配偶者の死後、男女とも死亡リスクが高まることが分かった。 32年間の追跡結果 ノルウェー、UITノルウェーアークティック大学のエリノア・イッテルシュタッド氏らの研究グループが、疫学分野の国際誌エピデミオロジー誌において2015年5月26日に報告している。 これまでの研究において、夫を亡くした女性のその後の死亡率にはさまざまな結果が出されている。 研究グループは、ノルウェーにおいて結婚している人全員にあたる180万1456人を32年にわたって追跡。結婚歴と死亡に関する情報を集め、生存率について分析。夫や妻を亡くした人と結婚を続けている人の死亡率を比較した。 死後7日目までの死亡リスクが最も高い 結果として、配偶者の死から1年間における死亡の危険率は、妻を亡くした男性で1.34倍、夫を亡くした女性で1.29倍だった。60歳から64歳で最も高く、男性で1.78倍、女性で1.50倍となった。こ