人気バスケットボール漫画「スラムダンク」の映画「THE FIRST SLAM DUNK」のヒットを受け、鎌倉市の江ノ島電鉄・鎌倉高校前駅近くの踏切が国内外のファンで混雑している問題で、同市の松尾崇市長は9日の定例記者会見で「(観光客が)コロナ前と同様に集中している」と懸念を示した。現在は土日や大型連休に配置している警備員について、「今後拡大する必要があるか検討したい」と述べた。 踏切は1990年代に放映されたアニメのオープニングに登場し、ファンから「聖地」として親しまれている。昨年12月に映画が公開されると、踏切を訪れて写真を撮るファンや観光客が増え始めた。今年に入って映画が韓国や中国でも公開されて以降、外国人観光客の姿も目立つ。休日の日中には常に80人ほどが集まっているという。 一方、車道に出ての撮影や歩道での滞留など、一部の来訪客の迷惑行為が問題になり、住民からの苦情も後を絶たない。市