駅周辺の交通混雑による危険が長年課題だった毛呂山町下川原の東武越生線川角駅に、新たな改札口が設置されることが、1日までに東武鉄道などへの取材で分かった。改札口は下りホームに直結する南側に開設。東武鉄道は8月中にも着工し、2023年度内の利用開始を目指す。乗降に伴う動線が変わり、安全性が高まることが期待される。 東武鉄道によると、川角駅は22年度の1日平均で、1万2685人が乗降。越生線の駅では最も利用客が多い。ホームは上下2本あり、両ホームは渡線橋で連結。現在は北側の上りホーム坂戸駅寄り末端から出入りできる改札口1カ所があるだけだ。 駅周辺には複数の大学や高校があるため、利用客の大部分は学生や生徒、教職員らが占める。このうち、城西大学、城西短期大学、明海大学(以上、坂戸市)、日本医療科学大学(毛呂山町)は駅の南側に立地。町によると、4校の関係者約8500人が越生線で通学、通勤している。 朝