2009年4月2日、ニューヨークの国連本部で自作の壁画を発表するオノ・ヨーコさん(オーティズム・スピークス提供・共同) 自閉症の国際支援団体「オーティズム・スピークス」は24日、来月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせ、故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさん(77)を初代の啓発大使に任命すると発表した。今月31日にニューヨークで任命式を行う予定。 自閉症をめぐっては、国連が設けた「啓発デー」をきっかけに米国などで支援活動が活発化。オーティズム・スピークスでは、活動に熱心なオノさんの大使起用で「支援の輪をさらに国際的に広げたい」としている。 オノさんは昨年の啓発デーには、自ら制作した「壁画」を国連本部で発表、破片をインターネット競売に掛け、売上金6万ドル(約550万円)以上を寄付した。 国連によると、自閉症は先天的な脳の機能障害とされ、発達障害の一つ。(共同)