判決によりますと、大阪府箕面市の無職・太刀川誠被告(30)は、今年4月、大阪府茨木市のインターナショナルスクール「コリア国際学園」に侵入し、段ボールに火をつけて床を燃やしました。また、今年3月には、高槻市にある立憲民主党の辻元清美参院議員の事務所に侵入し、名簿などを盗もうとして未遂に終わりました。このほか、大阪市淀川区にある創価学会の施設の窓ガラスを壊すなどしました。 これまでの裁判で、太刀川被告は起訴内容を認め、動機については「在日韓国人らを日本から追い出したかった」などと話し、検察側は懲役3年を求刑、弁護側は執行猶予のついた判決を求めていました。 大阪地裁は8日の判決公判で、「SNSの書き込みを閲覧するうちに特定の政党や国が害悪をもたらすなどと考え嫌がらせのため犯行に及んだ」、「歪んだ正義感による独善的な犯行で酌量の余地はない」と言及しました。一方で「反省の言葉を述べ、一部示談が成立し