戦後最悪と言われる日韓関係は悪化の一途だ。元徴用工訴訟にブチ切れた安倍政権が対韓輸出規制に踏み込んで以降、2回目となった21日の日韓外相会談は主張の応酬に終始、またも物別れに終わった。韓国で広がる「ジャパン・ボイコット」がインバウンドを直撃する中、手ぶら帰国の河野外相はしょげ返るどころか外遊に大ハシャギ。ツイッターに写真をたびたびアップし、まるで内閣改造前の“卒業旅行”の様相だ。何をやっているんだか。 ◇ ◇ ◇ 日韓外相会談の実施は、安倍政権が輸出管理の優遇措置を適用する「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定後初めて。日中韓外相会談に合わせ、北京郊外で開かれた。河野氏は元徴用工訴訟問題をめぐり、日本企業に実害が出ないよう解決策の提示を改めて求め、康京和外相は28日に発動されるホワイト国外しの見送りを要求。議論は平行線に終わった。河野氏は「問題を解決しなければならないという