UNITT (大学技術移転協議会) アニュアルカンファレンス 2023 の講演資料を基にした、研究所向け & 技術起点のスタートアップ向けの資料です。『標準化』に関するセッションだったため、ルールメイキング等についても言及しています。
2017年の画期的な研究論文「Attention Is All You Need」で、Google は、テキストや画像データ間の連続した関係や深い意味を強力なニューラルネットワークで学習する、つまり AI をより本物の「人」に近づける言語モデル「Transformer」を紹介した。 Image credit: Google 2017年、Google は画期的な論文「Attention Is All You Need」を発表し、今日の AI トレンドの基礎を築いた。 Transformer の最も重要なブレークスルーは、言語モデルの運用フローとは別に、多くの処理作業を同時に行うことでコンピューティングパワーを利用できるようにする「並列化」だ。スタンフォード大学の研究者は2021年の論文で、「AI 分野のパラダイムシフトを促すだけでなく、AI で何が可能かという想像力を広げる」と、Transf
核融合発電の実現に向けて企業の参入が増える。画像は国際プロジェクトで建設する核融合実験炉のイメージ(出所:ITER Organization) 核融合発電の商用化に向けて産業界の動きが活発化している。各国政府主導の研究プロジェクトが進んでいるほか、近年は核融合発電関連のスタートアップの起業が相次いでいる。基礎研究の進展で商用化が視野に入ってきたことで、企業の参入や開発がさらに加速しそうだ。 核融合は「地上の太陽」とも形容される次世代のエネルギー技術だ。1gの燃料で石油8トン分に相当する膨大なエネルギーを得られるとされ、実現すれば世界が抱えるエネルギー問題を一挙に解決できる可能性がある。発電への応用は2050年以降になると見られていたが、企業の参入が増えたことで実現時期が「2030年代後半から2040年代に早まるのでは」との期待が高まっている。 この動きを後押ししているのは、スタートアップの
抗老化研究の進展を背景に、成果の社会実装を図る老化制御ビジネスに注目が集まっている。世界の先頭を走るのは米国とされ、米グーグルが設立したキャリコ(Calico)などが知られているが、実態は掴みづらいのが実情だ。世界の老化ビジネスは、今どんな状況にあるのだろう。米国の老化ベンチャー事情に詳しい慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室の早野元詞特任講師、創薬/バイオベンチャーの事業化支援などを手掛けるサイネス合同会社の三品聡範CEO、投資支援を行うINCJベンチャー・グロース投資グループの平野徳士アソシエイトの3氏による「特別リポート」を紹介しよう。 投資家の期待が高い老化制御ビジネス 近年、老化制御ビジネスが世界で注目を集めている。その背景として、(1)老化研究によって健康寿命の延伸や予測が可能なことを示すエビデンスが充実してきたこと、(2)米国を中心とするバイオテック業界の活性化、(3)高齢社
東大発のバイオベンチャー企業テラが、2022年8月5日東京地方裁判所から破産手続き開始決定を受けました。負債総額は1億8765万円。上場企業の倒産はゲーム販売店「トップボーイ」の経営などを行っていたNuts以来で、およそ2年ぶり。 テラは2022年12月期の売上高が2700万円ほどで、6億3900万円の純損失を計上していました。不祥事が続いたテラは金融機関などからの資金の道が閉ざされ、破産を余儀なくされました。テラは本業での稼ぎがないに等しく、上場後は増資を繰り返して資金を得る“株券印刷業”と揶揄されていました。それが数奇な運命を呼び寄せることになります。 赤字企業でも上場しやすい証券市場が創設 テラは2004年6月設立。がん免疫療法のひとつである「樹状細胞ワクチン療法」を中心に、化学療法や放射線療法を組み合わせて、効率的にがん細胞を攻撃する「アイマックスがん治療」を契約医療機関に提供して
「過去に見たことがないスピードで成長」1年でARR20億円のSaaS、成長の要因を聞く(1/4 ページ) 「SaaSとして過去に見たことがないスピードで成長をしている 」 P.A.I.(パーソナル人工知能)開発を行うオルツ社(東京都港区)が提供する会議議事録の自動文字起こしツール「AI GIJIROKU(AI議事録)」の売上成長を見た投資家は、製品の爆発的な拡販スピードに驚きを隠せなかった。 AI insideやPKSHA Technologyなど独自に培ったAI技術をSaaSプロダクトとして展開し、成長を遂げる企業が増えている。パーソナル人工知能の研究開発に注力してきたオルツもまたSaaSモデルのプロダクトを2021年にリリースした。 その実績は、わずか1年で"導入社数3000社"、"ARR20億円"といった通常のSaaSスタートアップとは比べ物にならない程のスピード感だ。 同社の代表を
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