タグ

書評と**千葉敦子に関するmayumiuraのブックマーク (3)

  • 神への告発

    神への告発/箙田鶴子(えびらたずこ)のあらすじと読書感想文 「神への告発」の紹介 著者は、1934年の生まれです。日が真珠湾に停泊していたアメリカの太平洋艦隊を攻撃したのは、1941年です。ご存命ならば、70歳を越えている世代の人です。著者紹介文には、著者は、仮死状態で生まれて、脳性小児マヒになったことが書かれていました。背表紙には、『わずかに動く左足で綴った通哭の半生記』と書いてありました。「神への告発」は、仮死状態で生まれて、脳性小児マヒになった女性の回想という形になっています。しかし、著者は、「神への告発」が、真実を書いたルポルタージュの部類に入るなのか、あるいは、虚構を交えた世界を描いた創作の部類に入るなのかを、「神への告発」の中では書いていません。したがって、私には、「神への告発」に書かれている内容が、現実なのか虚構なのかは、わかりませんでした。 人間が文章を書く理由は、心

  • 文学にみる障害者像 箙田鶴子著『神への告発』

    箙田鶴子著『神への告発』―ある自画像― 加藤勝彦 この小説風に綴られた手記の時代背景は、昭和18年から47年まで、主人公「私」の9歳から37歳までであるが、終始一貫して「私」の心中を覗き込むことと、「私」を取り巻く者たちとの確執に作者は全精力を費やして社会への関心事には希薄であるが、「私」の置かれた境遇からは当然なことであった。 「香月理恵」と名乗る「私」の父は代々学者の血を継ぎ、彼も物理学者である。母も会津藩士白虎隊生き残りの祖をもち男爵を誇る家柄の人であり、東京帝国大学総長を一族から輩出し、彼女の父も物理学者である。また、東京都知事を務めた「私」の叔父も母方の人である。かくなる名門の家柄の次女(姉が1人いる)として「私」は生まれたが、「脳性小児マヒ」で、硬直性四肢マヒ、発声不明瞭、歩行不能、治療法なしといった最重度の身体的障害を負ってのスタートとなった。文中での「私」が発する言葉の端

  • 「BOOK ENDLESS」 

    mayumiura
    mayumiura 2009/09/28
    箙田鶴子『神への告発』書評
  • 1