運営経費の膨張などが指摘されている2025年の大阪・関西万博を巡り、「日本維新の会」の遠藤敬国会対策委員長(55)が「週刊文春」の直撃取材に対し、「リングは余計と言われたら余計」などと語った。万博会場の大屋根(木造リング)については、約350億円という高額な整備費が問題視されているだけに、遠藤氏の発言は波紋を呼びそうだ。 遠藤氏は飲食店経営などを経て2012年の衆院選に大阪18区から出馬し、初当選。2015年から現在まで国対委員長の要職にある。一方、日本維新の会は、党共同代表の吉村洋文大阪府知事を中心に大阪万博の開催を推進してきた。だが、会場整備費が当初計画の1.9倍となる2350億円まで膨れ上がっていることなどを受け、国民の間では批判の声も高まりつつある。