広島電鉄(広島市中区)は今月、複数の車両が連なる電車で、運転士が1人で全ての扉を開閉する取り組みを市内の一部区間で始めた。車掌は運賃の回収など接客に専念し、サービスの強化につなげる。乗客が比較的少ない区間を中心に広げ、将来はワンマン化も視野に入れる。
広島県バス協会と広島電鉄(広島市中区)は5日、5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向けた運行計画を発表した。開催期間と前後1日を含む5月18~22日、路面電車と路線バスを運休や土日祝日ダイヤなどにして便数を減らす。高速バスは多くを運休する。大規模な交通規制や交通量の抑制に各社が対応する。(※記事の最後に路面電車とバスの運休予定の一覧があります) 広電の路面電車は西広島―広島港の3号線で運休を予定。18、22日はおおむね午前9時台から日赤病院前―広島港の運行を取りやめる。運休は18日が午後7時台まで、22日が午後3時台まで。19日は西広島―広島港の全区間で午前9時台から最終便まで運休。20、21日も全区間で始発からの数便を除き終日運休する。広島駅から広島港方面の1、5号線を含め、他の路線は土曜・休日ダイヤにする。 路線バスは広島市内に乗り入れる各社が休日ダイヤにする。広島バ
JR広島駅(広島市南区)の地下道南口改札の利用が18日、約2年半ぶりに再開した。駅ビル建て替えに伴って2020年9月から閉鎖していたが、一帯の地下工事が終了。カード型IC乗車券の専用改札として刷新した。地下道からエールエールA館など近くの商業施設に移動できることもあって、初日から多くの利用客が行き交った。
山口県岩国市などが出資する第三セクター錦川鉄道の錦川清流線が、沿線の人口減少や新型コロナウイルスの影響で厳しい経営を続けている。市は2023年度、廃線の可能性を含めて今後の在り方について検討に乗り出す。錦川清流線は市内の中山間地域と中心部を結び、市の方針次第では衰退が加速しかねないと地元で懸念が出ている。
ローカル線再生の先行地に学ぶシリーズの3回目は、兵庫県と岡山県を結ぶJR姫新(きしん)線を訪ねた。同線のうち兵庫県内の姫路―上月間(50・9キロ)では、沿線市町が中心となって利用促進運動「チャレンジ300万人乗車作戦」を展開。2009年度に年間238万人まで落ち込んでいた乗車人数が15~19年度には300万人を超え、ローカル線では珍しいV字回復として脚光を浴びた。成功の要因はどこにあるのか。沿線を歩いて探った。(馬場洋太) 本竜野駅(左上)を発車する姫新線の列車。駅近隣の農地は再開発で駐車場や宅地に生まれ変わり、鉄道利用の増加に一役買っている パーク&ライドに使える駐車場 再開発で一戸建て次々 国宝・姫路城を望む姫路駅の高架ホームから、姫新線の列車に乗り込む。広島県内の山陽線を走る新型車両にも似たステンレス製の気動車。芸備線を走る国鉄時代の車両と比べ、乗り心地も加速も良い。 新興団地や竹
山口県は2023年度、地方ローカル線を維持するため各路線の活性化に力を入れる。課題を把握する調査や観光目的の利用を促す取り組みに財政支援をし、企業や個人による「ローカル線応援団(仮称)」をつくってPR活動を展開する。
山口県は2023年度、地方ローカル線の維持に向け、鉄道の利用を活性化する事業を新たに展開する方針を固めた。県内には赤字の路線が多く、新型コロナウイルス禍でさらに収支が悪化している。利用者を増やす取り組みを支援し、路線を存続させたい考えだ。
バレンタインデー(14日)に合わせ、鉄道ファンの恋を応援します―。井原鉄道(岡山県井原市)など英語表記の頭文字が「IR(愛ある)」のローカル線4社が11日から、連携して「IR相思相愛入場券セット」を発売する。3月31日まで。
遮断機も警報機もない「第4種踏切」での重大事故を防ぐため、JR西日本は、通行者に横断前の一時停止を促すゲートの新設を進めている。2021年以降、中国地方では22年末までに7カ所に設置。これまで設置場所での事故は確認されていないという。同社は地元の理解を得ながら増設していく方針だ。 JR芸備線中三田駅(広島市安佐北区)構内の畑踏切では、22年5月にゲートを設けた。「左右かくにん おしてすすむ」と書かれたオレンジ色のバーが目を引く。バーは高さ約90センチの発泡スチロール製。歩行者や自転車利用者が押すと水平に動いてゲートが開き、数秒で自動的に元の位置に戻る。 JR西日本中国統括本部によると22年10月現在、
新山口駅(山口市)と益田駅(島根県益田市)を結ぶJR山口線が2023年4月1日、全線開通100周年を迎える。蒸気機関車(SL)からディーゼル車への転換、マイカー時代の到来…。山陽と山陰を結ぶ鉄路を取り巻く情勢は大きく変わった。山口市に残る「鉄道遺産」3カ所を巡り、歴史に重みに触れた。 【旧桂ケ谷貯水池堰堤】まるで城壁 小郡発展の契機 新山口駅から車で約10分。山の中で車を止めて数分歩くと、欧州の城壁のような建造物が見えてくる。1923年から55年ごろまで活躍した小型ダムだ。鉄路から離れた山中で、蒸気機関車(SL)の運行を支えてきた。 手すりや貯水塔が赤れんがで造られた旧桂ケ谷貯水池堰堤(ドローンから) 堤の長さ24メートル、高さ13メートル、幅3メートル。旧小郡町が水道水を供給するダムとして建設した。
広島市安芸区の住宅団地スカイレールタウンみどり坂独自の交通システム「スカイレール」の運行が2023年末に終了する見通しとなった。高台の団地と麓のJR瀬野駅を高架レールのゴンドラ型車両で行き来する団地のシンボルだが、運営会社は電気自動車(EV)の路線バスに切り替えることを決めた。なぜ運行断念に追い込まれたのか。住民にどんな影響が見込まれるのかを探った。
広島市が検討している路線バスの「上下分離方式」の概要が28日、分かった。路線バス事業の共同運営へ、市とバス事業者が新組織を創設。市が車両の購入などを補助し、新組織で共同運行や路線再編計画の立案を担う。地域の公共交通存続に向けた「広島モデル」として国の新たな財政支援を引き出し、早ければ2024年度から段階的に取り組みたい構えだ。 「競争」から「協調」へ軸足移し効率化 複数の関係者によると、市とバス事業者が新組織「協調・共創プラットフォーム」(仮称)を設立。新組織による路線バス用の電気自動車(EV)の購入やバス停・車庫の整備といった、事業者単独では投資しにくい
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