2017年7月頃にJAXAのプレスリリース及びホームページ等で皆様にお知らせいたします。 6. 選定愛称ご提案者への特典 (1)特別賞※2 特別賞として、種子島宇宙センターでのGCOM-C及びSLATS
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成28(2016)年12月20日20時00分(日本標準時)に内之浦宇宙空間観測所からイプシロンロケット2号機で打ち上げられたジオスペース探査衛星(ERG)からの信号を、同日20時37分からサンチアゴ局(チリ共和国)で受信し、太陽電池パドルの展開が正常に行われたことを確認しました。 また、衛星の太陽捕捉制御についても完了したことを確認しました。 現在、衛星の状態は正常です。 なお、JAXAは衛星の愛称を「あらせ」(ローマ字表記は「ARASE」)と決定しましたので併せてお知らせします。愛称の由来は以下のとおりです。 1. 地球周辺の宇宙空間であるジオスペースの中で最も荒々しい高エネルギー粒子に満ちたヴァン・アレン帯という宇宙の「荒瀬」(水が激しく波立ちながら流れている川のこと)に漕ぎ出していくことから。 2. 内之浦宇宙空間観測所の所在地で
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