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poetryに関するhidex7777のブックマーク (512)

  • 190811 | ×小笠原鳥類

    とても赤い鹿がいた。山に鹿がいて、その山から鹿が降りてきて、山の近くの郵便局の近くに鹿がやって来たのを見ていた。私は、見ていた。鹿が……とても……赤かった。あの鹿はアニメのように赤かった。あの――鹿が――アニメの――ように――赤かった赤かった、アニメに出てくる鹿ではないかと思った。いにしえの……アニメに……あのような……鹿が……出てくる、の、では、ないか、と 、思った思った。鹿は実際にはアニメのようには赤くない生きものであると思っていたし、実際に全然赤くない鹿を見ることもあったのだが、そのような赤くない鹿は淡い茶色であったりしたのだが、しかし、先日見た鹿が実に赤かった。いろいろな――色の――鹿が――鹿が――いるのだなあ、と、思ったのだ。それからテレビを見た。それから犬を見た。鹿がいる道に、犬を散歩させている人も、 多い、と、思った。とても――大きな――犬を――見て、とても――とても――とて

    190811 | ×小笠原鳥類
  • 第26回杉野十佐一賞作品募集|おかじょうき川柳社

  • 190728 | ×小笠原鳥類

    昨日、だったと思うのだが、鹿を、見ました。昨日だったのではないかと思える。それから、昨日だった。草の多い風景にガサガサと何かがいて、人がいるのではないかと思ったが、鹿は――鹿は――鹿は――人では――ない。鹿は――鹿は――鹿は――犬では――ない。犬ではないという数学が、鹿だ。ああ、私から見える場所にガサガサやってきたら、人ではなくて、鹿であることが、わかった。 それから、鹿は、ガードレールを、超えて、道路に、来た。道路の向う側には草が多い緑色の風景が広がっていて、その風景の中からガサガサとやってきた鹿はガードレールを超えて来た。ああ、大きな、鹿であるなあ、と、思った。鹿には角があって、とても、樹木に似ている角という物体であるなあ、と、思えた。鹿は私を見ただろう。鹿の顔がこちらに向いていただろう。鹿がこちらに向かって 走ってくるということは、なかった。安全で、安心な、安全で、安心な、ええ、あの

    190728 | ×小笠原鳥類
  • ●金曜日の川柳〔未補〕樋口由紀子

    hidex7777
    hidex7777 2019/07/26
    未補さんの煙突のやつ。
  • 190714 | ×小笠原鳥類

    今朝は鹿を見ました。鹿が道路を歩き、それから、ガードレールを跳んで超えて、川の方へ行った。鹿は、とても、安全で、安心な、生きもの、であると、思った、思った。あの、ええ、鹿は、とても――安全で――安心な――生きものだ生きものだ、何の問題もない。緑が多いガサガサの風景に鹿は消えていった。ガードレールの向こうにはたくさんの緑の木々があって、ガサガサの葉が多い風景 で、鹿は、隠れて、静かに、移動していた。歩いていた。鹿は――鹿は――鹿は――とても――静かな――生きものだ生きものだ、鹿は歌わないだろう。鹿の出てくる映画はミュージカルではなかったのかもしれないアニメ。ええ、あの、その、そのようであったと、思う、思う思う。アニメの鹿は赤く塗られていたが、しかし、実際の、鹿は、はっきりしない茶色だ。それから、再び、鹿は、鹿は、 ガードレールを超えて、緑の多いガサガサの風景から飛び出して、道路に来た。鹿は道

    190714 | ×小笠原鳥類
  • yaplog!(ヤプログ!)byGMO

  • 190630 | ×小笠原鳥類

    「ブリキの楽器の底から/旧い都市の見取図を発見する それから/ボール紙製の星と/縞蛇の脱け殻とを」(詩「お伽芝居」)楽器は……版画を……彫るための……道具だ、道具だ、蛇のような。星の絵を描く星座の絵を描く蛇の形の星座の絵を描く「」の中は入沢康夫詩集『キラキラヒカル』、からの、引用……「一人の少年の心臓をきざんで/薬草(心臓病の)といつしよに煮て喰べてゐた」( 同)おお、健康で、長生き長生き……何の問題もない。薬草は不透明な粘土のような緑色だ、心臓は透明だ魚のような。「一頭の龍が 老人の背後にゐて/優しく息を吐きかけて/老人の手足の冷えるのを/ふせいでやつてゐる(何のために?)」(同)おお、健康の、ために……龍は緑色だ、スッポンの、ような……健康だ健康だ長生き長生き、と、歌っている。スッポンには捨てる場所がないと 言われ、全ての部分を人はってしまうのかもしれない。何の問題もないことである。

    190630 | ×小笠原鳥類
  • ●水曜日の一句〔加藤知子〕関悦史

  • 髙柳重信「身をそらす虹の/絶巓/処刑台」(増補改訂『日本アナキズム運動人名事典』より)・・

    増補改訂『日アナキズム運動人名事典』(ぱる出版)、書を編纂した「日アナキズム運動人名事典編集委員会」の「増補改訂版刊行にあたって」には、元版刊行から10年後に改訂版を刊行することを期していたという。増補改訂版には、以下の特色があるとも記されている。 1 新たに3,000余名の人物を立項し、元版と合わせて6,000余名となった。 2 附録のアナキズム運動史関連誌リストを充実させ、新たに1945年から日アナキスト連盟解散の1968年までの機関誌リストを加えた。 3 附録に日社会主義同盟(1920年設立)の加盟者名簿を収録した。 4 人名索引に加え、機関誌名索引を載せた。 書の書評を、項目執筆者の一人である久保隆が「図書新聞」3396号(2019・4・20)に、 その中でも、多くの俳句表現者が取り上げられているのは異彩を放っている。もちろん、和田久太郎という存在は、わたし(たち)にと

    髙柳重信「身をそらす虹の/絶巓/処刑台」(増補改訂『日本アナキズム運動人名事典』より)・・
  • まっ白なしんぶんがきっと来る

    待望か不安か、それとも怯えか、書いていないので分からない。書いてあることから確実に分かることは、「それら」がまだ来ていない、ということだ。それらを、この作中の主体は、ここに書かれたことばを語るナレーターは、見たことも触れたこともない。おそらく朝に来るだろう。その白さは目を灼くように眩いことだろう。それらはいつ来るのか。五分後かもしれないし、来年かもしれないし、人類が滅びたずっと後のことかもしれない。しかし《きっと来る》ことには間違いがない。それらはまだ現実化していないし、顕在化していない。たんに現実化可能であるというだけだ。それらはいまだ潜在的で可能的な領域に留まっている。「見えないもの」であり続けている。この「留まり」は、文藝と、すなわち「書くこと」と同一であるだろう。ぼくたちは、待望しつつ、不安に怯えつつ、たんに現実化可能であるだけの、潜在的で可能的なことを行い続けなければならない。

    hidex7777
    hidex7777 2019/06/08
    かきました。西秋忠兵衛さんは、ご存命であればいま90歳ぐらいのはず。
  • 換喩概念の拡張 | ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ

    数日前、ぼくがここ(FB)に書いた「減喩」についての文章のコメント欄で、萩原健次郎さん、一色真理さんおふたりの畏怖する先達から、神山睦美さんの卓見にもふれつつ、ぼくの『換喩詩学』での換喩の概念拡張につき、質問が出て、それにたいするコメントをしたためました。読み返すと、コメント欄という目立たない場所に埋もれているのが惜しい文章という気がして、あらためて下にそれをペーストしておきます(すでにお読みになっているかもしれないけど)。 ● 萩原さん、一色さんへ 換喩は認知言語学では、「鍋が煮えている」などを例文に、対象の空間的なズレをはらむ一種の換言として規定されています。ただしそうした喩法としてのみとらえるなら、詩作とあまり有効な接続ができない。まずぼくがかんがえたのは、文はどんな原理でつながってゆくかということでした。たとえば言語学上の重要な概念のひとつに、「これ」「それ」「あれ」、あるいは

  • 190602 | ×小笠原鳥類

    ではないなあ。ではない生きものを見たんだ、とても急速に移動していた。あれは……あれは……あれは、アナグマである、ということが、わかったと、思う。タヌキではなかったではない。道路を私が歩いていると、一匹の獣が突然出てきたので驚くと、鹿ではなかった。鹿はとても大きな生きものだ、鹿は〜とても〜大きな〜生きものだ、というわけで私が昨日見た生きものは、くらいの 大きさであったので、鹿ではなかった。鹿ではない鹿ではない、と言いながら歩いていた。するとアナグマは現れ、動物園で見たことはあったけれども動物園ではほとんど動いていなかったタヌキのように、であったけれども、道路にいた野生のアナグマはとても急速に走った走った、飛ぶように走った、とても低い場所を飛ぶように走った走ったアナグマが。アナグマ、アナグマ、と言いながら歩い ていると、アナグマは再び現れた。私から逃げていく。とても――とても――とても

    190602 | ×小笠原鳥類
  • yaplog!(ヤプログ!)byGMO

  • 蕪村「ちるさくら落つるは花のゆふべかな」(「オルガン」17号より)・・

    「オルガン」17号の「連句興行 巻捌/脇起 オン座六句『ちるさくら』の巻」、「璞・捌/抜け芝・指合見」の留書は福田若之。その留書に、 脇起で連句を巻くことは、ひとつには、一句を活きた俳諧の発句として読み直すことにもなるはずです。もちろん、連句がその名で呼ばれるようになったのは、すでに明治も半ば過ぎののちのことですし、、このことからわかるとおり、俳諧もまた絶えず移ろいゆく文芸です。しかし、まさしく俳諧がそのように活きつづけているからこそ、今日もなお、僕たちは一句を活きた俳諧の発句として読みなおすことだできるのだと思います。 とある。その脇起のための発句が、ブログタイトルにあげた、蕪村「ちるさくら落つるは花のゆふべかな」である。 ところで、号のメインは座談会Ⅰ(前編)・Ⅱ(後編)の「筑紫磐井「兜太・なかはられいこ・『オルガン』を読む」である。もとはと言えば『WEP俳句年鑑』2019年版の

    蕪村「ちるさくら落つるは花のゆふべかな」(「オルガン」17号より)・・
  • 190519 | ×小笠原鳥類

    「うぐひすの啼(な)くやちひさき口明(あ)いて」やわらかい、ゼリーのような、宇宙生物(宇宙は〈ウ〉で始まる、ウグイスも)の、小さな、口が、開くだろう。UFOから出て来たんだ、鳴き声のような言葉を話しているよクジラの、ように。小学館の日古典文学全集の『近世俳句俳文集』から、蕪村の、句を、引用、していく「蛇(へび)を截(き)つてわたる谷路(たにぢ)の若葉哉」お お、道にいるアナコンダが30メートルくらいの長さで、太さも2メートルくらい、あるのではないだろうかと想像する想像する、それをゆっくりと切断する切断しない、誰もしなない、誰もナマズにべられない。人いナマズは3メートルくらいの大きさではないだろうかと想像したアマゾン河「硝子(びいどろ)の魚(うを)おどろきぬけさの秋」ガラスの器に入っている魚なのか、それとも、 透明なガラスのようなトランスルーセント・グラスキャット(なまずの一種)なのか

    190519 | ×小笠原鳥類
  • 190505 | ×小笠原鳥類

    「畑に出でて見ればキャベツの玉の列(れつ)白のごと輝きて居る」今日は、鹿を、見なかった……最近は鹿を見ることが、少し、あった。道路を横切って走って驚いた鹿は、の、ような、生きもの、なのだろうか……ジャコウネコは、鹿に、似ているだろうか鹿はキャベツをべたんだ「」の中は北原白秋の『雲母集』(短歌新聞社文庫)からの、引用……『雲母集』からの、引用……キャベツ に似ている白を鹿がべるという、恐ろしい妖怪の話が、ない。ないことである。レタスではない「摩訶不思議(まかふしぎ)思ひもかけぬわが知らぬ大きなるキャベツがわが前に居る」そうだなあUFOなんだろう、まるくて、グルグル、回転して、いる、……鹿は、まるくない、生きもの、である。宇宙から来たんだ宇宙から来たんだ、宇宙船の中から鹿の頭である宇宙人が、やって来る。もし UFOが自爆したのであれば(安全で安心な)「しんしんと湧きあがる力新らしきキ

    190505 | ×小笠原鳥類
  • https://twitter.com/i/moments/1113875707619229696

    hidex7777
    hidex7777 2019/05/06
    この晩春に書いた俳句です、よしなに。 / 2019年晩春(2019.04.05~2019.05.05)
  • https://twitter.com/i/moments/1114174372925698048

    hidex7777
    hidex7777 2019/05/06
    この晩春にまとめた俳句のアンソロジーです。 / 個人的俳句アンソロジー晩春0011.md
  • 東大教授が解説!「令和」から浮かび上がる大伴旅人のメッセージ(品田 悦一) @gendai_biz

    新しい年号が「令和」と定まりました。 典拠の文脈を精読すると、〈権力者の横暴を許せないし、忘れることもできない〉という、おそらく政府関係者には思いも寄らなかったメッセージが読み解けてきます。この点について私見を述べたいと思います。 なお、この文章はある新聞に投稿したものですが、まだ採否が決定しない時点で誌(編集部注・「短歌研究」)編集長國兼秀二氏にもお目にかけたところ、緊急掲載のご提案をいただいて寄稿するものです。 実は、別途これを読ませた友人からブログに全文転載したいとの申し出があり、誌五月号が刊行されたらという条件で同意したのですが、友人はその五月号がもう出たものと早とちりしたらしく、四月三日の時点で全文掲載してしまいました。それを見たツイッターたちが次々に拡散した結果、巷間ではすでに相当の評判になっているようです。 あの文章は四月一日の晩に大急ぎで書いたもので、言い足りない点がい

    東大教授が解説!「令和」から浮かび上がる大伴旅人のメッセージ(品田 悦一) @gendai_biz
  • 190421 | ×小笠原鳥類

    「塔のなかは/長いかいがらに長い貝の美体が入って/いるように暗い」貝殻が、かいがら、なんだなあ……今日はハトに似た鳥を川で見た。あれはハトよりも少し大きな「ただ緑の蝶がとびまわる」スヌーピーは貝殻の中身のような生物であった。緑色の輝く犬が走っていく銀色のアニメ。コンピュータでアニメは描かれる。貝殻の中身は光ったし、ホタルだった。緑色の動物や、緑色の光るキノコ 「」の中は、現代詩文庫『続・吉岡実詩集』の詩「螺旋形」からの、引用……「白鳥や牡牛や鯰」透明なナマズは河で川で泳いでいた。3メートルの長さがある人をうナマズ、人をわないナマズ、人をうのではないか、という、伝説、「螺旋形」からの、引用……「足が短く/胴はスズメ蛾のようにふくらみ/測量器械の錘のように地点を指している」人をわない、深海魚のような、茶色 の、サメ……茶色い深海魚はシーラカンスのようなチョコレートのような味なのではない

    190421 | ×小笠原鳥類